ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第9話 強行
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「今、何をすればいいのかはわかるだろう?この島の住人が傷ついて一番心を痛めるのは誰だ?」
「っ・・・」
ツラナギもそのことは十分に分かっているつもりだ。
「・・・・わかりました、俺も団員数名を連れてカヤノさんに知らせてきます」
「それでいい」
ハヤアキは歩き出すがその背中を呼び止めるツラナギ。
「早まったりはしないでくださいね」
「・・・・・」
「あなたも彼女が大事にしている『島の民』なんですから」
「・・・・おう」
そこで二人は別れた。
――――――――――――――
ツラナギは団員数人を連れてすぐに一味のいる隠れ家に向かった。
「ツラナギじゃねぇか!どうしたんだ?一体?」
見張りを交代していたウソップ、ツラナギの切羽詰まった表情に何かを察したようだ。
「はあ、はあ・・・カヤノさんは奥ですかっ・・・?」
「あ、ああ、ルフィと一緒に話してるが・・・あ、おい!」
居場所を聞き出したツラナギはズンズンに中に入って行く。
「ん?ツラナギ、どうした?」
今後の動きの話し合いをしていたルフィたちとカヤノ、ツラナギの存在に気付いていち早くルフィが声をかけた。
「ルフィさん、カヤノさん、ヤツらが動きました」
「!」
一瞬、顔を強張らせるが平常心を保ちつつ、聞き返すカヤノ。
「どういうこと?」
「・・・・先ほど、第二研究棟がヤツらに襲われました。
研究棟には火が着けられ、今も燃え続けています。風に乗って人の悲鳴も聞こえて来たので怪我人負傷者もいることが推測されます」
淡々と説明するツラナギ、平常心を崩さないように聞いているカヤノだったが拳を強く握り締め過ぎて血が滴っている。
「今、ハヤアキさんが団員数名を連れて偵察及び、救援に向かいました。
僕はハヤアキさんからあなたに現状報告をするように言い使ってきました」
「わかった・・・ありがとう」
そう言うと彼女は刀を掴んだ。
「皆さん、話の途中ですがすぐに実行に移します。臨機応変、柔軟な対応が求められますがそれは皆様にお任せしたいと思います」
バーグマンたちが動き出した以上、島の人間に危害が加えられる、最悪の場合殺されてしまう。それは何としても防がなくては。
「チョッパーさん、ウソップさん、ナミさん、それからフランキーさんは第二研究棟へ救援に向かってください、団員に案内させます」
「お、俺たちがか?」
「はい第二研究棟は薬学を研究している場所です、できるだけ生き残った研究員たちを助けてもらいたいんです。
そしてナミさんとフランキーさんはハヤアキのサポートをお願いしたいです。
サイボーグの体を持つフランキーさんと天候を操れるナミさんならばきっと心強い助けになってくれると思います」
「俺はどうするんだ?」
「ウソップさんはチョッパーさんの護衛をお願いします、小柄なチョッパーさんでは怪我人を運ぶのにも一苦労でしょうから」
「そういうことは!よっし、任せておけ!」
鼻息荒く『大船に乗ったつもりでいろ』といったような態度のウソップ。
そして残ったルフィ、ゾロ、サンジ、ロビンを見るカヤノ。
「あなた方にはとある場所で待機していただきます」
「とある場所?」
肩から下げていたバッグから本を二冊取り出すとロビンに渡した。
「こ、これは・・・」
本と言っても薄いノートに穴を入れ紐で通し何冊も何冊も重ねて分厚くしたものだ。
「っ・・・」
ツラナギもそのことは十分に分かっているつもりだ。
「・・・・わかりました、俺も団員数名を連れてカヤノさんに知らせてきます」
「それでいい」
ハヤアキは歩き出すがその背中を呼び止めるツラナギ。
「早まったりはしないでくださいね」
「・・・・・」
「あなたも彼女が大事にしている『島の民』なんですから」
「・・・・おう」
そこで二人は別れた。
――――――――――――――
ツラナギは団員数人を連れてすぐに一味のいる隠れ家に向かった。
「ツラナギじゃねぇか!どうしたんだ?一体?」
見張りを交代していたウソップ、ツラナギの切羽詰まった表情に何かを察したようだ。
「はあ、はあ・・・カヤノさんは奥ですかっ・・・?」
「あ、ああ、ルフィと一緒に話してるが・・・あ、おい!」
居場所を聞き出したツラナギはズンズンに中に入って行く。
「ん?ツラナギ、どうした?」
今後の動きの話し合いをしていたルフィたちとカヤノ、ツラナギの存在に気付いていち早くルフィが声をかけた。
「ルフィさん、カヤノさん、ヤツらが動きました」
「!」
一瞬、顔を強張らせるが平常心を保ちつつ、聞き返すカヤノ。
「どういうこと?」
「・・・・先ほど、第二研究棟がヤツらに襲われました。
研究棟には火が着けられ、今も燃え続けています。風に乗って人の悲鳴も聞こえて来たので怪我人負傷者もいることが推測されます」
淡々と説明するツラナギ、平常心を崩さないように聞いているカヤノだったが拳を強く握り締め過ぎて血が滴っている。
「今、ハヤアキさんが団員数名を連れて偵察及び、救援に向かいました。
僕はハヤアキさんからあなたに現状報告をするように言い使ってきました」
「わかった・・・ありがとう」
そう言うと彼女は刀を掴んだ。
「皆さん、話の途中ですがすぐに実行に移します。臨機応変、柔軟な対応が求められますがそれは皆様にお任せしたいと思います」
バーグマンたちが動き出した以上、島の人間に危害が加えられる、最悪の場合殺されてしまう。それは何としても防がなくては。
「チョッパーさん、ウソップさん、ナミさん、それからフランキーさんは第二研究棟へ救援に向かってください、団員に案内させます」
「お、俺たちがか?」
「はい第二研究棟は薬学を研究している場所です、できるだけ生き残った研究員たちを助けてもらいたいんです。
そしてナミさんとフランキーさんはハヤアキのサポートをお願いしたいです。
サイボーグの体を持つフランキーさんと天候を操れるナミさんならばきっと心強い助けになってくれると思います」
「俺はどうするんだ?」
「ウソップさんはチョッパーさんの護衛をお願いします、小柄なチョッパーさんでは怪我人を運ぶのにも一苦労でしょうから」
「そういうことは!よっし、任せておけ!」
鼻息荒く『大船に乗ったつもりでいろ』といったような態度のウソップ。
そして残ったルフィ、ゾロ、サンジ、ロビンを見るカヤノ。
「あなた方にはとある場所で待機していただきます」
「とある場所?」
肩から下げていたバッグから本を二冊取り出すとロビンに渡した。
「こ、これは・・・」
本と言っても薄いノートに穴を入れ紐で通し何冊も何冊も重ねて分厚くしたものだ。