第15話 正義~ジャスティス~
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「どこにも『承太郎』や『里美』なんて書いてねーぜ。
最初に会った時、そもそもあんたのことは俺たちのことを『ジョースター』と呼んだ時から怪しいと思っていた。
みんなにも俺の名前は呼ぶなと言っておいた、俺も里美やみんなの名前は言わなかった」
「なっ・・・」
「それからこの部屋に来る前、イシズさんが教えてくれました。
変装をしてたようですがしゃべり方であなただと分かったそうです。それで私たちは確信した・・・」
「・・・・・」
「とぼけんのはもう通じねぇぜ、てめーがスタンド使いだってことはバレてんだよ、ババア!」
「くそおぉ・・・・」
エンヤ婆はもはやこれまでと観念したように目の色を変えた。
「さあ、どうした?あんたのスタンドを見せてこないのかい?」
「もう既に見せてるよ――――ッ!!」
「「!」」
後ろからゾンビの群れが飛び出してくる。
「フン!」
里美を抱き寄せる承太郎。
『オラッオラッオラッ』
飛びかかってくるゾンビをスター・プラチナが殴り飛ばし、さらに群がってくる奴らも・・・。
『オラオラオラオラオラオラァッ!!!!』
連打で建物の外まで吹っ飛ばす。
「大丈夫か?里美」
「うん、ありがとう。じょうたろ・・つっ!」
「っ!」
「ケケケケケケッ!!」
「あ、足にッ・・・」
見ると赤ん坊のゾンビが里美のふくろがぎに舌を突き刺している。
「かかったな!!わしのスタンドは勝つ!
ほんの1か所でいいのさ!ほんのちょっぴりでいいのさッ!
いかにお前が『治癒のスタンド』を使えようともわしのジャスティスの前では無力!
術中に落ちたのじゃよ、里美!
そして承太郎!お前は恋人を殴ることはできんじゃろうッ!人質を取られたお前はもはやわしのサンドバッグなんじゃよ!!」
してやったりと喜ぶエンヤ婆。
「うぐぐぐっ」
ポルナレフが這いながら出てきた。
「ポルナレフ・・・と、あなたっ!!」
ポルナレフとくっついて出てきた男を見て驚く里美。
「お嬢ちゃん、覚えていてくれてうれしぜッ・・・承太郎、俺だホル・ホースだ!
そのエンヤ婆のスタンドは『霧のスタンド』!
刺された傷は俺のように穴が開いて霧に操られるぞッ!死体でさえも自由に動かせるんだ・・・・」
「お黙り!ホル・ホースッ!!」
「うぐっ!」
ホル・ホースは操られた自分の腕に殴られる。
『オラッ!』
スター・プラチナがジャスティスに殴りかかるが霧なので空ぶる。
『オラオラオラオラッ!!』
「ケケケ――――ッ!拳で霧がはり倒せるかッ!剣で霧が切れるかッ!銃で霧を破壊できるかッ!
無駄じゃ無駄じゃ、きゃきゃケケ――ッ!てめーらにゃあ、なぁ~んにもできんよォ~~!」
「最強最大のスタンドだ・・・とても俺たちのちっぽけなスタンドじゃあ敵わない・・・」
「ホイホイ、もっと言えもっと言え。
そういうセリフはもっと言いなさいじゃ、ケケケケケッ!!
さあ!今度はお前が操られる番じゃ、高瀬里美!!」
「に、逃げろ!里美!!足に穴が開くぞ!!」
「『逃げる?』その必要はないわ、ポルナレフ」
自信満々に言い切る里美。
「この人のスタンドはあと1回呼吸をしたら消えます」
「はああぁ?今なんと言った小娘ぇ?」
「耳が遠いの?『あと1回呼吸をしたら』あなたのスタンドは消える。つまり倒されるって言ったのよ!」
「ヒャッヒャッヒャッ!!できるものならやってみるがいいわッ!このスカタンが!!
『あと1回呼吸をしたらわしのスタンドが倒される』じゃとォ・・・つっ!?ぬ、ぐぬぬ・・・な、なんじゃ・・!?」
「「!」」
里美のアイス・フェアリーが息をながーく吹きかける。