ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第25話 敵を狩れ 赤い刃
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「『添え木(そえぎ)』」
カヤノが指を振ると二人の足元に枝が現れる。
「おっ!ナイス!」
「つっ!」
二人はその枝を足場に高く飛び上がる。
「あんな足場でよく・・・・!!」
カヤノが悪魔の実の能力者とはいえ剣術の実力が伴っていなければあのリューマにここまで太刀打ちはできなかっただろう。
二人の実力にただただ感心してしまうブルック。
屋根の上に戻った二人はお互いの考えを呟く。
「カヤノ、わかってるよな」
「うん、これ以上長引けば私たちの刀が保たない」
「ああ――・・・」
伝説の剣士の強さを支えた肉体と気迫はまさに本物だった・・・。
「次で――・・・終わりだ」
「うん――・・・」
その時だ、屋根が横一閃に斬られた、リューマが攻撃したのだ。
「おい!!!大丈夫かァ!!?」
フランキーは彼らが斬られてしまったのかと心配したがそれは必要なかったようだ。
何故なら二人は各々刀と鞘を屋根上部に突き刺して斬撃を避けていた。
「行くぜ、カヤノ!!」
「了解!!」
二人は走り出した、屋根の上まで一気に駆け上がり、飛び上がった。
「『一刀流・飛竜(ひりゅう)――』」
「『山津見流・居合――』」
狙うはもちろんリューマ。
「『鼻唄三丁――・・・』」
リューマも応戦するため構える、しかしそれは敵わなかった。
「『火焔(かえん)』!!」
「『緋錦(あかにしき)』!!」
二人の攻撃の方が早かった、二人の技はリューマの体を斬り、燃えた。
〈斬り口が発火!?燃えていくっ!!〉
敗けたのだ、リューマは燃えていく自分の体を見てそう悟った。
「・・・・・・」
しかし悔いはなかった、むしろ喜びに満ちている。
「ゾロ!カヤノ!」
二人は勝利したものの体は限界だ、このままでは落ちて当たり処が悪ければ死んでしまう。
「つっ・・・『蔓徳利(つるどっくり)』!!」
またカヤノが指を振ると屋敷の壁に引っ付いていた蔦や葉っぱが寄せ集まって草のクッションになった。
「ぶっ!!」
「くっ!!」
その上に落ちたことによって何とか体へのダメージを最小限にできた。
「・・・・・へへへ、お前はやっぱり最高の女だ」
「それはどうも・・・ゾロもありがとう・・・」
息切れをしながらお互いを賞賛する二人、そこへ鞘に収められた刀が落ちてきた。
「!」
「・・・・・」
「かつて・・・伝説の侍が腰にした名刀『秋水(しゅうすい)』!!
あなたが主人であるならばその刀も本望でしょう。
ただこの侍の体に・・・『敗北』を与えてしまうとは、心苦しい・・・!!」
リューマは秋水を『自分を倒した証』としてゾロに託したのだ。
そしてカヤノにはある言葉を告げる。
「・・・・・・・・・」
その言葉に呆けるカヤノ、リューマは言い終えると消えてしまった。
カヤノが指を振ると二人の足元に枝が現れる。
「おっ!ナイス!」
「つっ!」
二人はその枝を足場に高く飛び上がる。
「あんな足場でよく・・・・!!」
カヤノが悪魔の実の能力者とはいえ剣術の実力が伴っていなければあのリューマにここまで太刀打ちはできなかっただろう。
二人の実力にただただ感心してしまうブルック。
屋根の上に戻った二人はお互いの考えを呟く。
「カヤノ、わかってるよな」
「うん、これ以上長引けば私たちの刀が保たない」
「ああ――・・・」
伝説の剣士の強さを支えた肉体と気迫はまさに本物だった・・・。
「次で――・・・終わりだ」
「うん――・・・」
その時だ、屋根が横一閃に斬られた、リューマが攻撃したのだ。
「おい!!!大丈夫かァ!!?」
フランキーは彼らが斬られてしまったのかと心配したがそれは必要なかったようだ。
何故なら二人は各々刀と鞘を屋根上部に突き刺して斬撃を避けていた。
「行くぜ、カヤノ!!」
「了解!!」
二人は走り出した、屋根の上まで一気に駆け上がり、飛び上がった。
「『一刀流・飛竜(ひりゅう)――』」
「『山津見流・居合――』」
狙うはもちろんリューマ。
「『鼻唄三丁――・・・』」
リューマも応戦するため構える、しかしそれは敵わなかった。
「『火焔(かえん)』!!」
「『緋錦(あかにしき)』!!」
二人の攻撃の方が早かった、二人の技はリューマの体を斬り、燃えた。
〈斬り口が発火!?燃えていくっ!!〉
敗けたのだ、リューマは燃えていく自分の体を見てそう悟った。
「・・・・・・」
しかし悔いはなかった、むしろ喜びに満ちている。
「ゾロ!カヤノ!」
二人は勝利したものの体は限界だ、このままでは落ちて当たり処が悪ければ死んでしまう。
「つっ・・・『蔓徳利(つるどっくり)』!!」
またカヤノが指を振ると屋敷の壁に引っ付いていた蔦や葉っぱが寄せ集まって草のクッションになった。
「ぶっ!!」
「くっ!!」
その上に落ちたことによって何とか体へのダメージを最小限にできた。
「・・・・・へへへ、お前はやっぱり最高の女だ」
「それはどうも・・・ゾロもありがとう・・・」
息切れをしながらお互いを賞賛する二人、そこへ鞘に収められた刀が落ちてきた。
「!」
「・・・・・」
「かつて・・・伝説の侍が腰にした名刀『秋水(しゅうすい)』!!
あなたが主人であるならばその刀も本望でしょう。
ただこの侍の体に・・・『敗北』を与えてしまうとは、心苦しい・・・!!」
リューマは秋水を『自分を倒した証』としてゾロに託したのだ。
そしてカヤノにはある言葉を告げる。
「・・・・・・・・・」
その言葉に呆けるカヤノ、リューマは言い終えると消えてしまった。