杜王町編・第5話 レッド・ホット・チリ・ペッパー~音石明~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「俺は・・・・反省すると『強い』ぜ」
バチバチバチ・・・
「仗助くんッ!右後ろだ!」
「!」
『どらあ!』
攻撃するがレッド・ホット・チリ・ペッパーの方が一瞬速い。
「うぐっ!」
『フフフ・・・』
「このっ・・・でああ――ッ!」
シュンッ
「今度は後ろだ!」
「!」
シュンッ、シュンシュンッ・・・
康一が教えてくれるもスピードが速すぎて攻撃もできないし、目でも追いつかない。
その間も、殴られ、蹴られ、足を払われたりとやりたい放題にされる仗助とクレイジー・ダイヤモンド。
「紙一重の差でかわされているッ!
地下電線の中に逃げられてしまうんだ、そして電線内のこいつは光速に等しい!」
「そうだね、私のスタンドは広範囲だけどスピード勝負は向かないからね」
「やっぱり承太郎さんだけだ!奴と互角にやりあえるのはッ・・・」
「だが、その承太郎はここにはいねえ!
言っとくがな、アスファルトを掘り起こして地下電線を切断するヒマはねーぞ・・・東方仗助。
もちろん、お前らもだ!広瀬康一、空条里美、そんなヒマは俺が与えない。
しかもよぉ、仗助・・・デカく穴を開けりゃあ開けるだけ・・・俺のスタンドが出てくる場所が大きくなるだけだぜ~~~ッ!」
「ヒイィィィィ・・・!マンガで見る忍者の分身のように何体にも見える!!
ハイレベルのもぐら叩きっていうか、速すぎて、どこから出てくるのかわからないよぉ~~~~ッ!!」
「くっそ――――!」
『ヒヒヒヒッ!!山カンに頼るっつーのは止めろよなッ!』
仗助がやられて続けていく。
「あと2分もあるのか・・・でも、そろそろトドメといこうか。あと2人残っているしよ」
時計を眺めながらこっちを見てくる音石。
「うああああ――――っ!どうしよう、里美さん!!」
「康一くん、私は仗助くんの所に行くから、君はここで次に『チリ・ペッパー』が出たら場所を伝えて」
「へ?何言ってるんですか?」
「あっちに行ったら私も近すぎて見えなくなるから教えてって言ってるの」
すると歩き出す里美。
「む、無理ですよ!出たと思ったら引っ込んでるですよッ!」
「康一くん、よく『見なさい』、仗助くんのスタンドの能力を思い出して」
「!」
「仗助くん!次で勝負よ!」
「わかってるっスよ!里美さんっ!」
駆け寄ってくる里美に支えられて立ち上がる仗助。
「仗助くんのスタンドの能力・・・・『よく見ること』だって・・・・」
そこで康一は目の前の景色をもう一度慎重に見る。
「!」
ようやく里美の言っていることがわかった、確かに『よく見なければ』ならなかった!
〈グニョグニョだァ~~、コールタールの油膜が穴に貼っているッ!
わかったぞ、地面を殴っているとき、アスファルトを原料別のところまでなおしたんだッ!つまり・・・〉
「『次で勝負』だと?ああ、そうだな―――っ、てめーらは次で『おわり』だあァァァ!!」
プクッ・・・
「左後ろの油膜が膨らんだ―――ッ!」
『どらららららぁ――――っ』
「『氷の狙撃(アイス・ショット)!』」
「ブギャアアアア――――ッ!」
クレイジー・ダイヤモンドとアイス・フェアリーの攻撃は見事にレッド・ホット・チリ・ペッパーに当たった。