杜王町編・第5話 レッド・ホット・チリ・ペッパー~音石明~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「もうすぐ着岸だな」
「ああ」
警戒して甲板に残っていた承太郎とアヴドゥルだが急にアイス・フェアリーが現れる。
『承太郎、音石が消えた!船内(そっち)に潜り込んでる!』
「何だと!?」
「倒したんじゃあなかったのか!」
『ごめんなさい、意識を失ってたみたいだったから油断したわ・・・とにかくジョースターさんの安否を確認して!』
「わかった」
――――――――――――
その頃、ジョセフのいる部屋にはスピード・ワゴン財団のスタッフが荷物を運びにやってきた。
「ジョースターさん、もうすぐ着岸です。荷物を運びに来ました」
スタッフはトランクを運ぼうと取っ手を握る。
「大変です!今、里美さんから連絡がきて『音石明はまだ生きている』そうですッ!」
そこへ別のスピード・ワゴン財団のスタッフが来た。
「え?」
「・・・・」
当然、後から入ってきたのは本物のスピード・ワゴン財団のスタッフだ。部屋の中にいるスタッフを訝しんでいる。
「だ、誰だ?お前・・・」
「え?何か言ったか?」
「言ったのは私ですッ!こいつは我々、スピード・ワゴン財団のスタッフじゃあないぞ!」
荷物を持とうとしていたスタッフが声を荒げる。
「こいつは変装していますッ!この男は初めて見ますッ!」
「な、何を言ってるんだぁ~~!?」
「本当か!野郎ッ!」
億康が後から入ってきたスタッフの胸倉を掴む。
「うわああ―――!!待ってください、私は『敵』が来ることを伝えに来たんですよ!『敵』がワザワザそんなことしますか!?」
「そ、それもそうだな・・・」
「いいえっ!指摘したのは私です!
そいつは混乱させるためにそんなことを言っているんだッ!!」
「え?え?どっちが『本体』なんだよッ!」
「「こいつです!!」」
億康はどちらを信じたらいいのかわからなくなっている、また選択する状況に陥った。
「おい・・ジョースタさん!どっちが本当のスタッフなんだぁ~~!?」
「え~?何か言ったかね?」
どうやらジョセフはあてにならないようだ。
〈へへへ・・・億康なんてチョロイもんだぜ!まだチャンスがあるッ!このジョセフ・ジョースターさえ始末できればッ!〉
すると部屋の電灯からボロボロのレッド・ホット・チリ・ペッパーが現れる。
「『レッド・ホット・チリ・ペッパー』!?」
「え?『ポッポ、ポッポ、ハトポッポ』?」
億康は迷う、どうやらボロボロのレッド・ホット・チリ・ペッパーを攻撃するという選択肢は浮かんでいないようだ。
「ど、どうすりゃあいいんだぁ~~?!」
億康が焦っていると・・・。
「本体は紫色のお兄さんだよ!」
「こっちのおじさんが本物の操縦士さんだよ!」
子供の声が聞こえた。
「!」
億康が振り向くと入り口に子供が2人立っていた。
「ほ、ホントか!?」
「うん!その紫のロングヘア―のお兄さんが偽物だよ!」
「うおっしゃああぁぁ!!」
億康が向かっていく。
「ちっ・・このおぉぉ――!!!ぶげっ!!」
偽物とバレた音石はレッド・ホット・チリ・ペッパーでジョセフを殺そうとしたがふっ飛ばされた。
さらに億康の拳を顔面に食らい、本当に戦闘不能になった。