第14話 平和の杖~パシフィック・ワンド~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「あら?『空条くん』って普段は呼んでるの?瓶の中にいた時は必死に『承太郎』って呼んでたのに」
「つっ////」
「そうなのよ!!お姉ちゃんったら恥ずかしがって承太郎のこと『空条くん』ってしか呼ばないのよ!!」
そこでアンがベッドに上がる。
「あらあら!大事な人はちゃんと『名前』で呼ばなきゃね?
それについてはジュナちゃんと花京院の方が上だったかしらね」
「「!」」
「花京院・・・」
承太郎がじーっと見る。
「ふふふ・・・・ジュナちゃんが『典明』って言ったからもしかしたらと思ってね」
「イシズさん、あなたは・・・////」
「・・・・・////」
「ハハハハハッ!1本取られたな、花京院!」
ポルナレフとジョセフも笑う。
「じゃあ、同行させてもらいましょうか。よろしくね、皆さん」
こうして一行にまた1人仲間が加わった。
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「おい」
「え?」
その後、ロビーにいた里美を承太郎が呼び止めた。
「ちょっと来い」
「え・・!?」
手を引くとホテルの外へ連れ出した。
「えっと・・・どうしたの?空条くん」
「いい加減、それ止めろ」
「え?」
「『名字』は止めろ、『名前』で呼べ」
「・・・・////」
承太郎は里美の顔の横に手を付く、いわゆる壁ドンである。
「何で呼べないんだ?」
「・・・・・だって////」
「『恥ずかしい』か?」
「それもあるけど・・・・」
「けど、何だ?」
「・・・・」
「じゃあ・・・・これでどうだ?」
「え?つっ!」
承太郎が唇を合わせてきた。
「つっ!?///」
「・・・・・」
ペロっと唇を舐める。
「『恋人』なら呼べるだろう?『承太郎』って・・・」
そう言ってもう1度キスをした。
「お前が好きだ、呼ばせたいために言ってるんじゃあねえからな。
お袋が言ったように俺は・・・気持ちには一途な男だぜ」
承太郎はそう言ってホテルの中に戻って行った。
「・・・・・」
ズルズルと座り込む里美。
「・・・・・馬鹿・・////承太郎・・・////」
何とも言えない気持ちがこみ上げてきたが、ただ怒りなどはなく幸福の方が大きかった。
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「オロロォォ~~~~ッ!!!
おのれいィィィッ!!イシズめ、よもやあやつまでもが寝返るとは――――ッ!!
ますますDIO様に合わす顔がなくなったわああぁぁ!!!」
知らせを聞いたエンヤは怒りに顔を床に打ち付け、両手を同じく床に叩きつける。
「ぐぬぬぬぅぅッ!!こうなったら次はこのエンヤ婆が貴様らの相手をしてやるわい!
わし自らとわしのスタンド『正義(ジャスティス)』のカードがのォォッ!!」
エンヤの後ろには霧が立ち込め、不気味に浮かび上がった顔が見えた。
続く
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