第1話 星と法皇と・・・
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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後ろを見れば花京院が窓枠に座っていた。
「やあ、さっきぶり。その女医には僕のスタンドが入り込んで操っている。僕を攻撃するのはその女医を攻撃するのと同じだぞ、ジョジョ」
「お前、何者だ!?」
「言っただろう、僕は花京院典明。スタンドは『ハイエロファント・グリーン』!!
私は人間だがあの方に忠誠を誓っている、よって貴様を殺す!」
すると女医の力が増した、そして口の中に何かが潜んでいるのが見える。ソレによって女医の力が変化したのだ、そのため里美は力負けし、倒れ込む。
「ちっ」
その時、承太郎が女医の後頭部を掴み、引き寄せ・・・口付けた。
これには花京院や里美も唖然とした。
次の瞬間、承太郎のスタンドが女医の口から花京院のスタンドの頭に噛みつき、そのまま、引っ張り出した。
「先生を傷つけはしないぜ」
体を紐状にし、筋がある緑のスタンド、ハイエロファント・グリーン。
承太郎のスタンドはそのままハイエロファント・グリーンの頭と首をわし掴む。
「花京院、これがてめーのスタンドか!緑で筋があって、まるで光るメロンだな!」
「ぐっ!引きづり出したことを後悔することになるぞっ!」
しかしハイエロファント・グリーンの頭をわし掴まれているため苦痛の表情になる花京院。
額には承太郎のスタンドの指の形が浮き出ている。
「ちょいと締め付けさせてもらうぜ、お前にはいろいろとしゃべってもらわなきゃならないんでな、うちのじじぃもお前に会いてぇだろうよ。
俺もDIOって男には興味あるからな」
そうして花京院を捕まえようとしたとき………。
「!」
見るとハイエロファント・グリーンの手から緑色の液体が溢れている。
「くらえ!我がスタンド、ハイエロファント・グリーンの・・・・」
「妙な動きをするんじゃあねぇ!!」
承太郎が制しようとするが間に合わない。
「エメラルド・スプラッシュ!!」
緑色の結晶が承太郎とスタンド目がけて飛んでくる。
「アイス・フェアリー!!」
「「!?」」
目の前に白い光が現れる。
承太郎はその光のおかげで傷は負ったものの軽傷で済んだ。
「っ!こいつは・・!」
承太郎は目の前にいる者を見て驚いた、それは自分が石段から落ちたときに助けてくれた髪と同じものをもつ女が立っていた。
いや、女だが人間ではない・・・スタンドだ。
(この髪の色といい、長さといい、間違いねぇ・・・)
「エメラルド・スプラッシュ」
優雅な歩みで中に入る花京院。
「我がスタンド・ハイエロファント・グリーンの体液に見えたのは破壊のエネルギーの像!
貴様のスタンドの胸を貫いた」
「ごふっ!」
承太郎の口から血が出てくる。
「フン、しかし・・・まさかお前が出てくるとは思わなかったよ。高瀬里美」
「・・・・・」
花京院は尻もちをついていた里美を見た。
「私はお前を殺す気はない、お前には死んでもらっては困るのでな。
承太郎を始末したら、お前をあの方の元へお連れする。そこでおとなしくしていろ」
「それはできないよ」
「何?」
「こんなに目の前で血が流れて、傷ついている人がいるのに・・・おとなしくなんてできるわけないでしょ」
そう言ってアイス・フェアリーで女医の内傷を治療し始めた。