第11話 皇帝と吊られた男~エンペラーとハングドマン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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ポルナレフ、花京院、里美は自分の身の周りから反射物になりえるものを取り外そうとしていると・・・。
「お兄ちゃん、お姉ちゃんたち車の事故は大丈夫?お薬持ってこようか?」
1人の少年が通りかかった。
それに気づいたポルナレフは追い払うとするが少年は心配をして近づいてくる。
「は!」
「ねえ、車めちゃめちゃだけど・・・血も出てるよ?」
3人は驚いた何かが光ったと思った時、少年の瞳の中にハングドマンが映っていた。
「や・・野郎!」
「子供の目の中に・・・!」
3人はお互いに離れた。
「おい、小僧!こっちを見るな!!」
「え?」
「見るなと言っとるだろうが!こっちを見るな!」
しかし少年はポルナレフを目で追う。
「お兄ちゃん、血だらけだよ?」
「大丈夫だよ!もう傷は塞がってんだ!この通りピンピンしてんだろ?だから構うな!!」
「ククク・・・どうするね!まさかこの可愛いい子供の目をチャリオッツの剣で潰すというのかね?ポルナレフ?
ククククククククククク・・・・・」
「ぐあっ」
ハングドマンがポルナレフの首を掴んだ。
「ポルナレフ!!」
「うぐぐ!」
「捕らえた・・・ついに捕らえたぞ、もう逃れられん、子供の目を潰さん限りなあ、クククク・・・」
ハングドマンが刃先をポルナレフに向ける。
「なんて卑劣な男だ・・・アヴドゥルを卑怯にも後ろから刺し、そして今!子供を攻撃できないのを知って利用する、許さん!」
怒りに震える花京院。
「クククク・・・」
「・・・・・フフフ、おい、花京院。
こういう場合!そういうセリフを言うんじゃねぇ」
「!」
「え?」
「いいか・・・こういう場合!仇を討つ時というのは今から言うようなセリフをはいて闘うんだぜ!
『我が名はジャンピエール・ポルナレフ!
我が妹の魂の名誉のために!我が友アヴドゥルの心のやすらぎのために!
この俺が貴様を絶望の淵へぶち込んでやる、J・ガイル・・・・』
こう言って決めるんだぜ!」
ニヤリと笑うポルナレフ。
「許せ小僧!後でキャラメル買ってやるからな!!」
そう言って少年に向かって砂利を蹴り上げた。
「うわあ!!目に砂が――っ!!」
すると・・・。
「ポルナレフの瞳に・・・ハングドマンが・・・」
「おう、原理はよくわからんが、こいつは光並みの速さで動こく。
普通ならとても剣では見切れねえスピードさ・・・、だがな、子供の目が閉じたならこいつが次に移動してくるのは俺の瞳!
飛び込んでくる軌道がわかっていれば・・・その軌道がよめれば、剣で斬ることは・・・たやすい!!」
その言葉の通りだった、ポルナレフの瞳の中のハングドマンの体に剣での切り傷が・・・。
「ギャアァァ!!」
ハングドマンが斬られた瞬間に離れた遺跡から叫び声がした。
「あそこにいるな!」
3人は走り出した。
「いよいよ見つけた!本体、J・ガイル!!嬲り殺してくれるぜ!!」
――――――――
遺跡に到着すると1人の男が倒れていた、ハングドマンと同じ個所に切り傷がある。
「ついに会えたな、J・ガイル!」
「はあ・・はあ・・はあ・・・」
男は傷を負わされ、息を切らせている。
「我が名はジャンピエール・ポルナレフ!
貴様のスタンドの秘密は見切った!
鏡から鏡へ、つまり『映るもの』から『映るもの』へと移動できる『光のスタンド』
ものすげー速さだからとても俺の剣なんかで捉えることはできない。
しかし・・・・移動中は無防備で、その直線起動上にいるしかない、そこに移動するかわかればその瞬間、軌道をたてに裂けばおめーも裂ける。
花京院、アヴドゥル、そして里美が来てくれなければ、それがわからずおめーに殺られていただろうがよ!」
ポルナレフが男に迫ろうとしたが・・・。
「待って、ポルナレフ!そいつは本体じゃない!両腕とも右手の男じゃない!!」
そう里美が叫んだ時、ポルナレフの背中にナイフが飛んできて突き刺さった。