杜王町編・第7話 アクトン・ベイビー~静・ジョースター~
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「まったく・・・ちょっとの用事が大きなことに発展したようね」
『ごめんなさい・・・』
「怒ってるんじゃないのよ、スタンド使いの宿命だもの、出会ってしまったものは仕方ないわ」
承太郎と一緒に弓と矢の研究を続行している里美。
「仗助くんには、後で私がお金を返すって伝えてちょうだい。あと、今日はもうお家にいくのは無理だろうからホテルに帰ってきなさい、いいわね?」
『うん、わかった』
電話を切った里美に承太郎が近づいてきた。
「何かあったのか?」
「実はあの子たち、スタンド使いに出会ったらしいの」
「敵か?」
「ううん、違うみたい。偶然出会ったんだって、しかも赤ちゃんらしいの」
「赤ん坊だと?以前出会ったマニッシュ・ボーイとは別物か?」
「ええ、ジョセフさんが言うには『無意識のスタンド使い』で母親から離れて恐怖や不安からのストレスで本能的に能力を使ってるみたい。
このままだと目的地(仗助の家)には行けないし、別のスタンドに襲われたら危険だから戻って来るように伝えたよ」
「それがいいな」
――――――――――――
その後、4人は帰ってきたが全身びしょ濡れだった。
「な、何やってたの?あなたたち!!」
既に話を聞いていたイシズが驚いている。
「ジョースターさん、大丈夫ですか!?」
アヴドゥルもビックリしている。
「ああ、大丈夫じゃよ・・・それよりこの子を頼めるか?」
透明のままの赤ん坊を差し出してくるジョセフ。
「わかりました・・・といってもどっちが頭なのかしら?」
「たぶん、こっちじゃ」
触った感触から答えたジョセフの言う通りに抱っこをしてみるイシズ。
「本当、不思議だわ・・・透明なのに、しっかり感触がある」
「あぶー!」
「女の子なのよね?」
「うん」
するとイシズは試しにアヒルの玩具を振ってみる。
「よしよ~し、アヒルちゃんよ?ガアガアですよ~?」
「きゃっきゃっ!!」
すると緊張がほぐれたのか透明な範囲が狭まり、ベビー服やその他の用品が見えてくる。
「ん?これ、何かしら?」
里美が触って見ると・・・。
「ファンデーション?」
「表情がわからなかったんで・・・塗ってみたんでスよ」
「なるほど・・・でも、緊張がほぐれてくれば顔もそのうち見えてくるのよね?」
「そのはずじゃ」
「じゃあ、ひとまずファンデーションはこのままでお風呂に入らせましょ。静亜、赤ちゃん用のお風呂は買ってくれたのよね?」
「うん、母さんに言われた通りに買ったよ」
「じゃあ、先に赤ちゃんをお風呂に入れちゃいましょう。仗助くんとジョセフさんはこっちでお風呂に入って着替えなさい。
二人の服は静亜とハトホルが乾かしてくれるわ」
「え?どうやって?」
「この子たちもスタンド使いなのよ」
「!」
その後、言われた通りにお風呂を済ませてきた仗助とジョセフ。
服は言われた様に乾かされていた。
「え?本当にお前らが乾かしたのか?」
「「うん!」」
「どういうことッスか?」
そう聞かれると『見せても良いの?』って顔を静亜たちに向けてくる子供2人。
「いいわよ、仗助くんになら」
その言葉にお互いを見て、ニッコリした2人は自分のスタンドを出現させる。
「『戦士の刃(ウォーリア・ブレード)』!!」
「『エチドナ』!!」
静亜の後ろには翼を持ち、緑がかった色合いのスタンド。
ハトホルの後ろにはコブラを巻き付け、下半身に鱗を纏ったスタンドが現れる。
どちらも人型である。
「この子(静亜)のスタンドは風を操るスタンドで、ハトホルのは炎を操るスタンドなの。だから2人の服も温風で乾かしたってわけ」
「へえ~・・・便利っスね」
「そう?」
「里美、赤ちゃんの入浴終わったわよ」
「あ、イシズさん。ありがとうございます」
そう言うと赤ん坊の方に向かう里美。