ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第6話 不信感
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「フーッ・・・」
タバコを口に含みながら煙を噴かすバーグマン。
「今は調子に乗らせてるんだ。
こちらが島民に手出しはできないと本当に信じ切っているなら、まだまだアイツもお子様ってことだ」
にやりと口元を歪めてカヤノの後ろ姿を見送る。
―――――――――――――
「ルフィとサンジに容態はどうだ?」
「大丈夫だ、ルフィもサンジも命は取り留めた!」
『薬は使いきっちまったがな』と今まで治療をしていたチョッパーが額の汗を拭っている。
「花園五輪・・・厄介ね」
ロビンの目が厳しくなり、口元を引き結ぶ。
「そうね・・・、でも今は生き残ったことを喜びましょう。彼らのおかげで命拾いしたわ」
ナミは新しい隠れ家の入り口で見張りをしている二人を見た。
「そうだな、コイツらがいなけりゃあ俺たちは追いつかれてやられてたからな。
礼を言うぜ、ツラナギ・・・そして、ハヤアキ」
「・・・・・・」
そう、一味の窮地を救い、新しい隠れ場を提供したのはゾロを襲撃したハヤアキとツラナギという少年だった。
「スーパー助かったぜ!!」
フランキーが決めポーズを取る。
「気にしないで下さい、僕たちの意志であなた方に助力をしただけですので」
ツラナギがにっこり微笑む。
「大丈夫よ、あなたのことは信用してるわ。そのハヤアキという人もゾロを襲撃したとはいえ信用するわ。
あなたたち二人だけじゃ難しかったけれど何よりアワがあなたたちを信じているなら理由としては十分だわ」
「ツラナギ兄ちゃん!ハヤアキさん!ありがとう!」
アワは心強い味方が出来たとばかりに喜んでいる。
「アワ、なんて無茶なことをしたんだ」
ツラナギがアワに傍に膝をつく。
「だってお兄ちゃん・・・」
アワは気まずそうに指を組む。
このツラナギという少年はアワの実の兄でハヤアキの一番弟子だ。
警護団の中でも指折りの実力者である。
「『だって』じゃない、あの人がどれだけ立場を危うくすると思っているんだ」
「・・・・・ご、ごめんさない」
怒られてシュンとしているアワ。
「ツラナギ、そのくらいにしておけ」
外に視線を向けつつ話しかけてくる。
「俺たちもアワのことは言えねぇんだ、遅かれ早かれあいつの立場は危うくなる」
「ハヤアキさん・・・」
「二年保ったのが不思議なくらいだ」
二年前のことを思い出しているようだ。
「麦わらの一味がやってきたことは俺たちにとっても好機だ、ようやく俺たちがあいつを救うことができる」
「そうですね」
ツラナギは立ち上がる、どうやら彼らには彼らの思惑があるようだ。
「なあ」
ウソップが二人に問う。
「「?」」
「お前ら、さっきから『あの人』とか『あいつ』とか言ってるけどよ、誰の事だ?」
それはウソップに限らず、一味全員が思っていることだった。
「それは・・・つっ!」
アワが喋りそうなのをツラナギが止める。
タバコを口に含みながら煙を噴かすバーグマン。
「今は調子に乗らせてるんだ。
こちらが島民に手出しはできないと本当に信じ切っているなら、まだまだアイツもお子様ってことだ」
にやりと口元を歪めてカヤノの後ろ姿を見送る。
―――――――――――――
「ルフィとサンジに容態はどうだ?」
「大丈夫だ、ルフィもサンジも命は取り留めた!」
『薬は使いきっちまったがな』と今まで治療をしていたチョッパーが額の汗を拭っている。
「花園五輪・・・厄介ね」
ロビンの目が厳しくなり、口元を引き結ぶ。
「そうね・・・、でも今は生き残ったことを喜びましょう。彼らのおかげで命拾いしたわ」
ナミは新しい隠れ家の入り口で見張りをしている二人を見た。
「そうだな、コイツらがいなけりゃあ俺たちは追いつかれてやられてたからな。
礼を言うぜ、ツラナギ・・・そして、ハヤアキ」
「・・・・・・」
そう、一味の窮地を救い、新しい隠れ場を提供したのはゾロを襲撃したハヤアキとツラナギという少年だった。
「スーパー助かったぜ!!」
フランキーが決めポーズを取る。
「気にしないで下さい、僕たちの意志であなた方に助力をしただけですので」
ツラナギがにっこり微笑む。
「大丈夫よ、あなたのことは信用してるわ。そのハヤアキという人もゾロを襲撃したとはいえ信用するわ。
あなたたち二人だけじゃ難しかったけれど何よりアワがあなたたちを信じているなら理由としては十分だわ」
「ツラナギ兄ちゃん!ハヤアキさん!ありがとう!」
アワは心強い味方が出来たとばかりに喜んでいる。
「アワ、なんて無茶なことをしたんだ」
ツラナギがアワに傍に膝をつく。
「だってお兄ちゃん・・・」
アワは気まずそうに指を組む。
このツラナギという少年はアワの実の兄でハヤアキの一番弟子だ。
警護団の中でも指折りの実力者である。
「『だって』じゃない、あの人がどれだけ立場を危うくすると思っているんだ」
「・・・・・ご、ごめんさない」
怒られてシュンとしているアワ。
「ツラナギ、そのくらいにしておけ」
外に視線を向けつつ話しかけてくる。
「俺たちもアワのことは言えねぇんだ、遅かれ早かれあいつの立場は危うくなる」
「ハヤアキさん・・・」
「二年保ったのが不思議なくらいだ」
二年前のことを思い出しているようだ。
「麦わらの一味がやってきたことは俺たちにとっても好機だ、ようやく俺たちがあいつを救うことができる」
「そうですね」
ツラナギは立ち上がる、どうやら彼らには彼らの思惑があるようだ。
「なあ」
ウソップが二人に問う。
「「?」」
「お前ら、さっきから『あの人』とか『あいつ』とか言ってるけどよ、誰の事だ?」
それはウソップに限らず、一味全員が思っていることだった。
「それは・・・つっ!」
アワが喋りそうなのをツラナギが止める。