ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第7話 恩人
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「お、お前ら!これはどういうことだ!?何のつもりだ!!」
青バラを引き込んだ二人にフランキーが拳を握り締めて怒りを露にする、やはりこいつらは敵と繋がっていたのかと・・・。
「待って!」
するとアワが一味とハヤアキたちの間に立つ。
「アワ?」
「違うの!この人は・・・カヤノお姉ちゃんは私たちの味方なの!」
「アワ、どういうこと?」
必死の両者の間で踏ん張るアワを見てロビンが問いかける。
「マルランやトーマスが襲ってきた時もお姉ちゃんは私を助けるために入って来てくれたの!ナミさんもみんなもあれ以上戦わせたくなかったから少し手荒なことをしただけなの!」
何が何だかさっぱりわからない一味。
「皆さん、最初にお伝えした通り驚きも怒りも最もだと思います。
でもこちらの話も聞いてください、この人は前にも言ったように僕たちの味方です」
「そう言われてもよー・・・」
「ツラナギ、いいよ。そう迷われても仕方がないことだもん」
「カヤノさん・・・」
腰の刀を持つカヤノ、警戒する一味だが彼女はそのまま刀を収めたまま抜いた。
そして地面に刀を置いたかと思うと両膝を付いて深々と頭を下げた。
麦わらの一味全員が驚愕する、青バラが土下座をしているのだから。
「こんなことであなたたちにしたことが許されるとは思っていません、こちらの事情にも巻き込んでしまった・・・本当にごめんなさい」
頭を地面に擦り付けながら謝罪するカヤノ。
「・・・フランキー、手貸してくれ」
フランキーは声をかけられるとルフィを掴んで連れて来る。
「おい、お前」
「・・・・・」
「一体何者なんだ?何のためにこんなことをしてるんだ?」
ルフィの問いにやっと彼女は頭を上げた。
「私の名はカヤノ、元々は彦名島の人間です」
「なっ・・・」
棘海賊団の幹部が自分たちの危機を救ったということにも驚いているのに、その幹部が彦名島の人間とは。
「どうして俺たちを助けた?」
「・・・・・・」
「そのことについてはこの島の過去について触れなければなりませんね」
彼女は静かに語り始めた。
「事の始まりは二年前―――・・・・、棘海賊団がこの島に来たことで私たち島の人間の生活が変わりました」
彦名島は三十数年前まで古代文書の研究、薬学の研究、その他水源による生産物で生計を立てていた。
もちろんその生活を脅かす連中も度々訪れていた、武力において流派も何もなかった彦名島だがそれでも地形を利用して撃退していた、いわゆるゲリラ戦だ。
数では劣るが地形においては侵入者よりも知識は豊富、そこをうまく活用していた。
しかしそれも長く続かないことは島の人間も気づいていた、そう考えていた時に現れたのだ。あの男が・・・。
「あの男?」
「フツヌシ、三十数年前にこの島にやって来て俺たちが所属するこの警護団を創立した剣豪だ」
「剣豪だと?」
話を聞くために寝床から起き上がったゾロやサンジも聞き耳を立てている。
「フツヌシさんがこの島に来て、永住してくれたおかげでこの島の戦闘能力は急激に上がりました。僕たち付け焼刃の島民に一から武術を仕込んでくれて、警護団創立後、二十数年に渡りこの島を守り抜いてくれたんです」
「そしてこのカヤノの父親でもある」
「「えええぇぇ~~~!!??父親!?」」
それならばカヤノが武術に優れているのにも納得だ。
青バラを引き込んだ二人にフランキーが拳を握り締めて怒りを露にする、やはりこいつらは敵と繋がっていたのかと・・・。
「待って!」
するとアワが一味とハヤアキたちの間に立つ。
「アワ?」
「違うの!この人は・・・カヤノお姉ちゃんは私たちの味方なの!」
「アワ、どういうこと?」
必死の両者の間で踏ん張るアワを見てロビンが問いかける。
「マルランやトーマスが襲ってきた時もお姉ちゃんは私を助けるために入って来てくれたの!ナミさんもみんなもあれ以上戦わせたくなかったから少し手荒なことをしただけなの!」
何が何だかさっぱりわからない一味。
「皆さん、最初にお伝えした通り驚きも怒りも最もだと思います。
でもこちらの話も聞いてください、この人は前にも言ったように僕たちの味方です」
「そう言われてもよー・・・」
「ツラナギ、いいよ。そう迷われても仕方がないことだもん」
「カヤノさん・・・」
腰の刀を持つカヤノ、警戒する一味だが彼女はそのまま刀を収めたまま抜いた。
そして地面に刀を置いたかと思うと両膝を付いて深々と頭を下げた。
麦わらの一味全員が驚愕する、青バラが土下座をしているのだから。
「こんなことであなたたちにしたことが許されるとは思っていません、こちらの事情にも巻き込んでしまった・・・本当にごめんなさい」
頭を地面に擦り付けながら謝罪するカヤノ。
「・・・フランキー、手貸してくれ」
フランキーは声をかけられるとルフィを掴んで連れて来る。
「おい、お前」
「・・・・・」
「一体何者なんだ?何のためにこんなことをしてるんだ?」
ルフィの問いにやっと彼女は頭を上げた。
「私の名はカヤノ、元々は彦名島の人間です」
「なっ・・・」
棘海賊団の幹部が自分たちの危機を救ったということにも驚いているのに、その幹部が彦名島の人間とは。
「どうして俺たちを助けた?」
「・・・・・・」
「そのことについてはこの島の過去について触れなければなりませんね」
彼女は静かに語り始めた。
「事の始まりは二年前―――・・・・、棘海賊団がこの島に来たことで私たち島の人間の生活が変わりました」
彦名島は三十数年前まで古代文書の研究、薬学の研究、その他水源による生産物で生計を立てていた。
もちろんその生活を脅かす連中も度々訪れていた、武力において流派も何もなかった彦名島だがそれでも地形を利用して撃退していた、いわゆるゲリラ戦だ。
数では劣るが地形においては侵入者よりも知識は豊富、そこをうまく活用していた。
しかしそれも長く続かないことは島の人間も気づいていた、そう考えていた時に現れたのだ。あの男が・・・。
「あの男?」
「フツヌシ、三十数年前にこの島にやって来て俺たちが所属するこの警護団を創立した剣豪だ」
「剣豪だと?」
話を聞くために寝床から起き上がったゾロやサンジも聞き耳を立てている。
「フツヌシさんがこの島に来て、永住してくれたおかげでこの島の戦闘能力は急激に上がりました。僕たち付け焼刃の島民に一から武術を仕込んでくれて、警護団創立後、二十数年に渡りこの島を守り抜いてくれたんです」
「そしてこのカヤノの父親でもある」
「「えええぇぇ~~~!!??父親!?」」
それならばカヤノが武術に優れているのにも納得だ。