第9話 黄色の節制~テンパランス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「・・・・・」
ホテルに戻る帰り道、里美は無言だった。
「どうしたんだ?高瀬」
承太郎は足を止め、後ろを歩いている里美を振り返る。
「・・・あの人が言っていた言葉」
『そのお嬢ちゃんはお前と同じ血を引いてるってことだよ!』
「私と空条くんが同じ血を引いてるって・・・」
「お前、自分の両親のこと知らねぇのか?」
「お父さんは日本人でお母さんはアメリカ人・・・お父さんの家は生粋の日本人家系だし・・・でも母方の家系はよく知らないの。
知ろうともしなかったし、アメリカに住んでだからてっきりアメリカ人家系だと思って」
「そうか・・・、ならジジイに聞けばわかる」
そう言ってまた歩き出す。
「空条くん!」
「・・・・」
「私・・・・私、何者なんだろう・・・」
泣きそうな顔をしている里美。
承太郎は近づくと優しく抱き締めた。
「お前が何者なのかはジジイに聞けばわかる」
「空条くん・・・」
「これだけは言っておくぜ、俺は何があってもお前の味方だ。お前は俺が守る、必ずだ」
「・・・・・」
里美はその言葉で不思議と気持ちが軽くなった、そして空条承太郎という男性に恋をしているのだと自覚した瞬間だった。
続く