杜王町編・第9話 ラット~ネズミ(虫食い)~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「くそ・・・あれじゃあ脳天をブチ抜くことができねェじゃあねーか」
「仗助さん・・・弾、1本ちょうだい」
「え?」
静亜がライフルの弾を掴むとウォーリア・ブレードで構える。
「な、何する気なの!静亜!」
「『邪魔な物(障害物)』があるなら、取り除くまで!」
ドシュッ!!
「「「!」」」
静亜はライフルの弾を発射した。
ギュルルル――ッ!!
風を切る音が響く。
〈『戦士の刃(ウォーリア・ブレード)は風のスタンド、風の力は集中すれば『鋭い刃』にだってなる!〉
バギイイィィン!!ボゴォ―ン!!
ライフルの弾は岩を砕き飛ばした。
「!」
『虫食い』も狙撃されたことに標的を静亜に移す。
「静亜ッ、あいつ何を考えてッ・・・ぐおぉっ・・・」
体半分が溶けてしまっているため思うように動かせない承太郎。
「・・・・」
「ギャー!?」
「グレートだぜ、静亜・・・これで狙えるぜ、何も心配はねェ。
承太郎さんが動けない今、別の攻撃をされたらこっちを見る。それがお前の『狙い』だったんだな!」
「コクリ・・・」
「今度は『的がデカい』、確実に狙えるぜ!」
ドキュウゥゥ―ン!!
「!」
バッゴオォ―――ン!!
攻撃は仗助のクレイジー・ダイヤモンドの方が速い、『虫食い』は反撃する前に撃ち抜かれた。
「今回はマヌケじゃあなかったぜ・・・プレッシャーを跳ね返す男・『東方仗助』と呼んでくれっス!
それからナイスな行動だぜ、静亜!さっすが承太郎さんと里美さんの娘だぜ!!」
「ちょ、ちょっとっ!!仗助さんッ!痛いよ!!」
頭をグリグリ撫でられ、ばたついている静亜だが、若干照れ臭そうである。
「音石明が招いたスタンドネズミ・・・人間が招いた自然破壊ってな感じで複雑な気分だが、仗助が頼りになるヤツだったので、ヤレヤレ・・・一安心といったところか・・・。
それから、静亜・・・最初は頼りになるか心配だったが、ここまで肝の据わった行動を取るとはな、よくやったぜ」
その後、承太郎を治療してスピード・ワゴン財団にスタンドのネズミを処理をしたことを報告した4人は帰路についた。
そして後日、音石は刑務所の面会室で里美と承太郎にキツーいお灸を据えられたそうだ。
続く