第13話 運命の輪~ホウィール・オブ・フォーチュン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「まさか!?」
「つっ!?地面だッ、下から来るぞッ!!」
花京院の言う通り、地面が盛り上がり、割れたかと思うと、崖下に落ちたはずのあの車が現れた。
しかもJOJOたちの乗ってきた車を破壊してしまった。
「馬鹿な、地面を掘ってきやがったァ――ッ!
しかし、これで承太郎や里美の言う通り車自体がスタンドだということが十分わかったぜッ!」
「本体のスタンド使いは車の中にいるようだ!」
ギシギシ・・・ボコボコ・・・・
「な、何だ!?」
地面を掘り進んで凹んみ痛んでいた車体が変形していく。
「こ、これは・・・!」
「形を変えていく・・・」
「ま、まるで生き物だァ――ッ!!」
スタンドのため凹んだり痛んだりしたボディも元通り、いやそれよりも殺傷能力が増大したホウィール・オブ・フォーチュン。
真っ直ぐに承太郎たちに向かっていく。
「フン!パワー比べをやりたいというわけか・・・」
「やめろ、承太郎!まだ闘うな!
まずは奴のスタンドの能力の正確な謎を見極めるのだ!!」
ジョセフが止めるが、その時、承太郎の体に穴が開いた。
「!?」
承太郎自身も何が起きたのかわからない。
「ガフッ!ば・・・馬鹿なッ!今何を飛ばしたんだ?攻撃が見えないッ!
いったい・・・何をどうやって撃ち込んできやがった!?」
撃たれた肩を抑えて動揺している承太郎。
「ヒャホハハハハッ!!見えなかっただと?今の攻撃が!今にわかるさ、しかし承太郎・・・貴様がくたばる寸前だけどなアァ!!」
ホウィール・オブ・フォーチュンはまた仕掛けてくる、承太郎を守るためポルナレフと花京院が承太郎の体を掴む。
しかし、それよりも相手の攻撃の方が早かった。
「ううっ!」
「うげっ!」
「があっ!」
「承太郎!ポルナレフ!花京院!」
「きゃああぁぁ!!」
「うぐああ、ちくしょうッ!なんだこれはぁ!」
「全然見えない・・・何かを飛ばしてきているようだが・・・・しかし、傷口には何も突き刺さってはいないッ!」
ポルナレフと花京院にも今の攻撃は見えなかったようだ。
「典明ッ・・・」
「ポルナレフ、大丈夫か!?」
「ああ、傷は深くはないが抉られているぜ・・・」
「承太郎、お前は!?」
「俺の心配はしなくてもいいぜ、それより・・・どんな技かは知らんがコントロールはいいぜ」
「ヒャホヒヒヒヒッ!!貴様らの足を狙ってひき殺してくれるッ!!」
またもや向かってくるホウィール・オブ・フォーチュン。
「くそっ、岩と岩の隙間に逃げ込め!!」
全員スタンドが入らない岩の隙間に入り込み逃れようとするが、ホウィール・オブ・フォーチュンは無理矢理入ってこようとしている。
「コソコソ逃げ回るんじゃねーよ!!」
「な、なにィッ!」
「ゴキブリか、てめーらはよー!!」
「オオ――のオオオ――――!!無理矢理入ってこようとしている!!」
「こいつは手が付けられん」
「例えるなら知恵の輪が出来ずに癇癪を起している馬鹿な怪力男という感じだぜッ!」
そういう間にもホウィール・オブ・フォーチュンはどんどん押し進んでくる。
「奥へ逃げろ!」
全員が走り出すが途中でアンが躓いて転んでしまう。
痛みで顔をしかめながらも前を見るが既に承太郎たちの姿はない。
「ええ!?誰も私を助けてくれないの!?」
後ろには敵がどんどん迫ってくる。