ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第22話 忘れられない約束
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ゾンビ蜘蛛のスパイダーモンキーが動かなくなった。
「何をしたんですか・・・?」
「浄化です」
「浄化・・・?」
何が何だかよくわからないカヤノたち三人を余所にスパイダーマウスたちが騒ぎ出す。
「おい、見ろ!」
「あいつ・・・間違いない!!ハナウタだ!!」
「五年前にスリラーバーグをメチャメチャにした男だ!!!」
「ご主人様に報告だ!!!」
そう言ってスパイダーマウスたちは引き上げていく。
「な、何なの?」
急に退いていった敵や状況についていけないカヤノ。
「目の前の窮地は過ぎたということですよ、よかったですねェ。
あ、そのクモの糸は『力』には強いですが『火』には弱いですから焼き切って下さい」
フランキーが糸に口から火を噴きかけるとあっさり溶けていった。
ロビンの捕らえられている糸も焼き溶かすとブルックを向き直る。
「さて、こうしちゃいられねェ!!麦わらたちを連れ去られたんだ!!
お前、この島のこと色々と知ってそうだな?」
「ハイ・・・しかし、どこから・・・何から話せばいいのやら。
すでに彼らが捕まったとなるともう手遅れの可能性も高いですね」
「なァにォ!!?手遅れだとォ!!?(怒)」
「まあまあ、フランキー・・・落ち着いて」
ガルルル!と噛み付きそうなフランキーを諫めるカヤノ。
「そ・・・そんな私に怒鳴らないでください、面食らってしまいますよ!!
あ、ガイコツだから私、面なんてないんですけども!!!ヨホホホ!!!スカルジョーク!!!」
「・・・・・・・(怒)」
「やめなさい、既に死んでるわ」
『撃ち殺したる』と言わんばかりにバズーカを向けるフランキーを止めるロビン。
「ブルックさん」
「ハイ?」
「手遅れでも構いません、遅れた分を取り戻すことができる可能性もあります。真面目に話してください。
もし、下手なジョークを挟んだら――・・・骨、へし折りますから」
目が本気(マジ)だ。
「ヨホホホ――・・・、ではお話しましょう。初めてお会いした時に少しお話しましたが私がこの海をさ迷い始めて数十年・・・、この魔の海を脱出したいと思えど舵は壊れていて潮の流れに翻弄されるばかり。
そんな折―――・・・五年以上前になりますが、あなた方と同じようにこのスリラーバーグへと誘われたのです・・・。
どうしても『魔の三角地帯』を抜け出したかった私はこの島に舵を直せる部品でもあればとひた歩きしましたが、出てくるのは怪物やゾンビばかり―――やがて捕まり、着いたのはこの建物。
その内部で見たのは先に捕まった格闘ダンサーが一人と運ばれてきた『没人形(マリオ)』と呼ばれるつぎはぎの死体。
そして見るも恐ろしい大男が現れ、なんと・・・男の影を床から引き剥がし!!切り取ったのです!!」
「「「!?」」」
「疑いたくなるでしょう?ええ、私も目を疑いました・・・目はないんですけ・・つっ!?」
「・・・・・」
つい癖でジョークを言いそうになったもののカヤノの睨みでお口チャックになるブルック。
「コホン・・・ほどなく私も同じ運命を辿るのですが・・・影を取られた男はその場に倒れ、切り取られた影はもう一方の動かぬ没人形(マリオ)の体内に押し込まれました。
するとどうでしょう・・・ただの死体であるはずの没人形(マリオ)が動き出すではありませんか!」
「・・・なるほど、少しわかった気がする」
「何が?」
「こう考えたらどうかな?
『影』は即ち『自分と同じ動きをする分身みたいなもの』だって、ブルックの言う通り、忠実に動く魂・・・どんな自分の動きも記憶している」
「そうです、そして人が生まれてから死ぬまで絶対に離れることなく従い続けるハズの魂なのです。
それを捕えて自分に従わせてしまえる大男こそが王下七武海のゲッコー・モリア!!!
『カゲカゲの実』の能力者なのです!!
そこに死体があれば影を使って彼はゾンビを生み出せるのですが、厄介なのは生物の死体をより強靭に組み上げる天才外科医のドクトル・ホグバックが仲間であること。
彼の医術は時として各地の墓場から伝説的な戦士の肉体をも復活させおびただしい数の没人形(マリオ)が今も研究所の冷凍室に保管されています」
ロビンもホグバックのことは知っていたがまさかモリアに手を貸しているとは思っていなかった。
「何をしたんですか・・・?」
「浄化です」
「浄化・・・?」
何が何だかよくわからないカヤノたち三人を余所にスパイダーマウスたちが騒ぎ出す。
「おい、見ろ!」
「あいつ・・・間違いない!!ハナウタだ!!」
「五年前にスリラーバーグをメチャメチャにした男だ!!!」
「ご主人様に報告だ!!!」
そう言ってスパイダーマウスたちは引き上げていく。
「な、何なの?」
急に退いていった敵や状況についていけないカヤノ。
「目の前の窮地は過ぎたということですよ、よかったですねェ。
あ、そのクモの糸は『力』には強いですが『火』には弱いですから焼き切って下さい」
フランキーが糸に口から火を噴きかけるとあっさり溶けていった。
ロビンの捕らえられている糸も焼き溶かすとブルックを向き直る。
「さて、こうしちゃいられねェ!!麦わらたちを連れ去られたんだ!!
お前、この島のこと色々と知ってそうだな?」
「ハイ・・・しかし、どこから・・・何から話せばいいのやら。
すでに彼らが捕まったとなるともう手遅れの可能性も高いですね」
「なァにォ!!?手遅れだとォ!!?(怒)」
「まあまあ、フランキー・・・落ち着いて」
ガルルル!と噛み付きそうなフランキーを諫めるカヤノ。
「そ・・・そんな私に怒鳴らないでください、面食らってしまいますよ!!
あ、ガイコツだから私、面なんてないんですけども!!!ヨホホホ!!!スカルジョーク!!!」
「・・・・・・・(怒)」
「やめなさい、既に死んでるわ」
『撃ち殺したる』と言わんばかりにバズーカを向けるフランキーを止めるロビン。
「ブルックさん」
「ハイ?」
「手遅れでも構いません、遅れた分を取り戻すことができる可能性もあります。真面目に話してください。
もし、下手なジョークを挟んだら――・・・骨、へし折りますから」
目が本気(マジ)だ。
「ヨホホホ――・・・、ではお話しましょう。初めてお会いした時に少しお話しましたが私がこの海をさ迷い始めて数十年・・・、この魔の海を脱出したいと思えど舵は壊れていて潮の流れに翻弄されるばかり。
そんな折―――・・・五年以上前になりますが、あなた方と同じようにこのスリラーバーグへと誘われたのです・・・。
どうしても『魔の三角地帯』を抜け出したかった私はこの島に舵を直せる部品でもあればとひた歩きしましたが、出てくるのは怪物やゾンビばかり―――やがて捕まり、着いたのはこの建物。
その内部で見たのは先に捕まった格闘ダンサーが一人と運ばれてきた『没人形(マリオ)』と呼ばれるつぎはぎの死体。
そして見るも恐ろしい大男が現れ、なんと・・・男の影を床から引き剥がし!!切り取ったのです!!」
「「「!?」」」
「疑いたくなるでしょう?ええ、私も目を疑いました・・・目はないんですけ・・つっ!?」
「・・・・・」
つい癖でジョークを言いそうになったもののカヤノの睨みでお口チャックになるブルック。
「コホン・・・ほどなく私も同じ運命を辿るのですが・・・影を取られた男はその場に倒れ、切り取られた影はもう一方の動かぬ没人形(マリオ)の体内に押し込まれました。
するとどうでしょう・・・ただの死体であるはずの没人形(マリオ)が動き出すではありませんか!」
「・・・なるほど、少しわかった気がする」
「何が?」
「こう考えたらどうかな?
『影』は即ち『自分と同じ動きをする分身みたいなもの』だって、ブルックの言う通り、忠実に動く魂・・・どんな自分の動きも記憶している」
「そうです、そして人が生まれてから死ぬまで絶対に離れることなく従い続けるハズの魂なのです。
それを捕えて自分に従わせてしまえる大男こそが王下七武海のゲッコー・モリア!!!
『カゲカゲの実』の能力者なのです!!
そこに死体があれば影を使って彼はゾンビを生み出せるのですが、厄介なのは生物の死体をより強靭に組み上げる天才外科医のドクトル・ホグバックが仲間であること。
彼の医術は時として各地の墓場から伝説的な戦士の肉体をも復活させおびただしい数の没人形(マリオ)が今も研究所の冷凍室に保管されています」
ロビンもホグバックのことは知っていたがまさかモリアに手を貸しているとは思っていなかった。