ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第23話 剣豪リューマ
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「ヨホホホ・・・お節介な人ですね。
簡単な事です、昔・・・我が海賊団の仲間をある場所に置き去りにしてきたのです」
ブルックは『仲間との約束』のことを語り始めた。
五十数年前、ある岬に仲間を置いてきたのだという。名をラブ―ン、小さなクジラだ。
「五十年!?
・・・オイ、そんな昔の話かよ!!俺もまだ生まれてねェ!
悪ィがそんな長ェ時間、そいつだってもう待ってやしねェだろう!!」
「何故、そう言えますか?」
「!」
「私に何故・・・彼がもう『待ってやしない』と見切りをつける権利がありますか・・・。
万が一、約束を信じてずっと待ってくれているとしたら・・・。
今、彼はどんなに淋しい気持ちでしょうか!?我々に裏切られたと思いながら今でもずっと待ち続けているとしたら、どんなに惨めな気持ちでしょうか!!」
生前のブルックの所属していた海賊団・ルンバー海賊団は彼に分かれる際に約束したのだ。
旅が終わったら『必ずここに帰ってくる』と・・・しかし魔の海域に入り、海賊団の仲間は全滅。
唯一、悪魔の実を食べていた自分だけがガイコツだが第二の人生を取り戻すことができ、この世に舞い戻ってきた。
ならば岬で待つ彼に自分が仲間の顛末を、結果を話に行くのは義務ではないか。
ブルックはそう思い、影を取り戻し、この海域を抜けて外へと行きたいのだ。
「身勝手な約束をして声も届かぬ空から・・・・『死んでごめん』じゃないでしょうに・・・!!男が一度帰ると言ったのだから!!」
フランキーの話を聞き終えたルフィ、ゾロ、サンジ、ウソップは驚愕した。
「あいつだ・・・」
「ホントかよ・・・・」
ブルックのかつて岬に置いてきたラブ―ンというクジラ、彼にルフィたちは既に会ったことがあるのだ。
それは『偉大な航路(グランドライン)』の入り口にある双子岬、そこに山のように大きな体格のして世界を分かつ海の壁に体当たりをしていたクジラ、それが五十数年経って成長したラブ―ンだった。
彼もまた待ち続けていたのだ、ブルックたちを、五十年という果てしない年月をずっと、ずっと――約束した場所で。
―――――――――――
「ハア・・・ハア・・・」
「言わんことじゃない・・・あなたでは私には敵わない」
満身創痍に近いブルック。
「殺しはしませんが・・・これ以上付きまとわれては迷惑です・・・。
せめて両手両足だけでも斬り落としておきましょうか・・・・」
「!?」
リューマが刀を振り下ろす。
ガキン!!
「!」
「・・・・!」
「やらせない」
キィン!!
カヤノの刀がリューマの刀を弾く。
「おやおや、次はあなたが相手ですか・・・女性を相手にするのは気が引けるのですが・・・」
「これを喰らっても同じことが言えるかな?」
そう言って左手を前へ伸ばし、刀を持った手を引くカヤノ。
「山津見流――・・・」
「!」
―― 花千両(はなせんりょう) ――
ガッガッガッガッ!!!
カヤノの連続突きがリューマを襲う。
〈速いッ・・・!!〉
刀で受けていたもののそのうちの一撃がリューマの首巻を割いた。
「!」
「私は――女だからと理由付けされるのが嫌いなんだ、覚えておくといい」
スッと刀を軽く払ってリューマを睨む、ここからは剣客同士の戦いだ、果たしてどうなるのか。
続く
簡単な事です、昔・・・我が海賊団の仲間をある場所に置き去りにしてきたのです」
ブルックは『仲間との約束』のことを語り始めた。
五十数年前、ある岬に仲間を置いてきたのだという。名をラブ―ン、小さなクジラだ。
「五十年!?
・・・オイ、そんな昔の話かよ!!俺もまだ生まれてねェ!
悪ィがそんな長ェ時間、そいつだってもう待ってやしねェだろう!!」
「何故、そう言えますか?」
「!」
「私に何故・・・彼がもう『待ってやしない』と見切りをつける権利がありますか・・・。
万が一、約束を信じてずっと待ってくれているとしたら・・・。
今、彼はどんなに淋しい気持ちでしょうか!?我々に裏切られたと思いながら今でもずっと待ち続けているとしたら、どんなに惨めな気持ちでしょうか!!」
生前のブルックの所属していた海賊団・ルンバー海賊団は彼に分かれる際に約束したのだ。
旅が終わったら『必ずここに帰ってくる』と・・・しかし魔の海域に入り、海賊団の仲間は全滅。
唯一、悪魔の実を食べていた自分だけがガイコツだが第二の人生を取り戻すことができ、この世に舞い戻ってきた。
ならば岬で待つ彼に自分が仲間の顛末を、結果を話に行くのは義務ではないか。
ブルックはそう思い、影を取り戻し、この海域を抜けて外へと行きたいのだ。
「身勝手な約束をして声も届かぬ空から・・・・『死んでごめん』じゃないでしょうに・・・!!男が一度帰ると言ったのだから!!」
フランキーの話を聞き終えたルフィ、ゾロ、サンジ、ウソップは驚愕した。
「あいつだ・・・」
「ホントかよ・・・・」
ブルックのかつて岬に置いてきたラブ―ンというクジラ、彼にルフィたちは既に会ったことがあるのだ。
それは『偉大な航路(グランドライン)』の入り口にある双子岬、そこに山のように大きな体格のして世界を分かつ海の壁に体当たりをしていたクジラ、それが五十数年経って成長したラブ―ンだった。
彼もまた待ち続けていたのだ、ブルックたちを、五十年という果てしない年月をずっと、ずっと――約束した場所で。
―――――――――――
「ハア・・・ハア・・・」
「言わんことじゃない・・・あなたでは私には敵わない」
満身創痍に近いブルック。
「殺しはしませんが・・・これ以上付きまとわれては迷惑です・・・。
せめて両手両足だけでも斬り落としておきましょうか・・・・」
「!?」
リューマが刀を振り下ろす。
ガキン!!
「!」
「・・・・!」
「やらせない」
キィン!!
カヤノの刀がリューマの刀を弾く。
「おやおや、次はあなたが相手ですか・・・女性を相手にするのは気が引けるのですが・・・」
「これを喰らっても同じことが言えるかな?」
そう言って左手を前へ伸ばし、刀を持った手を引くカヤノ。
「山津見流――・・・」
「!」
―― 花千両(はなせんりょう) ――
ガッガッガッガッ!!!
カヤノの連続突きがリューマを襲う。
〈速いッ・・・!!〉
刀で受けていたもののそのうちの一撃がリューマの首巻を割いた。
「!」
「私は――女だからと理由付けされるのが嫌いなんだ、覚えておくといい」
スッと刀を軽く払ってリューマを睨む、ここからは剣客同士の戦いだ、果たしてどうなるのか。
続く