ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第10話 神秘の象徴
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「ここから少し歩く、はぐれずについて来い」
カヤノは灯りを付け終わると先導する。
彼女は真っ直ぐな道、分かれ道、地下水の面している道など色々な場所を通って行った。
「ちょっと・・・まだなの!?」
ヒールで歩いていたイングリットには少々辛い道のようだ。
「辛いのなら残ればいい」
「冗談じゃないわ!私がもらう悪魔の実なのよ!!置いて行かれるなんて絶対嫌よ!!」
「ったく」
そこでバーグマンがイングリットを抱きかかえた。
「これで進めんだろ?」
「いや~ん♡ダーリン、大好き♡」
「・・・・・」
無表情のまま先に進むカヤノ。
どれ程、過ぎただろうか・・・、地下通路を移動してしばらく経つと急に開けた場所に出た。
「ついた」
「え!?」
「ここが悪魔の実を安置している場所だ」
その言葉にイングリットもマルランも大興奮だ。
「やっとやっとなのね!!どこにあるのよ!その悪魔の実は!!」
バーグマンから降りたイングリットがカヤノに掴みかかる。
彼女はスッと天井の穴から射しこまれている光が当たる位置にある二つのガラスケースを指した。
ガラスケースにはそれぞれ『ソノソノの実』、『リエリエの実』と文字が刻まれていた。
「ソノソノの実!私の悪魔の実よ!!ついに見つけたわ!!」
「リエリエの実っ!!これを求めての二年間っ!!長かったぞ!!」
二人は真っ先にケースに向かって走り出した。
「こんなところにあったとは、俺たちが独自に調べても分からなかったわけだ。
何しろ島の人間が『神の象徴』と呼び、伝承でしかその存在が出てくることのなかった代物だ」
ようやく目の前に見えた悪魔の実に嬉しそうなバーグマン。
「私がソノソノの実をもらうわ!アンタは引っ込んでなさいよね!」
「奇遇だな、私はリエリエの実の方が欲しかったのだ、途中で欲しいと言ってもやらんからな!」
バチバチと器用に走りながら睨んでいた二人はようやくガラスケースに辿り付いた。
「はあ、はあ・・・うふふ!さて、さっさと頂いちゃいましょう!」
ガラスケースに手をかけようとした時、二人の表情が真っ青になった。
「な、何だ!?これは!!」
「?」
二人の異変にバーグマンも気づく。
「どうした?」
「どうしたもこうしたもないわ!!何なのよ、これ!!」
二人が驚くのも無理はない、ガラスケースの中に入っていたのは二人の欲しがっていた悪魔の実の石像だったのだから。
バーグマンもそれを間近で見て確かめ、目つきを強める。
「これはどういうことだ?カヤノ」
案内人であるカヤノを睨みつける。
「何が?」
「俺たちをおちょっくってんのか?何でソノソノの実とリエリエの実の石像なんかがここにあるんだ?」
「そうよ!本体は・・・悪魔の実の本体はどこよ!!」
「私はお前たちの希望通りに『悪魔の実の安置場所に案内した』だけだ。
だが、そこに悪魔の実の本体が安置されているなど一言も言っていない」
「このっ・・・!ヘリクツを!!」
イングリットとマルランの目元や米神が引くつく、バーグマンの眉間の皺も倍増だ。
「テメー・・・こんなことしてタダで済むと思ってんのか?」
ドスの利いた声を出すバーグマン。
「済むわけがないのは重々承知だ、だから彼らにここで待ってもらっていた」
「何?」
その言葉を合図にバーグマンの顔に強い衝撃が奔った。
カヤノは灯りを付け終わると先導する。
彼女は真っ直ぐな道、分かれ道、地下水の面している道など色々な場所を通って行った。
「ちょっと・・・まだなの!?」
ヒールで歩いていたイングリットには少々辛い道のようだ。
「辛いのなら残ればいい」
「冗談じゃないわ!私がもらう悪魔の実なのよ!!置いて行かれるなんて絶対嫌よ!!」
「ったく」
そこでバーグマンがイングリットを抱きかかえた。
「これで進めんだろ?」
「いや~ん♡ダーリン、大好き♡」
「・・・・・」
無表情のまま先に進むカヤノ。
どれ程、過ぎただろうか・・・、地下通路を移動してしばらく経つと急に開けた場所に出た。
「ついた」
「え!?」
「ここが悪魔の実を安置している場所だ」
その言葉にイングリットもマルランも大興奮だ。
「やっとやっとなのね!!どこにあるのよ!その悪魔の実は!!」
バーグマンから降りたイングリットがカヤノに掴みかかる。
彼女はスッと天井の穴から射しこまれている光が当たる位置にある二つのガラスケースを指した。
ガラスケースにはそれぞれ『ソノソノの実』、『リエリエの実』と文字が刻まれていた。
「ソノソノの実!私の悪魔の実よ!!ついに見つけたわ!!」
「リエリエの実っ!!これを求めての二年間っ!!長かったぞ!!」
二人は真っ先にケースに向かって走り出した。
「こんなところにあったとは、俺たちが独自に調べても分からなかったわけだ。
何しろ島の人間が『神の象徴』と呼び、伝承でしかその存在が出てくることのなかった代物だ」
ようやく目の前に見えた悪魔の実に嬉しそうなバーグマン。
「私がソノソノの実をもらうわ!アンタは引っ込んでなさいよね!」
「奇遇だな、私はリエリエの実の方が欲しかったのだ、途中で欲しいと言ってもやらんからな!」
バチバチと器用に走りながら睨んでいた二人はようやくガラスケースに辿り付いた。
「はあ、はあ・・・うふふ!さて、さっさと頂いちゃいましょう!」
ガラスケースに手をかけようとした時、二人の表情が真っ青になった。
「な、何だ!?これは!!」
「?」
二人の異変にバーグマンも気づく。
「どうした?」
「どうしたもこうしたもないわ!!何なのよ、これ!!」
二人が驚くのも無理はない、ガラスケースの中に入っていたのは二人の欲しがっていた悪魔の実の石像だったのだから。
バーグマンもそれを間近で見て確かめ、目つきを強める。
「これはどういうことだ?カヤノ」
案内人であるカヤノを睨みつける。
「何が?」
「俺たちをおちょっくってんのか?何でソノソノの実とリエリエの実の石像なんかがここにあるんだ?」
「そうよ!本体は・・・悪魔の実の本体はどこよ!!」
「私はお前たちの希望通りに『悪魔の実の安置場所に案内した』だけだ。
だが、そこに悪魔の実の本体が安置されているなど一言も言っていない」
「このっ・・・!ヘリクツを!!」
イングリットとマルランの目元や米神が引くつく、バーグマンの眉間の皺も倍増だ。
「テメー・・・こんなことしてタダで済むと思ってんのか?」
ドスの利いた声を出すバーグマン。
「済むわけがないのは重々承知だ、だから彼らにここで待ってもらっていた」
「何?」
その言葉を合図にバーグマンの顔に強い衝撃が奔った。