第11話 皇帝と吊られた男~エンペラーとハングドマン~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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そしてまたインドの街中・・・
「何!?見ただと?両手とも右手の男を?確かか?」
「ああ」
「どこでだ?」
ポルナレフが指した先には男が歩いている。
「あれぇ?」
男は首を傾げた。
「おかしいな・・・もう1人いたのに」
「なにッ!」
しかし、歩いてくる男は1人だけ。
「銃は剣よりも強し」
「あ?」
「ン~~!!名言だな、これは!」
男はポルナレフを見て言い放つ。
「何だ?てめーは?」
「ホル・ホース・・・俺の名前だぜ、『皇帝(エンペラー)』のカードを暗示するスタンド使いってわけよォ!
あんたらを始末して、高瀬里美を連れてこいってDIO様に金で雇われたってことさあ」
「・・・おい、田舎もん。てめーの自己紹介は必要ないぜ、両右手の男を知っているのか?」
「ふぅ~、勝手な野郎だな。てめーが聞いたから答えたんだぜ?まあ、いい」
タバコを咥えたホル・ホースがにやける。
「奴とは一緒にきた。近くにいるぜ」
「なに・・・」
近くにいることを伝えられ殺気立つポルナレフ。
「どいつだ!?」
「それこそ言う必要がねーことだぜ、このホル・ホースがあんさんを始末するからな」
「・・・・・」
ポルナレフのピアスが風に揺られてチャリと鳴る。
「おめーのようなカスはみんなそう言うぜ!
そしていつも逆に俺にやられる・・・・」
それを聞いたときホル・ホースは鼻で笑った。
「おかしいか?」
「フフフ・・・DIO様が言ってたぜ、ポルナレフって野郎は人を甘くみる性格してっから俺になら簡単に倒せるってな。
その通りなんで、つい笑っちまったぜ!!」
「ほォ~~・・・まあ、貴様を先に倒さなきゃ奴に会えねぇってならそうしてやる。かかって来いよ」
するとまた鼻で笑うホル・ホース。
「軍人将棋ってあるよな?
『戦車』は『兵隊』より強し、『戦車』は『地雷』に弱いんだ。
まあ・・・戦いの原則って奴よ、このホル・ホースの『皇帝(エンペラー)』はあんさんより強いから俺のスタンドの能力を戦う前に教えておいてやるぜ・・・・それが『銃は剣よりも強し』だ」
「さっきから何が言いてぇんだ?」
「俺のスタンドは『拳銃(ハジキ)』だ、『拳銃(ハジキ)』に剣では勝てねぇ」
「なに~~?『おハジキ』だあ~~?そりゃあ、強そうだわなあ!!
ワッハハハハハハハハーーーーー!!!」
「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」
お互いの言葉に対してお互いで笑う・・・・がそれは決して愉快な笑いではない。
「「てめーっ、ぶっ殺すっ!!」」