杜王町編・第11話 ハーヴェスト~矢安宮重清~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ぎゃああああっ――――!!500万がぁッ―――――!!何してんだど?お前!理解不能!理解不能!理解不能!理解不能!」
「だ~か~ら~・・・仗助さんや億康さんを傷つけたり殺したりしたら、500万は手に入らなくなるって言ってんの。
『手形を直せる』のは仗助さんの『クレイジー・ダイヤモンド』だけだからね」
「あ・・・そういうことか、なるほど!理解可能!」
「でもアンタには少しお灸を据えないといけないね、私たちもいい加減見かねてきた」
静亜はウォーリア・ブレードを出現させる、そして仗助の持っていた手形の破片を吹き飛ばす。
「え!え!?再び理解不能!理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能!!ええ~~~~っ!!」
欠片の飛んで行った方向を慌てて振り返る重清。
「何してんだどォ―――――ッ!?拾ってこいッ!『収穫(ハーヴェスト)』!欠片1つ残らず拾ってこい!!」
重清はハーヴェストを全部回収に向かわせてしまった。
「・・・これで攻撃しやすくなった」
「!」
『ジリ・・』と踏みしめる音がしたかと思うと後ろには静亜とハトホルがこちら側に渡り切っていた。
「おっ・・おおおっ~~!!」
「覚悟はいいかな?重清さん・・・」
「ば、バカがっ・・・今攻撃したらおらにくっついているこのコブラも・・・ってあれ?コブラが、コブラがいねーど!?」
首に感触がなくなっている。
「はあ~~・・・アンタ、正真正銘『馬鹿』なの?『形勢逆転』だって言ったじゃん、コブラの他に手段があるのにいつまでも巻き付けておくわけないじゃん」
拳を握る静亜。
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!!オラッ!!』
「プギャーッ!!」
静亜(ウォーリア・ブレード)のラッシュを浴びた重清は屋上の出入り口の壁に吹っ飛んだ。
「さすが承太郎さんの娘だぜ・・・」
「おう・・・」
「いや、父さんのはもっと痛いよ?私はまだ特訓中だから力は弱いもん」
それでもあれだけ吹っ飛ぶのか・・・・、そう思うと静亜の成長が少し怖く思えた2人。
しかし、今は重清の方を片付けるのが先だろう。
「さてと!邪魔がいなくなったところで、ちょいと簡単なお勉強をしようか?重ちーくんよ~~?
今、破片を集めてくるのはおめーの『収穫(ハーヴェスト)』だ・・・そしてその破片を『元通り』にしなくては500万は手に入らん」
仗助が負傷した重清の胸倉を掴んで懇切丁寧に説明する。
「誰のスタンドが元に戻すだ?ん?言ってみな?
名前を言ってみろ、『クレイジー・ダイヤモンド』で手形を直すのは誰かな?」
「じょ・・仗助・・・」
「・・・ああ?」
仗助の背後で静亜が拳を握るとウォーリア・ブレードもラッシュの態勢に入る。
「い、いいえ!じょ・・仗助さんですっ―――!!」
「よぉ~し、仗助さんだ!しかしだ、その手形をおめーから取り戻したのは誰だ?ン?誰だ?名前を言ってみろ」
「お・・億康・・・」
また呼び捨てにしようとしたので静亜が拳を握る。
「『さん』ですっ!」
「よーし!よーし!お利口だ!
・・・で、次にちょいとした計算をしよおか・・・?これから入る500万円をどーやって分けようか?
静亜とハトホルは辞退しているから、俺たち『3人』で分けることになる。
恨みが残んねーように1人1人分け前をいくらにすればいいだろーか?重ちー?どうやって分ける?」
「は、半分でいいです・・・」
「『半分』だとォ~~?さっき『3人』でって説明したばっかりだろうが・・・それなのにおかしくねえーか?算数的に考えてもよォ~、相当おかしいぞ!」
ガクガク揺さ振る仗助。
「さ・・・3等分ですぅ~~~!」
そこで『ハッ』とした重清。
「そ、そーだど!お・・・おら1人だと集めることしかできなかった・・・おらが間違ってた!
みんなで見つけた『宝くじ』だ、3人いなきゃ手に入らなかったんだ・・・目が醒めたど!欲に目がくらんでた、恨みが無いように平等に分けるど!」
「『本当に平等に分けて』よね・・・?もしまたこんなメンドクサイこと起こしたら今度は『これくらい』じゃ済まさないからね・・・」
「は、はいいいィィィィ~~~~!!」
静亜の忠告(脅し)もあり、その後3人は無事に手形を元通りに直して500万を手に入れることができた。