ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第8話 前触れ
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「じゃあ、俺がこいつ倒したい!」
『おいっ!!』
軽く名乗り出るルフィの頭を一味の男連中が叩く。
「何だよー、痛ぇな」
「お前な!そんな狩りみたいなノリで言うなよ!!こいつ船長なんだぞ!?頭なんだぞ!?カヤノの説明聞いてたよな!?」
「え?ああ、もちろん」
「だったらもう少し考えろよ!お前、相手の能力は殺傷能力が高いって言ってたろうが!!
お前ゴムなんだぞ!刃物はゴムを突き抜けんだぞ!!」
ウソップがルフィの肩をガクガク言わせながら叫んでいる。
「そうだぞルフィ!弾丸とはワケが違うんだぞ!?」
「そんなもん斬られる前にやっつけちまえばいいだろう?」
「「そういうことじゃねえぇ!!」」
チョッパーも加勢して必死に説得してもこの状態。
「・・・・・・・」
目の前で繰り広げられている問答を見て一抹の不安を覚えたカヤノ。
しかし言わせたままにするわけにもいかない。
「まあまあ、ルフィさん」
そう言って彼女はルフィの持っている手配書を取り戻す。
「強い相手と戦いたいという気持ちも分かりますが闘いにおいてはそう簡単に目当ての相手とまみえることはできません。
ここは『誰に当たってもいいように』と考えて他のメンバーの情報も頭に入れておいてください」
「ちぇっ・・・」
つまらなそうに膨れるルフィ。
「話はひとまずここまでにしましょう、ルフィさん、サンジさん、ゾロさんは回復して間もないんですから。今しばらく休んでください」
そう言って彼女は洞窟の入り口へと向かった。
「どこに行くんだ?」
「どこにも・・・見張りですよ、皆さんは休んでいてください」
その後、一味はアワの届けてくれた食材で調理をすることにした。サンジの怪我のこともあるのでナミやロビンが手伝いに入り、完成させる。
「おい、コック。もう一人分よこせ」
ゾロはもう動き回れるらしい、驚くべき回復力だ。
自分の分の器を片手に持ち、もう片方の手を上下に振って『よこせ』と言ってくる。
「ああ?テメー、病み上がりだからっていきなり二人分も食う気か!?」
「あいつの分だ」
カチンときたサンジが言い返すもゾロがクイッと入り口側を見たので誰の事かはわかったようだ。
「ああ、そういうことね」
察したサンジはもう一つ器を出して料理をよそう。
「ほれ」
「サンキュ」
ゾロは器を持ってカヤノのいる場所に向かった。
「おい」
「?」
「メシだ、食えよ」
「え?」
ゾロが器を差し出してきたのできょとんとしている。
「大丈夫だ、毒なんざ入ってねーよ。あいつは女にそんなことはしねーからな」
「あ、いいえ、そうではなくて・・・」
「?」
「私の分まで作ってくれたのが、その意外だったというか・・・」
歯切れ悪そうに言う彼女にゾロは苦笑した。
『おいっ!!』
軽く名乗り出るルフィの頭を一味の男連中が叩く。
「何だよー、痛ぇな」
「お前な!そんな狩りみたいなノリで言うなよ!!こいつ船長なんだぞ!?頭なんだぞ!?カヤノの説明聞いてたよな!?」
「え?ああ、もちろん」
「だったらもう少し考えろよ!お前、相手の能力は殺傷能力が高いって言ってたろうが!!
お前ゴムなんだぞ!刃物はゴムを突き抜けんだぞ!!」
ウソップがルフィの肩をガクガク言わせながら叫んでいる。
「そうだぞルフィ!弾丸とはワケが違うんだぞ!?」
「そんなもん斬られる前にやっつけちまえばいいだろう?」
「「そういうことじゃねえぇ!!」」
チョッパーも加勢して必死に説得してもこの状態。
「・・・・・・・」
目の前で繰り広げられている問答を見て一抹の不安を覚えたカヤノ。
しかし言わせたままにするわけにもいかない。
「まあまあ、ルフィさん」
そう言って彼女はルフィの持っている手配書を取り戻す。
「強い相手と戦いたいという気持ちも分かりますが闘いにおいてはそう簡単に目当ての相手とまみえることはできません。
ここは『誰に当たってもいいように』と考えて他のメンバーの情報も頭に入れておいてください」
「ちぇっ・・・」
つまらなそうに膨れるルフィ。
「話はひとまずここまでにしましょう、ルフィさん、サンジさん、ゾロさんは回復して間もないんですから。今しばらく休んでください」
そう言って彼女は洞窟の入り口へと向かった。
「どこに行くんだ?」
「どこにも・・・見張りですよ、皆さんは休んでいてください」
その後、一味はアワの届けてくれた食材で調理をすることにした。サンジの怪我のこともあるのでナミやロビンが手伝いに入り、完成させる。
「おい、コック。もう一人分よこせ」
ゾロはもう動き回れるらしい、驚くべき回復力だ。
自分の分の器を片手に持ち、もう片方の手を上下に振って『よこせ』と言ってくる。
「ああ?テメー、病み上がりだからっていきなり二人分も食う気か!?」
「あいつの分だ」
カチンときたサンジが言い返すもゾロがクイッと入り口側を見たので誰の事かはわかったようだ。
「ああ、そういうことね」
察したサンジはもう一つ器を出して料理をよそう。
「ほれ」
「サンキュ」
ゾロは器を持ってカヤノのいる場所に向かった。
「おい」
「?」
「メシだ、食えよ」
「え?」
ゾロが器を差し出してきたのできょとんとしている。
「大丈夫だ、毒なんざ入ってねーよ。あいつは女にそんなことはしねーからな」
「あ、いいえ、そうではなくて・・・」
「?」
「私の分まで作ってくれたのが、その意外だったというか・・・」
歯切れ悪そうに言う彼女にゾロは苦笑した。