ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第34話 第二の敵襲、バーソロミュー・くま!
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「いいだろう」
男女の恋情というのは船長への忠誠心にも匹敵するとくまはわかったのだろう、この二人は船長の剣であり、盾でもあるのだと。
「俺がすることを信じろ、約束は守る。ただし――・・・お前たちには地獄をみせる」
「「・・・・」」
二人の喉がゴクリと鳴った。
くまはルフィの胸に手を当てると中から何かを弾き出した、それは赤い肉球となって空中に浮きあがる。
「これは痛み、そしてだ、麦わらがモリアたちとの戦いで体に蓄積したダメージ・・・・身代わりになるというなら言葉通りこの痛みをお前たちで受けろ」
「「・・・・・」」
「ただでさえ深く傷ついているお前たちがこの痛みに耐えるのは不可能――・・・試してみるか?」
くまが赤い大気の塊の後ろに立つと両手を前に押し出した、肉球に弾かれた二つの赤い大気の粒がゾロとカヤノの体に吸い込まれていく。
「!?」
「つっ!!」
全身に凄まじい痛みが奔る、全神経が痛みに反応し、骨が軋み、臓器が損傷、血管が破れる。
「「ああああああああっ!!!」」
二人は叫び声を上げていただろう、しかし声が音になったかもわからない、痛みに支配された聴覚ももはやあてにはできない。
痛みから解放されても全身に痺れが残っている、息をするだけでもやっとだ。
「どうだ?」
くまが苦しみ悶えている二人を見下ろす、その姿は無情なものだった。
「場所だけ・・・・変えさせてくれっ・・・」
この痛みを耐えるには気絶しているとはいえ、人が多すぎる。ゾロは集中のためくまにそう申し出た。
するとくまは痛みの大気と一緒にカヤノとゾロを少し離れた森の中へ移動させてくれた。
「ハア・・・ハア・・・」
言ってしまえばルフィの体に蓄積された痛み、疲労は相当なものだ。少し受けただけでも自分が形を保てなくなるという考えが頭をよぎる。
「ゾロ・・・」
しかし自分の手を握り締めてくれる存在がいる。
苦痛な表情でも自分に笑みを向けてくれるカヤノ、そんな彼女はいつの間にかあのバックルをつけていた。
バーグマンたちに自身が能力者だと気づかれないようにするためのあの海楼石で作られたバックル。
「お前・・・」
「こうでもしないと咄嗟に能力が出ないとも限らないからね・・・、それにフェアじゃない」
彼女は本当に強いと思う――・・・ゾロは悪魔の実の能力がない、生身であのダメージに耐えるのだ。だったら自分もと対等な立場になるために能力を封印した。
「一緒に耐えよう」
「おう・・・」
彼女がいるならと――・・・不思議と『耐え凌いでやる』という気持ちが上回るのだ。
そして二人は自分たちの前に浮かぶ痛みの大気を見据えた。
「行くぞ・・・」
「うん・・・」
二人は大気の中に身を沈めて行ったのだった。
それからどれほど時間が経っただろうか――・・・・サンジは目を覚ました。
意識がようやく追いついて来ると誰かが喜びの声をあげている、ルフィだ。彼は飛び跳ねながら喜んでいる、体が軽い、痛みもないと――・・・・。
それを見た仲間たちは不思議だとばかりに首を傾げている、それを見た時サンジは走った。彼らを見つけるためだ。
気絶する前のことをサンジは鮮明に覚えている、自分以上にダメージを負った二人を・・・そしてその二人はあの場にはいない。
自分たちが目を覚ましたのに七武海のあのくまが襲って来ないということは助かったということ、だが何もなく助かるわけがない。
男女の恋情というのは船長への忠誠心にも匹敵するとくまはわかったのだろう、この二人は船長の剣であり、盾でもあるのだと。
「俺がすることを信じろ、約束は守る。ただし――・・・お前たちには地獄をみせる」
「「・・・・」」
二人の喉がゴクリと鳴った。
くまはルフィの胸に手を当てると中から何かを弾き出した、それは赤い肉球となって空中に浮きあがる。
「これは痛み、そしてだ、麦わらがモリアたちとの戦いで体に蓄積したダメージ・・・・身代わりになるというなら言葉通りこの痛みをお前たちで受けろ」
「「・・・・・」」
「ただでさえ深く傷ついているお前たちがこの痛みに耐えるのは不可能――・・・試してみるか?」
くまが赤い大気の塊の後ろに立つと両手を前に押し出した、肉球に弾かれた二つの赤い大気の粒がゾロとカヤノの体に吸い込まれていく。
「!?」
「つっ!!」
全身に凄まじい痛みが奔る、全神経が痛みに反応し、骨が軋み、臓器が損傷、血管が破れる。
「「ああああああああっ!!!」」
二人は叫び声を上げていただろう、しかし声が音になったかもわからない、痛みに支配された聴覚ももはやあてにはできない。
痛みから解放されても全身に痺れが残っている、息をするだけでもやっとだ。
「どうだ?」
くまが苦しみ悶えている二人を見下ろす、その姿は無情なものだった。
「場所だけ・・・・変えさせてくれっ・・・」
この痛みを耐えるには気絶しているとはいえ、人が多すぎる。ゾロは集中のためくまにそう申し出た。
するとくまは痛みの大気と一緒にカヤノとゾロを少し離れた森の中へ移動させてくれた。
「ハア・・・ハア・・・」
言ってしまえばルフィの体に蓄積された痛み、疲労は相当なものだ。少し受けただけでも自分が形を保てなくなるという考えが頭をよぎる。
「ゾロ・・・」
しかし自分の手を握り締めてくれる存在がいる。
苦痛な表情でも自分に笑みを向けてくれるカヤノ、そんな彼女はいつの間にかあのバックルをつけていた。
バーグマンたちに自身が能力者だと気づかれないようにするためのあの海楼石で作られたバックル。
「お前・・・」
「こうでもしないと咄嗟に能力が出ないとも限らないからね・・・、それにフェアじゃない」
彼女は本当に強いと思う――・・・ゾロは悪魔の実の能力がない、生身であのダメージに耐えるのだ。だったら自分もと対等な立場になるために能力を封印した。
「一緒に耐えよう」
「おう・・・」
彼女がいるならと――・・・不思議と『耐え凌いでやる』という気持ちが上回るのだ。
そして二人は自分たちの前に浮かぶ痛みの大気を見据えた。
「行くぞ・・・」
「うん・・・」
二人は大気の中に身を沈めて行ったのだった。
それからどれほど時間が経っただろうか――・・・・サンジは目を覚ました。
意識がようやく追いついて来ると誰かが喜びの声をあげている、ルフィだ。彼は飛び跳ねながら喜んでいる、体が軽い、痛みもないと――・・・・。
それを見た仲間たちは不思議だとばかりに首を傾げている、それを見た時サンジは走った。彼らを見つけるためだ。
気絶する前のことをサンジは鮮明に覚えている、自分以上にダメージを負った二人を・・・そしてその二人はあの場にはいない。
自分たちが目を覚ましたのに七武海のあのくまが襲って来ないということは助かったということ、だが何もなく助かるわけがない。
