第10話 もう一人の血統者
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「あ、ジュナお姉ちゃん!話は終わったの?」
「うん・・・」
「そう、あれ?里美お姉ちゃんは?」
「ちょっと散歩してくるって」
「そうなんだ」
―――――――――
その頃、里美は写真を持ってホテルのロビーで座っていた。
写真はジョセフは里美にくれたものだ。
母方の数少ない家族写真だからと・・・・。
「・・・・・」
黙々と見ているとふと隣に誰かが座った。
「空条くん・・・」
「よお」
「・・・・・」
「しみったれてるな」
「そりゃ、しみじみしてるよ。ようやく私の家族の・・・家系の霧が晴れたんだもん。
こんなに近くに親戚がいたとも知らなかったしね」
笑いながら言う里美。
「これも血統だからなのかな?」
「俺たちが出会ったことか?」
「うん、ジョースターさんが言っていた『スタンド使いは引かれ合う』ってこともあるけど。
でもそんなことよりもずーっと深い、根っこのところで繋がって引かれ合ったのかな?って思うの」
「深い・・・根っこの部分か」
すると里美が寄りかかってきた。
「つっ・・・」
「お願い、しばらくこうさせて・・・」
心にぽっかり空いた穴がすっぽり埋まっていく感覚を承太郎の体温とともに感じる里美だった。
続く