第15話 正義~ジャスティス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ハアハア・・つっ・・・なんてこった!!
ここは地下室におりていく通路じゃねえか、ジョースターさんたちを呼ぼうにもますます声が届かない方に来ちまった!」
椅子でバリケードを作るも破られるのも時間の問題だ。
「1人で戦っても負ける気はしねーが、ちょいとでも体に傷をつけられたらヤバいぜ!
ホルホースのように穴が開いて操られちまうッ、どの扉も締まっているし、窓にも鉄格子がはめられている!!」
バキバキッ!!
ドアが壊れ始めた。
「くそぉ~~ッ、とりあえずこの部屋に隠れるか!!」
咄嗟に奥の部屋に隠れたポルナレフ、そして耳を澄ますとドアが破られた音がする。
そして下から射しこんでくる明かりの中にはゾンビの影が混じる。
〈き、来やがった・・・通路を歩いているッ、他の部屋を調べているのか、どんどんこっちに近づいてくる・・・。
それにしてもさっきは焦ってて気づかなかったが・・・ここって便所じゃねーか!!
なんか俺、いつも便所みたいなところで襲われるよな・・・〉
思い出して悲しくなってきたポルナレフだが今はそんなことを考えている時ではない。
〈くっそ!今はそんなときじゃあねーッ!!
さあ!来るなら来やがれ!このドアをブチ破って入って来い!だがな、入ってきた途端、俺のチャリオッツは一呼吸に4人はぶった斬ってやるからなッ!!〉
チャリオッツで身構えるポルナレフ・・・しかし、いくら待っても奴らはドアを破ってこない。
それどころか影もなく、物音もしなくなる。
「ん・・・?」
だんだん不安になってくるポルナレフ、何せ自分は外の状況がわからないのだ。
今奴らが何をしているのか?エンヤ婆が何を企んでるのかが一切わからない。
静けさが続くので、ポルナレフは鍵穴からそっと外を・・・覗いてみた。
「レロレロレロレロ」
「!?」
すると向こう側にも目玉がある。
「ケケケケケケ――――ッ!」
「うおおおえェェ!!!向こうからも覗いていたあ――――ッ!」
その一瞬だった、鍵穴からゾンビの舌が伸びてきて、ポルナレフの舌に傷をつけた。
「し、しまったあああぁぁ――――ッ!!」
掠り傷とはいえ負傷したところはホルホースの腕のように穴が開き、ポルナレフはジャスティスの術中に落ちてしまった。
「あひイ――――ッ!!」
「ヒャッヒャッ!!でかした!!ついに我が術中に落ちたな、ポルナレフ!!!」
エンヤ婆は大喜びである。
「そおおら、自分でそのドアを開けて出てくるのじゃ。さもないとそのまま顔を叩き潰してくれるよッ!このタコが―――――ッ!!」
ジャスティスに寄って言うことを聞かざるを得ないポルナレフ、とうとう部屋から引きずり出された。
「笑え!」
ゾンビたちが笑う。
「みじめよのォ~~、ポルナレフ!ものすご~くみじめじゃぞ!ケケケケケケ!!
じゃがな!わしの息子のJ・ガイルは貴様に卑怯なことをされてもっとみじめで悲しい気持ちで死んでいったのじゃ!」
「だから・・・逆恨みも・・・」
「黙れイイ――――ッ、ポルナレフ!」
「うがッ!」
ジャスティスによって壁や床に叩きつけられる。
「ど~~おおれ!便所掃除でもしてもらおうかのぉ・・・・・ポルナレフ!」
「うおおっ、ぐあああっ・・・」
ジャスティスによってポルナレフはさっきの部屋に引き戻される。
「そおおれ、舐めるように便器を綺麗にするんじゃ!
舐めるように!ぬアアアめるよォオオオオにィィィィィ!!!」
「うおえぇ、えええ、ぐっ・・・ごおええぇ・・・」
ポルナレフは必死に抗う。
〈それだけは・・・それだけはッ・・!!〉
しかしジャスティスの力には敵わない。
〈だ、だず・・げ・・で・・・〉
もう駄目だとポルナレフは思った。
その時・・・・・。
ドガ――ンッ!!