杜王町編・第11話 ハーヴェスト~矢安宮重清~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「へへへっ・・・・」
公園のベンチに座りながら分け前を貰った後の自分の通帳をじーっと見ている仗助、隣りではハトホルが呆れ顔で見ている。
静亜は承太郎と特訓のため来ていない。
「いつまでニヤニヤしてるんですか?仗助さん」
「だってよ!見てみろよ、この預金残高!」
そう言ってハトホルに自分の通帳の残額を見せる仗助。
通帳には『166万6666円』の印字がある。
「はいはい、わかりましたから・・・失くすと大変だし早くしまって下さい」
「お、おう!そうだな!」
そう言うと自分のバッグにしまう。
「でもよォ~、お前、大金が目の前にあっても全然平気なのな。銀行で実際500万見ても知らん顔だったもんな」
「お金は確かに大事ですけど、中学生が持ってても怖いから。それにパパとママに『お金は自分で稼いでこそ有難みが分かるものだから』って教え込まれてます」
「そうか、アヴドゥルさんとイシズさんらしいな」
「だから仗助さんもあんまり無駄遣いしないで高校卒業まで取っておいた方がいいですよ」
「わーったって!でもよ、メシぐらいは奢らせろよ!」
「え?」
「だってよ~、今回はお前や静亜に大いに助けてもらったからな~、礼に何か奢らせろよ!」
「別に奢ってほしくて手を貸したわけじゃないですよ?」
「だから礼だって!オメーと静亜のことだからブランドものとかあんまし興味なさそうだからよ!だったらメシくらい御馳走させろって!」
「つっ///!」
『なあ?』と覗き込んでくる仗助に後退るハトホル。
「ん?どうしたんだよ?」
「い、いえ・・・別に。わかりました、そこまで言うなら甘えようかな・・・」
「おう!何でも言えよ!和食でもいいし、アメリカの食い物が良ければステーキもいいぜ!それともイタリアンにするか?あー、でも中華も捨てがたいなぁ~!あっ、スイーツも食うか?」
腕組みをしながら考えていた仗助がハトホルの方を見ると肩を揺らして笑っている。
「な、何だよ・・・」
「フフフ・・・いや、あんまり真剣に考えてるからつい可笑しくて・・・」
「っ・・・///そんなに真剣だったか?俺?」
「はい、眉間に皺がよってましたよっ・・・」
自分の眉間をトントンと叩くハトホル。
「じゃあ和食が食べたいです、私も静亜もアメリカで生まれ育ったので本場の日本料理が食べたいです」
「お、おう!任せとけ!とっておきの場所選んでおくからよ!」
仗助は億康とも話し合って後日、静亜とハトホルを小料理屋に連れて行った。
そして帰りがけに静亜に『ケーキも奢って』と言われ、承太郎や里美たちの分も含めて奢ったそうだ。
続く