杜王町編・最終話 黄金の心
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おい!じじい!」
「!」
「聞こえねえのかよ、じじいーッ!」
そこへ仗助がやってきた船着き場で手を振っている。
「見送りかしら」
「学校に行く途中なのにね、といってもまだ時間があるから間に合うか」
仗助だけだが嬉しかった、彼のおかげで今回の事件は終息したのだから。
イシズや里美は彼に手を振っている、仗助も気付いて二人の名前を呼びながら『ありがとうございました~!』と声をかけてくる。
「どれ・・・今一度、我が誇り高き息子に別れを言おうかのう!」
あの透明の赤ん坊を承太郎に託すと仗助の方を振り返るジョセフ。
赤ん坊の親は結局見つからず、後に『静』と名付けられジョースター家に養子として入ることになる。
「おい、じじい!さっき渡した俺のお袋の写真よォ――ッ!ちゃんと持ったァ――ッ?」
「ああ、お前の言う通りちゃんと財布に入れたよ――ッ!お前の母さんには会わずに行くが・・・幸せを祈っておるよ――ッ!」
それを聞くと仗助はニヤリと笑う。
「そう・・・入れたのね、財布に・・・」
仗助はポケットから何やら切れ端を取り出す。
「『クレイジー・ダイヤモンド』!」
スタンドを出すとジョセフの財布が懐を離れて仗助の元へ。
「あっ!!」
「貰っとくぜ――ッ!父親ならよォ~~、息子に小遣いくれるもんよねェ~~ッ!それにお袋の写真なんて持って帰ったらまたバアちゃん(スージー)と揉めちゃうぜ~~ッ?」
「こ、こんのガキ~~・・・・!」
手摺を握って怒っているジョセフ、イシズとアヴドゥルは笑いを耐えるのに精一杯だ。
〈なんというか・・・本当に似てるわ、この親子・・・〉
苦笑しながらジョセフと仗助を見ている里美。
「あ!ハトホル!」
「はい?」
「昨日の約束、忘れんなよ~~ォ!!俺、ゼッタイにそっちに行くからよ~~ォ!!」
ピクッ
仗助の言葉にアヴドゥルが反応する。
「『昨日の約束』って何?」
「え?ああ・・・仗助さん、大人になったらアメリカに会いに来るって」
「へえ、そうなんだ!じゃあアメリカの楽しいところ案内しないとね!」
「うん!」
「何の話ですか?」
「ハトホル、昨日仗助くんに呼び出されたのよ。お別れの挨拶がしたいからって・・・そこでなんか『もっと大人になってアメリカまで会いに行く』って言われたらしいのよ」
「『会いに行く』って・・・遊びに来るって意味合いでしょうかね?」
「さあ、それは本人たちの問題だしね」
「・・・・・・」
「アヴドゥル、俺に言った言葉・・・忘れてねーだろうな」
思わずマジシャンズ・レッドを出してしまっているアヴドゥルを承太郎が(スター・プラチナ付きで)止めている。
「そうは言うけど承太郎――・・・」
「?」
「静亜も『そういう人』を連れて来るかもしれないよ?」
「まだ早いだろ」
「そうね、でも遠い未来の話ではないよ?日本の中学生の年代は恋多き世代なんだから」
里美の言葉にアヴドゥルと同じ表情になりつつある承太郎。
「静亜」
「つっ!?」
急に背後に現れた父親に驚いている静亜。
「な、何?お父さん?」
「お前にはまだ早いからな」
「え・・・?何が・・・?」
〈まだ見ぬ娘の恋人を警戒してどうするのよ・・・〉
『?』な娘に『男は良く見定めろ』や『男友達とは慎重にな』と必死な顔で言い聞かせている承太郎を見て呆れている里美。
このような日常を取り戻せたのもまた仗助たちのおかげともいえるだろう。
杜王町編・完