第1話 星と法皇と・・・
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ならば、仕方ない。お前にはとばっちりを受けられては困るんだ。無理にでもおとなしくしてもらお・・・・ん?」
花京院はそこで承太郎の雰囲気が変わったのに気付いた。
「なるほど・・・承太郎、彼女のスタンドで軽傷で済んだのだろうが、その足ではまともには戦えないだろう。
無駄な抵抗は賢明じゃあないぞ」
「・・・・・・」
承太郎は里美が手当てをしている女医をただ見ていた。
「この空条承太郎は所謂『不良』のレッテルを貼られている。
喧嘩相手を必要以上にぶちのめし、今だ病院から出てこれない奴もいる。
威張るだけしか能がなかったので喝をいれてやった教師は次の日から学校に来なかった。
料金以下の飯を食わせるレストランには金を払わないのはしょっちゅうよ」
「・・・・・・」
里美は『空条くん、意外と悪さしてたんだ』と場違いなことを思っていた。
「だが、こんな俺でも吐き気のする『悪』はわかる。
『悪』とはてめー自身のためだけに弱者を利用し、ふみつける奴のことだ」
そして倒れている女医と傷を負った里美を見た。
「ましてや女をーっ!てめーがやったのはそれだ!
あ~~~ん、おめーのスタンドは被害者自身、法律にも見えねえし、わからねえ・・・・だから、俺が裁く!!」
花京院は鼻で笑った。
「それは違うな、『悪』とは敗者のこと、『正義』とは勝者のこと。生き残った者のことだ、負けた奴が『悪』なのだ。
過程は・・・・・・」
ハイエロファント・グリーンが形状を変える。
「問題じゃあない!!」
ハイエロファント・グリーンの触手が何本にもなり襲ってくる。
避けながら応戦していた承太郎だがあっけなく捕まってしまう。
「フン、トドメだ」
「なに・・・敗者が『悪』」
「エメラルド・・・」
「それじゃあ、やっぱり・・・」
「スプラッシュ!!」
「アイス・シールド(氷の盾)!!」
承太郎に放たれた結晶は氷の壁に遮られ、すべて砕け散った。
「何!?」
「てめーのことじゃねぇか!!」
承太郎の体から出たスタンドはハイエロファント・グリーンの首を掴み、絞めながら激しく揺さぶった。
「オラオラオラララ!!!」
「ごふっ!」
花京院が吐血しようが攻撃は止まらない。
「オララララオラ!!」
次に拳での連打だ、ハイエロファント・グリーンの顔面はボロボロである。
「裁くのは・・・俺のスタンドだ!!」
終いにハイエロファント・グリーンは医務室の天井に殴り飛ばされた。
「なんてパワーのスタンドだ・・・」
全身から血を噴出した花京院は倒れた。
今の衝撃で学校も大破損である。
「それにしても・・・」
承太郎は自分の体がほとんどダメージを食らっていないことが驚きだった。
「俺のスタンドがヤワじゃなかったってこともあるが、しかしますます凶暴になっていく気がするぜ
女医は治療が早かったため命は取り留めたようだ、だが、学校が破損したためだんだん騒がしくなってきた。
「さて、今日は学校をフケるぜ」
花京院を担いだ承太郎は黙って立ち去ろうとする里美をスタンドで抱き上げた。
「ちょっと!何するの!?空条くん!」
「おめーも来い、同じスタンド使いとわかった以上、ジジイに会わせる」
「何でよ!私は関係ないじゃない!!」
そういうとアイス・フェアリーを出して抵抗しようとするが・・・・。
「きゃっ!!」
アイス・フェアリーの髪を掴まれ、身動きが取れなくなった。
「おとなしく来い」
「・・・・・・」
承太郎のスタンドが放してくれなさそうなのを見て、諦めた里美はおとなしくついていった。
続く