ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第33話 影との決着
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とある偉大なる航路(グランド・ライン)の海賊船では――
「船長!船長!」
船員が船長の部屋のドアを勢いよく開けた。
「船長!甲板へ来てください!!」
「何言ってやがる・・・馬鹿言ってねェで寝てろ、朝日で消滅しちまうぞ」
もぞもぞとベッドの中で男が動く、この船長は二年前にモリアに影を奪われて日光から隠れて暮らしていたのだ。船長のみならず船員全員がだ。
「それが船長・・・!!オイラの足元を見てください!!」
そう言われて布団から顔を出した男は驚愕した、部下の足にはしっかりと影があるからだ。ならば――・・・。
そう思い、自分も部屋を飛び出す。
なんと自分の影も戻っている、船長も船員一同二年ぶりの朝陽を浴びて歓喜している。
「船長!影が戻ったってことは誰かがモリアを!!」
「バカなァ、有り得ねェっ!!モリアは一時期、四皇のカイドウと渡り合ったと聞く程の海賊だぞ・・・」
信じられないことだが能力者が死ぬかその能力が解除される状況になったか・・・自分たちの影が戻ったということは予期せぬことに違いはなかった、だがこんなに喜ばしい予想外はこの海全域にいえることだろう。特にモリアに影を奪われた人々にとっては―――。
―――――――――――――
そしてスリラーバーグでは・・・・。
「「「「「・・・・・・・」」」」」
「はっはっはっはっ・・・・いやあ・・・・」
ゾロが感覚を確かめるように拳を握る。
「生きてたな、見事に」
「一瞬、天にも昇る気持ちだったわ」
「まさに『昇天』だね、あっちにいけるかと思ったよ」
「それもいいなァ~~!!ロビンちゃんとカヤノちゃんとなら一緒に天に昇りたいぜ!!」
「笑い事か!!アホ共!!本気で死んだかと思ったわ!!頭スッ飛んでたんだぞ、おめェら!!!」
消えかけていた本人たちの軽いノリに怒るウソップ、ナミとチョッパーはヘナヘナと座り込んでいる。
「朝日を受けて存在が消えかけたけど、間一髪ね。影が戻ることで実体が再生した・・・」
「モリアが影を変化させて実体の形を変えたのと同じ理屈だろう。
理解できるのは、影と体は同じ形をしてるって事だけだが・・・」
「まさに『一心同体』・・・」
「ああ、それにもう一生『影が体から離れる』なんて面白ェ事件は起きねェよ」
全身ボロボロだが朝までに各々の影を取り戻すことに成功した一味、しかし体力の消耗はひどい。
短時間に王下七武海の海賊とその部下たちを相手にしたのだ、無理はないだろう。
「なあ・・・みんなが無事なのはおかったけどよォ」
チョッパーがルフィの側に歩み寄る。
「・・・・ルフィの体、さっき縮んでなかったか?」
ゾロや他のメンバーも気づいていたようだ。
「うん、巨人のギアを使うと反動で縮むんだって・・・」
「ルフィの新しい戦闘法・・・・体に負担かけ過ぎじゃねェか?
この先の敵がもっと強力になったら、こいつ・・・ずっと無茶を続けることになるぞ・・・俺は心配だ・・・」
ウソップが座り込みながら厳しい顔をする。
「船長!船長!」
船員が船長の部屋のドアを勢いよく開けた。
「船長!甲板へ来てください!!」
「何言ってやがる・・・馬鹿言ってねェで寝てろ、朝日で消滅しちまうぞ」
もぞもぞとベッドの中で男が動く、この船長は二年前にモリアに影を奪われて日光から隠れて暮らしていたのだ。船長のみならず船員全員がだ。
「それが船長・・・!!オイラの足元を見てください!!」
そう言われて布団から顔を出した男は驚愕した、部下の足にはしっかりと影があるからだ。ならば――・・・。
そう思い、自分も部屋を飛び出す。
なんと自分の影も戻っている、船長も船員一同二年ぶりの朝陽を浴びて歓喜している。
「船長!影が戻ったってことは誰かがモリアを!!」
「バカなァ、有り得ねェっ!!モリアは一時期、四皇のカイドウと渡り合ったと聞く程の海賊だぞ・・・」
信じられないことだが能力者が死ぬかその能力が解除される状況になったか・・・自分たちの影が戻ったということは予期せぬことに違いはなかった、だがこんなに喜ばしい予想外はこの海全域にいえることだろう。特にモリアに影を奪われた人々にとっては―――。
―――――――――――――
そしてスリラーバーグでは・・・・。
「「「「「・・・・・・・」」」」」
「はっはっはっはっ・・・・いやあ・・・・」
ゾロが感覚を確かめるように拳を握る。
「生きてたな、見事に」
「一瞬、天にも昇る気持ちだったわ」
「まさに『昇天』だね、あっちにいけるかと思ったよ」
「それもいいなァ~~!!ロビンちゃんとカヤノちゃんとなら一緒に天に昇りたいぜ!!」
「笑い事か!!アホ共!!本気で死んだかと思ったわ!!頭スッ飛んでたんだぞ、おめェら!!!」
消えかけていた本人たちの軽いノリに怒るウソップ、ナミとチョッパーはヘナヘナと座り込んでいる。
「朝日を受けて存在が消えかけたけど、間一髪ね。影が戻ることで実体が再生した・・・」
「モリアが影を変化させて実体の形を変えたのと同じ理屈だろう。
理解できるのは、影と体は同じ形をしてるって事だけだが・・・」
「まさに『一心同体』・・・」
「ああ、それにもう一生『影が体から離れる』なんて面白ェ事件は起きねェよ」
全身ボロボロだが朝までに各々の影を取り戻すことに成功した一味、しかし体力の消耗はひどい。
短時間に王下七武海の海賊とその部下たちを相手にしたのだ、無理はないだろう。
「なあ・・・みんなが無事なのはおかったけどよォ」
チョッパーがルフィの側に歩み寄る。
「・・・・ルフィの体、さっき縮んでなかったか?」
ゾロや他のメンバーも気づいていたようだ。
「うん、巨人のギアを使うと反動で縮むんだって・・・」
「ルフィの新しい戦闘法・・・・体に負担かけ過ぎじゃねェか?
この先の敵がもっと強力になったら、こいつ・・・ずっと無茶を続けることになるぞ・・・俺は心配だ・・・」
ウソップが座り込みながら厳しい顔をする。