ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第5話 青バラ
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「アンタっ・・・誰に向かってそんな口利いてんの?」
イングリットがゾロに向かって小石を蹴り飛ばす。
「つっ!」
背中や先ほど地面に転がり、体を打ち付けたためまともに額に喰らってしまう。
「こんな小石も避けられないほど弱ってるくせにイキがってんじゃないわよ」
「っ・・・!」
「腹が立つのよ、ゴミのくせに口だけは達者な男って・・・・見てると踏み潰したくなっちゃう」
スラリとした足をドレスの隙間から見せるイングリット、ヤる気だ。
彼女がゾロに向かおうとした時、青バラが止めた。
「何よ?」
「手出しは無用だ」
「私に逆らうの?」
青バラを睨むイングリット。
「実力が伴っている奴に喧嘩を売るほどお前は『馬鹿』だったか?恋バラ」
「!」
ぐうの音も出ないイングリット、彼女は口だけ達者な奴は嫌いだと豪語していたが、彼女自身、多少の腕に覚えがあるといっても口に見合う実力ではない。
この青バラは口も実力も見合っている、いくら下に見ても直接やり合えと言われたらイングリットに勝ち目はない。
「分かったら下がっていてもらおうか」
鞘を腰に挿してゾロに向かって歩いていく青バラ。
「・・・・っ」
ゾロはああは言ったものの正直、状況的には非常にマズイ。
体は満身創痍、さらに戦っているうちに崖の上に来ていたようで下がれば後ろは海だ。
〈どうする・・・〉
『前も地獄、退いても地獄』とはこのことか・・・。
「?」
しかしゾロは気づいた、青バラがこちらに向かって唇を動かしている。
「・・・・」
〈 お ち ろ 〉
唇の動きが読みとれた、彼女は自分に海に落ちろと言っている。
何故、彼女が自分にそう言っているのか、ゾロは一つの答えを推測だが導き出した。
「ロロノア・ゾロ、お前の相手をするのもここまでだ」
彼女は一気に距離を詰めてきた。
「山津見流――・・・『緋錦(あかにしき)』」
見えなかった、しかし一閃は自分の身に確実に入っていた。
「つっ――・・・!」
ゾロの体から血飛沫が上がる。
「ぐはっ・・・何だ、今の斬撃は・・・」
ふらつくゾロ、視界がかすむ中、また青バラが見える。
〈 落ちろ 〉
また彼女の唇が動く。
「・・・・っ」
見れば崖が近い。
「・・・・・・」
ゾロは覚悟を決めた。
彼は重傷を装い、崖の下に落ちて行った。
続く
イングリットがゾロに向かって小石を蹴り飛ばす。
「つっ!」
背中や先ほど地面に転がり、体を打ち付けたためまともに額に喰らってしまう。
「こんな小石も避けられないほど弱ってるくせにイキがってんじゃないわよ」
「っ・・・!」
「腹が立つのよ、ゴミのくせに口だけは達者な男って・・・・見てると踏み潰したくなっちゃう」
スラリとした足をドレスの隙間から見せるイングリット、ヤる気だ。
彼女がゾロに向かおうとした時、青バラが止めた。
「何よ?」
「手出しは無用だ」
「私に逆らうの?」
青バラを睨むイングリット。
「実力が伴っている奴に喧嘩を売るほどお前は『馬鹿』だったか?恋バラ」
「!」
ぐうの音も出ないイングリット、彼女は口だけ達者な奴は嫌いだと豪語していたが、彼女自身、多少の腕に覚えがあるといっても口に見合う実力ではない。
この青バラは口も実力も見合っている、いくら下に見ても直接やり合えと言われたらイングリットに勝ち目はない。
「分かったら下がっていてもらおうか」
鞘を腰に挿してゾロに向かって歩いていく青バラ。
「・・・・っ」
ゾロはああは言ったものの正直、状況的には非常にマズイ。
体は満身創痍、さらに戦っているうちに崖の上に来ていたようで下がれば後ろは海だ。
〈どうする・・・〉
『前も地獄、退いても地獄』とはこのことか・・・。
「?」
しかしゾロは気づいた、青バラがこちらに向かって唇を動かしている。
「・・・・」
〈 お ち ろ 〉
唇の動きが読みとれた、彼女は自分に海に落ちろと言っている。
何故、彼女が自分にそう言っているのか、ゾロは一つの答えを推測だが導き出した。
「ロロノア・ゾロ、お前の相手をするのもここまでだ」
彼女は一気に距離を詰めてきた。
「山津見流――・・・『緋錦(あかにしき)』」
見えなかった、しかし一閃は自分の身に確実に入っていた。
「つっ――・・・!」
ゾロの体から血飛沫が上がる。
「ぐはっ・・・何だ、今の斬撃は・・・」
ふらつくゾロ、視界がかすむ中、また青バラが見える。
〈 落ちろ 〉
また彼女の唇が動く。
「・・・・っ」
見れば崖が近い。
「・・・・・・」
ゾロは覚悟を決めた。
彼は重傷を装い、崖の下に落ちて行った。
続く