第13話 運命の輪~ホウィール・オブ・フォーチュン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「少し休んでいくか」
ジョセフの提案で車を止め、店に入るJOJOたち。
「ん?それ何だい?」
ジョセフが店主が絞っているものに興味を示して訊ねてみる。
「砂糖きびジュースだよ、飲んでみるかい?」
「うむ、そうだな」
搾りたての砂糖きびの汁にレモンを搾り汁を入れて渡してくれる店主。
ジョセフが受け取り、飲もうとした時・・・コップにあの車が映り込んだ。
「な、なにぃぃ!!」
ジョセフの声にJOJOたちも車に気づく。
「やっ、奴だ!あの車がいるぞッ!」
車に近づき、中を見たが運転席には誰もいなかった・・・・一同は店内を見る。
店内には店主を含めリストバンドをした男が3人。
「店主!1つ聞く、あそこに止まっている車のドライバーはどいつだ!?」
「さ・・・さあ、いつから止まっているのか?気が付きませんでしたが・・・」
ジョセフが問うも店主は覚えていないようだ。
「どうします?とぼけて名乗り出てきそうにありませんね」
「ふざけやがってッ!」
「この場合、やることは1つしかないな。承太郎」
「ああ・・・無関係の者はとばっちりだが」
ジョセフ、承太郎、ポルナレフが3人の客に近づく。
「え?空条くん、何を・・・」
「全員ブチのめすッ!!」
「ええぇぇッ!!ちょっと――――!!」
承太郎たちが客たちに掴みかかる。
「承太郎、やめろ!ジョースターさん、あなたまでッ!やりすぎです!!」
花京院が止めるが体格の良い男を3人も止めるのは困難だ。
しかしそんな乱闘を余所に後ろでドアが閉まる音がする。
「えっ!?」
見るとあの車がエンジンをかけ、そのまま走り去っていく。
「ひょっとして俺たち・・・おちょくられたのか?」
「みたい・・・・」
「くっそ!誰か、奴の顔を見たか!?」
「いいえ、またもや腕だけしか見えなかった・・・・奴は一体どういうつもりなんだ?
奇襲してくるでもなく・・・戦いを挑んでくるわけでもない・・・。
頭のおかしいドライバーのようでもあり追手のようでもある・・・・」
「そんなこたぁ―――奴をとっ捕まえてはっきりするぜ!!そうしなきゃあこのイラつきが収まらねえ!!
さっきのトラックとの正面衝突の恨みもあるしなッ!!」
店の者がポカーンとする中、JOJOたちは車に乗り込み、後を追った。
しかしあの車は先ほどとは違い、ものすごいスピードで走行している。
「くそォ・・・あのボロ車、やけにスピードが出るじゃねーかッ」
そのうち車は道標の所に差し掛かり、右折する。
JOJOたちもそれを追って右折をする、しかしその脇にはボロボロになった「 危険 行き止まり 」の標識が・・・・。
「おかしいな、地図によるとこの辺のパキスタンへの道はトンネルがあって鉄道と並行して走るはずなんだが・・・・」
「どうでもいいぜ!すぐに捕まえるからよッ!」
車はカーブの先に消えていく。
「野郎ッ!あそこの・・・次のカーブで絶対とらえてやるぜッ!!」
ポルナレフも同じく道沿いにカーブを走行するが・・・。
「な、何ィィィッ!?」
なんとあの車が消えている、道はなく、あるとすれば吊り橋がかかっているだけである。
「ば・・・馬鹿な!行き止まりだと!?」
「奴はどこに消えた?カーブを曲がった途端見失ったぞ!」
「車で吊り橋は渡れないはず・・・」
「まさか墜落したんじゃねーのか?」
ドゴオオオ――ン!!
すると後ろから大きな衝撃がくる、振り返るとなんとあの車がこちらの車を落とそうと追突してきている。
「奴だ!奴が後ろにいるぞ!」
「し・・・信じられんッ!1本道だぞ、どうやって後ろに回り込んだんだ!?
しかも、ものすげー馬力で押してきやがるッ、戦車か!?こいつは!!」
ポルナレフがブレーキを踏んで留まろうとしても、後ろの衝撃が強力過ぎてどんどん押し出される。