第9話 黄色の節制~テンパランス~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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呪いのデーボのことが片付き、ジョセフはDIOのことを探るためアヴドゥルと部屋に残り、テレビで念聴を行っていた。
だが、出た答えは・・・・。
『我々の中に裏切り者がいる』
「なんだと・・・?」
「今の文章は・・・いったい・・」
さらに念聴を進めてみると
『か』『きょ』『う』『い』『ん』『に』・・・
『き』『を』『つ』『け』『ろ』・・・
『D』『I』『O』『の』『手』『下』『だ』・・・
「な、なに・・!?」
「ば、ばかなッ!花京院が手下ッ!?」
そして・・・
「なっ!?」
画面には・・・
「こいつは・・・!」
妖しくも不気味なオーラを纏った男がいる。
「ジョセフ・ジョースター!」
「「!」」
「貴様!見ているなッ!」
「DIO!」
危険を察したジョセフはアヴドゥルとテレビから離れた。
するとテレビは画面にヒビが入り、壊れてしまう。
「見ているところ感じて妨害したのか・・・。
しかし、どういうことです!?」
「今聞いた通りじゃ!DIOの持つジョナサンの肉体はわしと不思議な絆で繋がっているが――わしのスタンド『ハーミット・パープル』がそれを読んだ!
花京院はッ!DIOの手下で我々を裏切っていると確かに言ったッ!!」
「まさかッ!考えられん!
心を操っている肉の芽も抜いたし、東京からの飛行機では里美とともにスタンド使いを倒した!
それでも彼は裏切り者だというのですかッ!」
「わからぬ・・・わしは花京院を信頼している!
だが、何か理由があるはずじゃ!理由が!
しかし、もし本当に花京院がDIOに通じているのなら、いつでも我々の寝首をかくのは可能!
DIOの『トロイの木馬』ということだ!
っ!?アヴドゥル、花京院はどこだ!」
「承太郎と里美と一緒です、インドへ向かうバスか列車の手配をしに出かけました!」
――――――――
その頃、承太郎と里美、花京院とアンは交通手段を確保するため歩いていた。
「らっしゃい」
「アイスクリームちょーだい。
ねぇ、里美お姉ちゃんも食べようよ!」
「そうだね、何味があるのかな?」
「お!お嬢ちゃんたち、アイスクリームもいいが、こいつはうまいよン!
ひんやりと冷えたヤシの実の果汁だ、どうだい?」
「えー!4シンガポールドルもするじゃん、観光客用にぼってる値段かよ。2ドルなら飲んでやるぜ」
「あのねー、ナチュラル・ピュアテイスト100%なのよン?
さっき木から取ってきたばかりのやつに・・・っと穴をあける。
すると・・・アーラビックリ!こんなにきれいな果汁がタップンタップンなんだよぉ~ん!トロピカルゥ!!
とっても甘むぁ~~くて、しかもさわやかぁ~~。果肉もおいしいよ!」
店主が実践して見せてすすめてくる。
「・・・・」
「飲んでみるか?」
「え?」
「そいつを4つくれ」
「へいどーも、16ドルっす!」
「おい、8ドルにしろよ、8ドル!」
値段交渉しているとき花京院が財布を取り出した、すると1人の男が・・・。
「いただき!」
財布を掴むと走り出した。
「花京院くんの財布がッ!」
「・・・・・」
「ふべっ!」
ところがハイエロファント・グリーンが男の足を掴んで転ばせた。
もちろんスタンドなので男には見えていない、それどころか何が起こったのかすら分かっていない。
「てめー、俺の財布を盗めると思ったのかッ?
このビチグソがァ~~~~っ!」
「え?」
「どうした?花京院」
3人が振り向くととんでもないことが起きていた。
「ヘドぶち吐きなッ!」
なんと花京院が男の顔面に膝蹴りしていた。
「花京院!」
「花京院くん!?」