「痛くもカユくもねェ・・・！！！」


『！！！』



なんとあれだけのダメージを負ったにも関わらずにオーズが起き上がったのだ。


「そ、そんなァ～～～！！！」

「あれだけの攻撃を受けてりゃ、もう体は動かねェんじゃねェのかよっ！！」

「畜生ォ！！！」


作戦が失敗だと理解した集団は逃げようとしたがとある人物たちの出現に足を止めた。

「ルフィにないが起きたのかは知らねェが・・・十分な追い込みだ」

「そうだね、あれだけの重症を負っていればあと少しで倒せる」

ゾロとカヤノだ。

「あ、アンタたちっ・・・！！いつの間に！！」

「いや！！その二人だけじゃねェ！！？さっきまで倒れてた麦わらの一味が全員いね　ェぞ！！」

自分たちが避難させた一味にメンバーがいなくなっていることに驚く。

「ルフィ、惜しかったね」


ドンッ！！


カヤノが声をかけると拳を地面に牛込みながらルフィが起き上がる。

「ああ・・・もうちょっとだったのに・・・。あと一撃入りゃ・・・！！！くっそ――・・・やっぱさっきのは疲れたな」

「上出来上出来、その一撃をみんなで見舞ってやろうよ」

「おう、そうだな。ロビン！！」

「ええ、いるわよ」

「上へ飛びてェんだ！！」

「じゃあ、足場を作るわ」

「私にも・・・できることがあれば・・・！！」

「おわ――！！白骨死体まで動き出した！！」

ブルックの状態に怯える集団。

「よし、ブルック！！頼みがあるっ！！」



「そう来るかと思った！もう全員サポート態勢に入ってるわ！！」

「チョッパー、急げ！！日が昇る！！」

「うん！！」

「使えそうか！？フランキー！！」

「十分だ！！！手ェ貸せ！！」


何と言う一味だ、船長が戻り、敵がまだ動ける状況だと察した瞬間から迎撃の準備を始めていたのだ。彼らは全く諦めていない。


「おい！！おめェら、邪魔だ！！！どいてろ！！」

「これから先はさっきよりももっと過激になるからね、とばっちり受けたくなかったら隠れてな」





二人の口ぶりから先ほどよりも激しい戦闘は察した集団は一目散に隠れて行った。






さあ、戦いもいよい大詰めだ。果たしてどうやってオーズを止めるのか・・・。






続く