第14話 平和の杖~パシフィック・ワンド~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「・・・・・ッうおおおッ!」
ガツンッ!!
木箱を殴りつける承太郎。
「よせ、承太郎。そんなことをしても里美は戻らんぞ」
「・・・・・」
ジョセフの言葉に息を吐く承太郎。
「ああ・・・そうだな」
「ん?」
その時、ポルナレフが床にキラキラ光るものを見つけた。
「お、おい!これ見てみろよ!」
ポルナレフの声に全員が集まる。
「これ・・・アイス・ドールだ」
「ッ!里美だ、あいつが落としていったんだ!スタンドは物体をすり抜ける、瓶をすり抜けてアイス・フェアリーのアイス・ドールを落としていったんだ!」
「よし、追うぞ!」
承太郎はアイス・ドールを拾う。
「体が小さくなった分、スタンド能力も小さくなっているのか・・・・おい、里美はどこだ?」
アイス・ドールがある方向を指し示す、そして走り出す承太郎たち。
「待ってろ、里美!」
―――――――――
ある屋敷・・・といっても朽ち果てた空き家だが・・・・。
「あら、随分早く到着したわね。空条承太郎」
「あいつは捕まったままでいる馬鹿な女じゃない」
廃屋の階段に座っていたイシズが面白そうに言う。
「そうね、そこまで馬鹿な子こじゃなってことは知ってるわ。
タワー・オブ・グレイもダークブルー・ムーンもストレングスも・・・話に聞いているわ」
「お前もそんなに馬鹿じゃねーだろう?俺たち3人を相手にできるほどのスタンド使いとも思えないからな。
さっさと里美を返しやがれ!!」
「ポルナレフ、敵は見かけだけで判断はしてはいけないものよ。私が『逃げる』だけの能力のスタンド使いだと思った?
大きな間違いよッ!!」
ドゴッ!!
上からシャンデリアが落下してくる。
ただしものすごく大きなシャンデリアが・・・。
「うおおお!!何だ、このシャンデリアは!?」
「大きさが尋常じゃねーぞ!!」
「大丈夫か!?アン!」
「う、うん」
「ふふふふ・・・だから言ったじゃない。『見かけで人を判断してはいけない』ってね。
さあ、お次は避けきれるかしら?」
「何!?」
ドドドドドドドドドッ!!
「な、何だ!?この音は!」
横を見ると数匹のネズミが突進してくる。
しかも普通のサイズではない、承太郎たちと同じくらい大きな・・・・。
「お、おいおいおい!!なんてデカさだ!!」
「逃げるぞッ!!」
承太郎たちは走り出す。
ネズミたちは承太郎たちをおもちゃだと思い込み、追いかけ回す。
「うわあああ!!」
「な、何なんだ!?あいつの能力なのか!?」
「そんなことよりもアイツら(ネズミ)から逃げるのが先よ!!」
廃屋の中を逃げ回る。
「おい、あそこに逃げ込むぞ!!」
ある洋間に逃げ込む承太郎たち、ドアを閉めてバリケードを作る。
「勘弁してくれよ!!何でネズミが人間サイズの大きさをしているんだよ!!」
「イシズとかいう女のスタンドの能力か・・・」
「でもあの人、一瞬で消えたわ!きっと瞬間移動とかできるんじゃないの?マジシャンだし!」
「いや、あの瞬間移動もおそらくスタンド能力だ。いくら何でも距離が長すぎる」
すると承太郎はあることに気が付く。
「おい、ジジイ・・・何かおかしくねえか?」
「ん?何のことじゃ?」
「周りを見て気づかねーか?」
そう言われて周囲を見ると自分の目線より洋間の家具が高く見える。