第14話 平和の杖~パシフィック・ワンド~
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「まさか、縮んでいるのか・・・?わし等の体が小さくなっているのか!?」
ポルナレフもアンも自分の目線が違っていることに気づく。
「気づいたようね」
「「「「!?」」」」
いつの間にか部屋の中にイシズがいる。
「あなたたちの身体は小さくなっている、でもまだよ。まーだまだ小さくなっていく」
「お前、もしかして・・・『物質の大きさを変えられる』能力か!そして瞬間移動、『空間の距離も操れる』・・・そうだろう?」
「ふふふふ、お見事。よく短時間でそこまで当てられたわね」
「『ヒントは出している』というお前の言葉を元に思い出したまでのことさ、ヒントはあのマジックショーの中で既に大半は出されていた。
まずは種から花へと変わるマジックとコインが増えるマジック。
あれはスタンド能力だ、ハンカチを被せた後ときにはもうスタンドが発動していてあの『空間を操る能力』で種と花を交換し、コインを増やした。
そして俺たちの目の前から消えて見せたあれも『空間を操る能力』だ。
『物質の大きさを変えられる』のがお前の能力だと気づいたのは里美の小ささとあのシャンデリアだ、あれはあまりにも大きすぎる。
それに俺たちの体にも縮小がみられる、これも『物質の大きさを変えられる』能力で小さくした」
それにイシズは承太郎の推理に拍手を送る。
「その通りよ!さすがは空条承太郎!
スタンド使いの刺客たちが苦労するはずだわ、まだ学生なのにこんなに頭が回るんだから。
改めて自己紹介するわ。
私はイシズ。
スタンドは『平和の杖(パシフィック・ワンド)』
小アルカナの『杖』に属するわ。
ナンバーは『4』、能力は『重力』『炎』『物質の大小』よ。
じゃあ、頑張ってね~!」
そして一瞬に消えるイシズ。
「あ、あいつ!?」
消えてしまったイシズに舌打ちをするポルナレフ。
「とにかくこれ以上縮む前にここから出るぞ!」
承太郎がスター・プラチナでバリケードごとネズミを吹っ飛ばした。
「しかし承太郎、何か策はあるのか?」
「そうだぜ、あの女、すぐに消えちまうんだぜ!!」
「・・・・・」
イシズを探して走り回る承太郎たち。
しかし見つけたはいいがまた姿を消され、ふり出しに戻る。
「くそッ・・・」
ズズズ・・・
「い、いかん!また体が縮んできたぞ!!」
「ちくしょう!これじゃあキリがねぇぜ!!」
「ふふふ・・・苦戦しているようね?」
「「「「!」」」」
見ると応接の間のソファーに座っているイシズ。
「ようやく見つけたぜ、イシズ!!」
「そこを動くんじゃあねーぜ、逃げようとしたらスター・プラチナでふん捕まえてやるッ」
「逃げる必要はないわよ、私も飽きてから・・・あなたたちとの鬼ごっこ。
だからあなたたちと遊ぶのはこれでおしま~い!」
「な~あにが『おしま~い!』だ!終いなのはお前だろうが!!」
「ポルナレフ・・・私が何の策も無しにこんなこと言うと思ってるの?」
「何?」
「自己紹介の時に言った筈よ、私の能力は『重力』『炎』『物質の大小』だって・・・」
「『重力』と『炎』と『物質の大小』・・・・つっ!?まさか!!」
「気づいたようね、ジョセフ・ジョースター。そうよ!あなたたちにはここに留まってもらうわ、体を伏せてね!!」
ズオォォン!!
承太郎たちの体が床に倒れた、しかも自主的にではなくひれ伏されたのだ。
「ぐおおおッ!な、何だ!?体が急に重くなったぞ!!」
「『重力』・・・ッ!てめー、物質の重さも変えられるのか!?」
「そうよ!あなたたちは私を追うこともできない。
ここで敗北ね。さあて、じゃあ・・・私はこの子をいただいていくわ!バァ~イ!」
ソファーから立ち上がり、小瓶をちらつかせるイシズ。