杜王町編・第6話 空条家の事情
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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ここは杜王グランドホテルの承太郎と里美の宿泊している部屋。
「お義母さん!どういうことですか!?」
『だって~~!!心配だったんだもん!!』
音量を下げてはいるがスピーカーにして電話をしている承太郎と里美。
相手は承太郎の実母で里美の義母にあたる空条ホリィ。
年齢としてはもう50を過ぎているのだが若々しい声とお茶目な口調は変わらずである。
『だってパパが1人で行くっていうから心配で!』
「でもアヴドゥルさんやイシズさんを護衛につけたじゃないですか」
『でもでも!身内が1人くらいいた方が良いと思って~!』
「だからって静亜を送ってくることないじゃないですか!あの子はまだ10歳ですよ!?
ハトホルも中学に入ったばかりなんですよ!お互い学校だってあるし・・・って、そうですよ!学校は?学校はどうしたんですか!!」
『それは~・・・えーっと、休学届?を出して来て~・・・』
「お義母さん!」
「このアマァ・・・(怒)」
「「「・・・・・・」」」
2人のやり取り(正確には3人)を見ている仗助、康一、億康。
そしてアヴドゥルとイシズの前で正座している静亜とハトホル。
「孫の勉強が遅れたらどうするんですか!ハトホルまで巻き込んで!!」
『待って!待って!休学届を出そうとしたのよ!でも、出してないの!』
ホリィの言葉に『?』が浮かぶ承太郎と里美、そこへ・・・。
『どうしたの?ホリィ』
『ああ!ママ~!実は今、里美ちゃんと承太郎と電話してて・・・』
『あ~ら!じゃあ私も混ぜてちょうだいっ!
ハ~イ!2人とも元気?私よ、わかるかしら?』
「スージーさん・・・」
『当たりよ!嬉しいわ!承太郎も元気?』
「ああ・・・スージー祖母ちゃん」
突然のスージーの介入に驚いている里美と承太郎。
「スージーさん、お義母さんが『休学届を出そうとしたけど結局出さなかった』って言ってるんですけど、どういうことですか?」
『ああ!そのことね!実はね、静亜とハトホルの通う学校の校舎が破損しちゃったそうなのよ~!』
「!」
「破損ッ!?何があったんですか?何か事件でも!?」
『学校が破損した』なんてよっぽどのことがあったに違いないと思った2人はさらに追及した。
『いいえ、事件ではなかったようなのよ。
学校の先生も警察も調べてくれたそうなんだけど、何にもなかったって』
「『何にもなかった』って・・・じゃあ、何で学校が破損ッ・・・つっ!」
そこで里美は1つ思い当たることがあったので追及は一旦止めた。
「それで学校の先生方は何ておっしゃってたんですか?」
『しばらく学校は休校になるって連絡がきたから、それならジョセフのこともあるし、日本も見てみたいって静亜とハトホルも言ってたし、同行してもいいんじゃないかしらって思って、アヴドゥルさんたちの一本遅い便で来日させたのよ』
「そうですか、わかりました。じゃあ学校が開校になりそうならその時にまた電話ください」
『OK!わかったわ!ジョセフのこと頼んだわよ!』
「はい、わかりました」
『承太郎!あなたもお祖父ちゃんのことお願いね!』
「ああ・・・」
電話を切った2人はクルリと向き直った。
「「「!?」」」
仗助、康一、億康はその瞬間、2人の後ろに怒っているスター・プラチナとアイス・フェアリーが見えた。
「静亜・・・」
「ビクッ!!」
「お祖母ちゃんと曾お祖母ちゃんからおおよそのことは聞いたわ・・・でも『学校が破損した』っていうのはどういうことか説明してくれないかしら?」
「えーっと・・それは・・・(汗)」
「ハトホル、あなたもよ」
「・・・・・」
イシズもハトホルを問い詰める。
「あなたたち、まさか・・・・」
「また喧嘩でスタンドを使ったんじゃあないでしょうね?」
「「!」」
2人の反応に確信が持てた各両親、まったく・・・わかりやすい我が子たちである。