ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第8話 前触れ
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「マルメゾン!」
「マルランか・・・」
包帯を体にグルグル巻き、まさに負傷絶頂と言わんばかりのマルランが副船長のマルメゾンの部屋に入り込んできた。
「随分とやられたな?」
「これはカヤノにやられたんだ!もう私は我慢できん!!」
マルメゾンが寛いでいるソファの前にあるテーブルに両手を叩きつけるマルラン。
「あんな小娘にこれ以上好き勝手されるのは、もう我慢ができん!!
いくら収益をこちらに寄こしていても、悪魔の実の調査に協力しているとしても、今のあいつは調子に乗り過ぎている!!」
ダンダンとテーブルを叩き出す。
「おいおい、俺のお気に入りのテーブルを壊す気か?」
マルメゾンの部屋の家具は全て彼が素材からデザインまでこだわって作らせた特注品だ、カラーもホワイトが中心だ。
「蝶たちも怯えてるじゃないか、そろそろうるさくしないでもらおうか」
彼がひと睨みすると呆気なく大人しくなるマルラン。
「し、しかし私はっ・・・」
「わかっている」
一際白く美しい蝶と指先で戯れながら言うマルメゾン。
「俺もあの小娘に組織の中で好きに動かれるのには限界だ、そろそろ頃合いかもしれんな・・・強行手段だ。
カヤノも少し手荒にされれば動かざるを得ないだろうよ」
綺麗な金髪をかき上げてソファから立ち上がるマルメゾン。
彼はある部屋へと向かうために自室を出て行った。
―――――――――――――――
「事情は分かった、だけど俺の大切な仲間を傷つけたお前を簡単に許すことはできない」
「当然です、ですが私から一つお願いをしてもよろしいですか?」
「ん?」
ルフィが首を傾げる。
「あなた方に棘海賊団を倒すための協力を正式に頼みたいんです。
島の警護団の力は以前よりも向上していますが、いまいち決め手がありません。
この島の悪魔の実の調査に関してもすぐに場所が分からない様に私自身が報告を少しずつズラして伝えています」
「なるほどな、かなり進んでいる調査に対して情報を小出しにして時間稼ぎをしているわけか」
「その通りです。でもそれも約二年、このままではヤツらの要求が過剰になり、島民たちが飢えてしまう。
私はそれを何としても阻止したい、そんな時にあなたたちがこの島に来てくれたんです。
お願いします、ルフィさん、皆さん。私たちに力を貸してください。
あなた方にした非礼の数々は全てが終わった後に必ず償わせていただきます」
カヤノはまた頭を深く下げた、すると今度はハヤアキとツラナギも共に頭を下げた。
今この島の未来を背負う若者たちの覚悟を見た瞬間だった。
「・・・・・・」
「どうすんだ?ルフィ」
頭を下げている三人をじっと見ているルフィと返答を仰ぐウソップ。
ルフィと同じく様子を見ているゾロ、ナミ、フランキー、ロビン。タバコに火を着けて一服するサンジ、ソワソワと落ち着かないチョッパー。
「カヤノ」
「・・・・・」
「『必ず償う』って言ったな?本当だな?」
「はい・・・」
「よし、じゃあ協力する」
「!」
もう少し渋ると思っていたのにすんなり答えが返ってきた。
「マルランか・・・」
包帯を体にグルグル巻き、まさに負傷絶頂と言わんばかりのマルランが副船長のマルメゾンの部屋に入り込んできた。
「随分とやられたな?」
「これはカヤノにやられたんだ!もう私は我慢できん!!」
マルメゾンが寛いでいるソファの前にあるテーブルに両手を叩きつけるマルラン。
「あんな小娘にこれ以上好き勝手されるのは、もう我慢ができん!!
いくら収益をこちらに寄こしていても、悪魔の実の調査に協力しているとしても、今のあいつは調子に乗り過ぎている!!」
ダンダンとテーブルを叩き出す。
「おいおい、俺のお気に入りのテーブルを壊す気か?」
マルメゾンの部屋の家具は全て彼が素材からデザインまでこだわって作らせた特注品だ、カラーもホワイトが中心だ。
「蝶たちも怯えてるじゃないか、そろそろうるさくしないでもらおうか」
彼がひと睨みすると呆気なく大人しくなるマルラン。
「し、しかし私はっ・・・」
「わかっている」
一際白く美しい蝶と指先で戯れながら言うマルメゾン。
「俺もあの小娘に組織の中で好きに動かれるのには限界だ、そろそろ頃合いかもしれんな・・・強行手段だ。
カヤノも少し手荒にされれば動かざるを得ないだろうよ」
綺麗な金髪をかき上げてソファから立ち上がるマルメゾン。
彼はある部屋へと向かうために自室を出て行った。
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「事情は分かった、だけど俺の大切な仲間を傷つけたお前を簡単に許すことはできない」
「当然です、ですが私から一つお願いをしてもよろしいですか?」
「ん?」
ルフィが首を傾げる。
「あなた方に棘海賊団を倒すための協力を正式に頼みたいんです。
島の警護団の力は以前よりも向上していますが、いまいち決め手がありません。
この島の悪魔の実の調査に関してもすぐに場所が分からない様に私自身が報告を少しずつズラして伝えています」
「なるほどな、かなり進んでいる調査に対して情報を小出しにして時間稼ぎをしているわけか」
「その通りです。でもそれも約二年、このままではヤツらの要求が過剰になり、島民たちが飢えてしまう。
私はそれを何としても阻止したい、そんな時にあなたたちがこの島に来てくれたんです。
お願いします、ルフィさん、皆さん。私たちに力を貸してください。
あなた方にした非礼の数々は全てが終わった後に必ず償わせていただきます」
カヤノはまた頭を深く下げた、すると今度はハヤアキとツラナギも共に頭を下げた。
今この島の未来を背負う若者たちの覚悟を見た瞬間だった。
「・・・・・・」
「どうすんだ?ルフィ」
頭を下げている三人をじっと見ているルフィと返答を仰ぐウソップ。
ルフィと同じく様子を見ているゾロ、ナミ、フランキー、ロビン。タバコに火を着けて一服するサンジ、ソワソワと落ち着かないチョッパー。
「カヤノ」
「・・・・・」
「『必ず償う』って言ったな?本当だな?」
「はい・・・」
「よし、じゃあ協力する」
「!」
もう少し渋ると思っていたのにすんなり答えが返ってきた。