杜王町編・第11話 ハーヴェスト~矢安宮重清~
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「はあぁ~~~~・・・」
「疲れたぁ~~・・・」
静亜とハトホルは疲れ果てていた。
つい先ほどまで里美とイシズにスタンドの手ほどきを受けていたのだ。
「ようやく解放されたね~~」
「ほんっと・・・ママたちの特訓は加減知らずだからね」
「全くだよ・・・」
疲れ果ててベンチに座り込んでいるが、そのうち喉が渇いてきた。
「ハトホル、ジュースとお菓子買いに行こうよ!」
「そうだね!確か近くにスーパーがあったよね、行こう!行こう!」
2人は財布を片手にルンルンにスーパーに向かう。
「コーラにしようかなぁ~?サイダーにしようかなぁ~?」
「私はシンプルにミネラルウォーターにする!」
「え~~っ!たまには炭酸系飲んだらいいのに~!」
「だって炭酸って後味が残るんだもん」
「それがいいんだよ!特に特訓後の炭酸は堪らないんだから!」
「静亜、なんかオジサンみたいだよ・・・」
「ほっといてよ!イ―――ッだ!」
友達ならではの会話をしながら歩いていく2人。
「あ、そうだ!お菓子も買うとなるとお金いくらあるか、まず確認しなきゃ!」
2人はスーパーの近くで財布を開き、小銭や紙幣を確認する・・・ところが・・・。
チャリーン!
「あ!」
静亜の50円玉が財布から落ちて近くの自動販売機の下に落ちてしまった。
「あ~あ・・」
「50円損しちゃったぁ・・・」
泣きそうな静亜。
ところが、不思議なことが起きた・・・自動販売機の下から音がするのだ。
「何だろう?」
「虫?でも・・・音からするともっと大きいよね・・・?」
「うん・・・」
2人は少し怖がりながら様子を窺う。
すると自動販売機の下から50円玉を持ったヘンテコなやつが出てきた。
「うわああぁぁ!!」
「何ッ!このヘンテコなの!?」
手のひらサイズで黄色の体に紫の縞模様が入っており、尖った鼻をしているそのヘンテコなのは50円玉を大事そうに抱えている。
『50エン・・・・拾ッタ・・・』
そう言うと素早く走り去る。
「「・・・・」」
呆気に取られていた2人だが、ハッと気づいて走り出す。
「ちょ、ちょっと待って!私の50円返して!!」
小さなそれを見失わない様に必死に走る。
「何なんだろう?アレ!」
「わかんないッ!とにかく追おう!」
追って行くとその小さいやつは公園に入っていった。
「公園!?」
「遊具がたくさんあるところなんかに紛れ込まれたら探すのが面倒くさくなるッ!」
2人は急いで公園に入って行くと見知った顔がいた。
「じょ、仗助さん!?」
「億康さんまでッ!何でここに?!」
「おッ!静亜とハトホルじゃあねーか!」
「お前らこそ、何でここにいるんだ?」
「さっき、ちっこいくて黄色で紫の縞々模様のついたのが来ませんでした?!そいつが私の50円玉を持って行ってしまったんです!」
「「え?」」
仗助と億康は下を見た。
「おい、お前が見た『黄色くて紫の縞々模様をしたやつ』ってコイツか?」
自分たちの背後を指すので2人は仗助と億康の後ろを覗き込む。
そこには、静亜たちの見た小さいヘンテコなのがワラワラと何匹もいて、しかも1円やら10円、50円、100円などの小銭をジャラジャラ拾って来ていた。
「な、何ですか!?コレ!?」
「『収穫(ハーヴェスト)』だ、矢安宮重清、『重ちー』ってんだけどよ。そいつのスタンドらしいぜ」
仗助が本体の男を紹介する。
「ん~~~?女の子も集まってきたぁ~!
君たちもおらの『収穫(ハーヴェスト)』を追っかけてきたのか~?」
「そ、そうです・・・」
鼻を垂らしながら笑う重清を少し怖く感じたハトホル。