第14話 平和の杖~パシフィック・ワンド~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「き、消えた!?」
「どこに行っちゃったの!?お姉ちゃん!!」
周囲の観客たちも周りを見渡す。
「紳士淑女の皆様!!」
その声に振り向くとあるカフェの屋根に##NAME1##とあのマジシャンの女性がいた。
「本日、私のショーはこれにて終了にございます、今一度ご協力いただきましたこちらのチャーミングなレディと私、マジシャンのイシズに大きな拍手をお願いいたします!!」
観客はすっかり彼女を気に入り、2人の大きな拍手を送った。
「では皆様、ごきげんよう!」
今度は自分の外套を里美と一緒に被り、炎とともに消えた。
――――――――――
「いやあ~、すごかったな。なかなかの腕だぜ、あのマジシャン」
「ああ、不思議過ぎて種も仕掛けもさっぱりじゃわい」
「ホンットすごかったよねえ!!あたし興奮しちゃった!!
でも、あんなに腕がいいなら料金取ればいいのに・・・」
「フン!おめーとはここが違うんだよ!」
ポルナレフが胸を叩く。
「な、何よ!まるであたしがお金にがめついみたいじゃない!!」
「違うのかよ?」
「キイィィッ!!承太郎、何か言ってよ!!・・・・って?承太郎、どうしたの?」
アンは周りをキョロキョロしている承太郎を見る。
「里美が帰ってこねえ」
「そういえば・・・遅いな」
「まさか迷子になったんじゃ・・・」
「だったらあのマジシャンがちゃんと送り届けてくれるだろう?」
「・・・・・・」
どうも疑念が拭えない承太郎はちょうど近くに店を構えていた男に声をかけた。
「おい、さっきのマジシャンの女はよくここでショーをやるのか?」
「え?ああ、さっきの・・・・いや、今日が初めてだな」
「何ッ」
その言葉に承太郎は走り出す。
「じょ、承太郎!?」
「おい、どうしたんだよ!?」
「決まってんだろ!里美を探すんだ!
あのマジシャン、今日初めて路上でマジックショーをしたらしい。常ならまだしも、初めてでしかも里美を指名してきやがった!」
「ま、まさかスタンド使いか!」
「ああ、まず間違いねえ!」
街はずれまでやってきた承太郎たち、すると・・・。
「この子をお探しかしら?」
「「「「!」」」」
街角の暗闇からあのマジシャンが出てきた。
「て、てめーッ!」
マジシャンの手には親指から人差し指くらいの大きさの小瓶があり、その中に・・・・。
「ジョースターさん!空条くん!ポルナレフ!アンちゃん!」
小さくなった里美がいた。
「ど、どうなってんだ!?ありゃ!!」
「里美が!小さくなっているぞッ!!しかし、どうやって!!」
「てめー、どうやって里美をッ・・・」
「うふふふ、それくらい自分で考えなさい。空条承太郎・・・でも私がスタンド使いだということはもうお気づきでしょうけど」
「こ、このアマぁ!!」
「あらッ!レディに向かってなんていう荒っぽい言葉遣いかしら?ポルナレフ・・・フランスの紳士が聞いて呆れるわ」
「うぐっ!!」
「確か・・・イシズとか言ってたな?」
「まあッ、覚えていてくれて光栄だわ、空条承太郎。でもすぐに答えを求めるのはナンセンスよ。
それにヒントはちゃんと出してるんだから・・・もう少し考えてごらんなさいな」
そして瓶を内ポケットに入れる。
「さて・・・お嬢さんは貰い受けたし、私はこれで失礼するわ」
「待ちやがれ!!」
スター・プラチナを出す承太郎。
「悔しかったら追ってきなさい、坊や」
あっという間に姿を消すイシズ。