杜王町編・第16話 ハイウェイ・スター~噴上裕也~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「わ、わかった・・・トンネルの中のヤツ、解放するよ!まだ生きてると思うッ、栄養補給すれば回復するぜ、きっと!」
裕也は不利と思うや否やコロッと態度を変えてきた。
「まさか・・・こんな怪我人をぶちのめすなんて、そんな卑怯なことはしねーよな?
そりゃあ男のやることじゃあねーよなァ~?」
「「「そうだ、卑怯だぞ!!」」」
今までの成り行きを見守っているだけだった女子高生たちだが口をそろえて抗議する。
「そうですね、怪我人や弱い者いじめは『いけないこと』ですよね、男でも女でもしちゃあいけないことです。どう思います?仗助さん」
「全く同感だぜ、後味が悪いし、とっても男らしくないことだ、心が痛むぜ」
「そうだろォ?こんな俺をぶちのめしたら嫌な気分がずっと残るぜ?」
「だと思ってよ、既にお前を『治して』おいたぜ」
「え?」
裕也が体を動かしてみる。
「どうだ?動けるか?動けるだろう?
『エチドナ』の能力で悪化したところもお前が言った背骨も手足の骨折も治してある」
「本当だ・・・治っている!」
「そう・・・一旦、オメーを治せばよォ~~・・・
これで全然卑怯じゃあねーってわけだな!」
「あ・・・うあああァァァ――――――――――!!」
『ドラララララララッ!!ドラアッ!!』
噴上裕也、入院続行―――
もし今後、ハイウェイ・スターを使って怪我の回復をはかろうものなら何度でもぶちのめすと仗助に念を含まれた。
「スウウゥゥ―――、フゥ――・・・・
スッゲー爽やかな気分だぜ!新しいパンツを履いた正月元旦の朝のようによォ!」
「・・・・・どんな例えですか?」
どんな気持ちのイメージかは想像できていないハトホル、しかしスカッとしている気持ちは同じなのでそのまま下の階に降りた。
そして里美と合流し、康一に礼を言うとその場で別れた。
そして露伴を助けに再び、二つ杜トンネルへ。
「・・・・・っ」
「露伴先生、気が付きましたか?」
露伴はクレイジー・ダイヤモンドのおかげで状態が元に戻った。
「ハトホル・・・本体を倒したのか?」
「はい、里美さんや仗助さんのおかげで倒せましたよ!」
「そうか」
そう言うと露伴はハトホルの後ろにいる仗助を見る。
「あのよ・・・露伴先生、いろいろあったけどよ」
「何故、僕を治した?」
「へ?」
「余計な真似を・・・お前に助けられるくらいなら死んだ方がマシだ。
だいたい『逃げろ』と言ったのにむざむざと敵の罠の中に入り込んで来るとは、この大馬鹿が!」
「えーっと・・・」
「・・・・」
ポカーンとしているハトホルと里美の電話で呼び出された承太郎。
「露伴さんって・・・変な人だね」
「というよりも素直じゃないんだよね、こんなときぐらい『ありがとう』って言えばいいのに」
露伴の性格を知っているためか苦笑している里美と初めて露伴の人間らしい所をみた静亜だった。
*静亜は何となく機械的な人だなとか思ってた。
続く