第15話 正義~ジャスティス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「てめーッ、ホル・ホース!!」
「ポルナレフ・・・後ろだ・・・」
「!?」
「キケェ――――ッ!!」
その時、エンヤ婆が鋏を振りかざしてポルナレフに襲いかかってきた。
「な、何をするッ!」
「お黙りィ――!!あたしゃ、てめーに嬲り殺されたJ・ガイルの母親だよッ――!!」
「ゲッ!」
「グギギギギギギッ!!!」
鋏を連続で突き出してくるエンヤ婆。
「チャリオッツ!!」
スタンドで突きをかわすポルナレフ。
「貴様、スタンド使いか!?」
「息子を死に追いやった者は全員嬲り殺しじゃッ!キイィィィ――――ッ!」
「ち、ちくしょ――ッ!ジョースターさん!!」
「無駄じゃ!無駄じゃ!もう他の仲間に知らせることはできなくなっているんじゃよッ!何故ならッ!!」
「!?」
後ろを振り向くとゾロゾロと町の人間が・・・。
「呼び寄せていたのさァッ!!」
「な、何だ!?てめーらッ!!
・・・うっ、ちょっと待て・・・・お、おめーは!?町に着いたばかりの時に死んでいた、インドの旅人!!」
旅人が服を脱ぐと旅人の穴だらけの体から霧が漏れている。
「し、死人が動いているのかッ!!」
「ヒャッヒャッ!これがあたしのスタンド『正義(ジャスティス)』の能力!
スタンドは1人1体じゃ!
しかし!『正義(ジャスティス)』は死体を操れる『霧のスタンド』なのじゃッ!100人であろうと1000人であろうと操られるのじゃあッ!ヒャハハハハハヒャヒャヒャ!!」
「さ、逆恨みも甚だしいぜ!!こんな性格のねじ曲がったスタンド使いの追手だったとは!」
迫ってくるゾンビたちに退くポルナレフ。
「町中に・・・、殺されるぞ。そ・・それに、負傷をすると・・・こうなるぜ、ポルナレフ・・・」
「ほんのちょっと・・・体に傷を作るだけで良いのじゃッ!ほんのちょいと!
あとはわしのスタンド『正義(ジャスティス)』が殺してくれるわ!
飛びかかれイイイイイ―――ッ!!」
「くそっ!」
「お、おいっ!?ポルナレフ!!俺を置いてかないでくれ!!」
「やかましいッ!てめーアヴドゥルのこと忘れてんじゃねーだろうなッ!?
俺が助ける義理はねーッ、そこで死ね、てめーは!!」
ポルナレフはホル・ホースを助けることはせずに逃げ出す。
「逃がすかッ!ポルナレフ!!
脳みそ、ずる出してやる!背骨、バキ折ってやる!タマキン、ブチ潰してやるッ!!息子の恨み、今晴らしてやるゥゥゥッ!!!
キイイイイイ――――――ッ!!!」
「うおおおおおっ!!!」
しかしエンヤは老人とは思えないほどの速さでポルナレフに追いつこうとしている。
「ひええええっ!!!
お、恐ろしい~~~~ッ、速い、これが年寄り女の脚色かァァァ―――!?」
「くらえェェッ!!」
ドガッ!!
逃すまいと、さらに傷だけでもつけてやろうと鋏をぶん投げてきたエンヤ婆だがポルナレフが間一髪でドアを閉めたおかげで鋏はそのドアに突き刺さった。
「チクショーーッ!奥の部屋に逃げ込みやがったッ!追え!追え!ドアをブチ破るんじゃッ!!」
ゾンビたちはドアを開けようと体当たりをしたり、叩いたりしてくる。