ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第3話 彦名島
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「あの・・・ごめんなさい・・・」
「いいんだよ、オレもこんなことにはもう慣れたモンだぜ」
あれから何とかアワを泣き止ませ、フランキーの人となりを話して理解してもらった。
そこへサンジがお茶やジュースを持ってきて現在に至る。
「まあ、いきなりパンツだけの男が現れたらビックリするわよね」
ナミがポンポンとアワの頭を撫でる。
「引きづんなよ・・・」
フランキーも来客がいたのを知らなかったとはいえ気まずいのだ。
「まあ、フランキーのことは分かってくれたことだし、仲直りもできたことだし、良しとしましょう。
ところでルフィ、サンジ、何故この子を連れて来たのかしら?」
聡いロビンが二人に尋ねた。
「手伝いのお礼だけではなさそうね・・・、彼女、ここに来た時からそわそわしているもの」
「(ビクッ)」
さすがロビン、鋭い観察力だ。
「実はアワから頼まれたんだ、この島の人たちを助けて欲しいってな」
「助ける?どういうことだ?」
ウソップを始め、ルフィとサンジ以外の面々は『?』を浮かべる。
「それを聞くためにここに来てもらったんだ。
アワちゃん、説明してくれるかい?君やこの島の人たちを救う理由をさ」
サンジも椅子に座り、アワに話を促す。
「うん・・・。
この島は彦名島といってあなたたちが来た廃船島と海の『魔の三角地帯』の中間にある島国なの」
「彦名島、ここがそうなのか」
コックをしているサンジには聞き覚えがあった。自分がまだ海上レストラン『バラティエ』にいた頃に数回だけ彦名島の食材を使用したことがあったからだ。
「セリショウガとコロラッキョウは重宝したぜ、セリショウガは苦みや辛さの他にまろやかさも入ってるし、コロラッキョウは保存食を作る時に使うといい塩梅になるんだ。そうか、ここはその島だったのか」
サンジがここまで褒めるのだからお墨付きの食材なのだろう。
「でも交易もしているこの島が何故、他国の来訪者を拒むんだ?仕入れだって直接したい商人だっているはずだろ?」
「・・・・・」
アワは唇を噛み締めた。
「アイツらのせいよ・・・」
「アイツら?」
「二年前にいきなりこの島に来た海賊・・・棘海賊団。
アイツらが来てから他の国とのやり取りは自分たちからはできても相手からはさせない。
物を売る時もこの島の中継地点のアサヤケ市場でしかできない。しかも得たお金のほとんどは棘海賊団に取られちゃうの」
「ひっでぇな」
「島の他の連中は何も言わないのか?」
「言えないの、言うこと利かないともっとひどい目に遭うから」
「守ってくれる人たちはいないの?例えば島の警備の人とか・・・」
「最初は戦ってたけど、アイツらには敵わないの・・・だってアイツらの中に能力者がいるんだもの」
そのことで一行は納得がいった、海賊とはいえ島に警護団があるのならばそれなりの対処ができる。
少なくとも海賊たちに抵抗すらせずにのさばらせるなんて状態にはなっていないだろう。
しかし悪魔の実の能力者が混じっているとなると話は別だ、悪魔の実は大なり小なり、常人の域を超えている。超能力のようなものだ、そんな能力を持つ敵に抵抗すれば最悪命を失う、もしかしたらもう犠牲者がいるのかもしれない。
すると外からチョッパーが駆け込んできた。
「みんな!」
「おう、チョッパー、遅かったな」
「ああ、すまねぇ・・・ってそんなこと言ってる場合じゃないんだ!手を貸してくれ!」
チョッパーの必死さに腰を上げるウソップ、チョッパーの後を付いて行くと慌てた声が聞こえる。
「お、おい!どしたんだ、そのキズ!」
ウソップの声を聞いて一同立ち上がる、チョッパーと行動していたのはゾロだ。
そしてチョッパーが駆け込んできたのを見るに自然に負傷したのはゾロという事になる。
「いいんだよ、オレもこんなことにはもう慣れたモンだぜ」
あれから何とかアワを泣き止ませ、フランキーの人となりを話して理解してもらった。
そこへサンジがお茶やジュースを持ってきて現在に至る。
「まあ、いきなりパンツだけの男が現れたらビックリするわよね」
ナミがポンポンとアワの頭を撫でる。
「引きづんなよ・・・」
フランキーも来客がいたのを知らなかったとはいえ気まずいのだ。
「まあ、フランキーのことは分かってくれたことだし、仲直りもできたことだし、良しとしましょう。
ところでルフィ、サンジ、何故この子を連れて来たのかしら?」
聡いロビンが二人に尋ねた。
「手伝いのお礼だけではなさそうね・・・、彼女、ここに来た時からそわそわしているもの」
「(ビクッ)」
さすがロビン、鋭い観察力だ。
「実はアワから頼まれたんだ、この島の人たちを助けて欲しいってな」
「助ける?どういうことだ?」
ウソップを始め、ルフィとサンジ以外の面々は『?』を浮かべる。
「それを聞くためにここに来てもらったんだ。
アワちゃん、説明してくれるかい?君やこの島の人たちを救う理由をさ」
サンジも椅子に座り、アワに話を促す。
「うん・・・。
この島は彦名島といってあなたたちが来た廃船島と海の『魔の三角地帯』の中間にある島国なの」
「彦名島、ここがそうなのか」
コックをしているサンジには聞き覚えがあった。自分がまだ海上レストラン『バラティエ』にいた頃に数回だけ彦名島の食材を使用したことがあったからだ。
「セリショウガとコロラッキョウは重宝したぜ、セリショウガは苦みや辛さの他にまろやかさも入ってるし、コロラッキョウは保存食を作る時に使うといい塩梅になるんだ。そうか、ここはその島だったのか」
サンジがここまで褒めるのだからお墨付きの食材なのだろう。
「でも交易もしているこの島が何故、他国の来訪者を拒むんだ?仕入れだって直接したい商人だっているはずだろ?」
「・・・・・」
アワは唇を噛み締めた。
「アイツらのせいよ・・・」
「アイツら?」
「二年前にいきなりこの島に来た海賊・・・棘海賊団。
アイツらが来てから他の国とのやり取りは自分たちからはできても相手からはさせない。
物を売る時もこの島の中継地点のアサヤケ市場でしかできない。しかも得たお金のほとんどは棘海賊団に取られちゃうの」
「ひっでぇな」
「島の他の連中は何も言わないのか?」
「言えないの、言うこと利かないともっとひどい目に遭うから」
「守ってくれる人たちはいないの?例えば島の警備の人とか・・・」
「最初は戦ってたけど、アイツらには敵わないの・・・だってアイツらの中に能力者がいるんだもの」
そのことで一行は納得がいった、海賊とはいえ島に警護団があるのならばそれなりの対処ができる。
少なくとも海賊たちに抵抗すらせずにのさばらせるなんて状態にはなっていないだろう。
しかし悪魔の実の能力者が混じっているとなると話は別だ、悪魔の実は大なり小なり、常人の域を超えている。超能力のようなものだ、そんな能力を持つ敵に抵抗すれば最悪命を失う、もしかしたらもう犠牲者がいるのかもしれない。
すると外からチョッパーが駆け込んできた。
「みんな!」
「おう、チョッパー、遅かったな」
「ああ、すまねぇ・・・ってそんなこと言ってる場合じゃないんだ!手を貸してくれ!」
チョッパーの必死さに腰を上げるウソップ、チョッパーの後を付いて行くと慌てた声が聞こえる。
「お、おい!どしたんだ、そのキズ!」
ウソップの声を聞いて一同立ち上がる、チョッパーと行動していたのはゾロだ。
そしてチョッパーが駆け込んできたのを見るに自然に負傷したのはゾロという事になる。