第15話 正義~ジャスティス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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『平和の杖(パシフィック・ワンド)』のことから数日、イシズの傷も良くなり、承太郎の服も完成したと仕立て屋から連絡があった。
しかし・・・厄介なことはアンである。
なかなか帰ろうとしないのである。
「放せえぇ――――ッ!!私も一緒に行くんだ!!」
「無茶言わないで、アンちゃん・・・」
「だってジュナお姉ちゃんたちは一緒に行くんでしょ?!」
「だ、だって・・・」
「彼女たちはわしらと同じ能力を持っているからな」
「でも!」
「君をこれ以上巻き込むわけにはいかない、承太郎も君を思ってのことだ・・・」
「・・・・・」
「アンちゃん、ここは聞き分けて頂戴」
「イシズさん・・・」
「危険なのよ・・・あなたは身に染みてわかっているでしょ?」
「・・・・・・うん」
「なら、お願い。終わったらみんなで香港に会いに行くわ」
「・・・・・」
アンは少し膨れていたがイシズやみんなの顔を見て頷いた。
「うん!」
アンは飛行機に飛び乗った。
「じゃあね、みんな!さよならだけが人生さッ!」
「さよならだけじゃないわ!再会もまた人生よ!」
「うんッ!!」
全員でアンを見送る、飛行機がゆっくり動き出した。
〈・・・でも、やっぱり最後に承太郎に会いたかったな。里美お姉ちゃんにも・・・〉
そう思っていると・・・。
「アンちゃあ~~んッ!!」
「!」
滑走路の端に承太郎と里美の姿があった。
「承太郎!里美お姉ちゃん!」
「アンちゃんッ!気を付けて帰るんだよ~~!」
「ありがとうッ!!お姉ちゃ―――んッ!!」
「ほら、承太郎も」
「・・・・・」
承太郎は軽く手を振る。
アンは嬉しそうに笑う。
「JOJO!お母さんのこときっと助けなよ!応援してるから――――ッ!!」
飛行機を見えなくなるまで見送った承太郎と里美。
「承太郎、ちょっと寂しいでしょ?」
「・・・・何だよ、急に」
「だって、アンちゃんいたとき・・・承太郎、楽しそうだったから」
「・・・・」
「否定はしないんだね」
「フン」
そう言うと里美の唇に軽くキスをした。
「今後はあいつ以上に楽しいやつがいるから良いんだよ」
「なっ・・・///」
―――――――――――
「おお、承太郎、戻ったか」
「ああ、待たせたな」
合流した承太郎にジョセフが気づいた。
「おお、すっかり元通りだな」
「ああ、見ての通りだぜ」
「ところで何で里美は赤くなってるんだ?」
「アンとの別れが寂しくて泣いちまったんだとよ」
「なるほど、仲が良かったからのォ」
〈よく言うよ、このォォ~~~!!!〉
誤魔化してくれたことはよかったのだが本当の理由が理由なだけに言い返せない里美だった。