杜王町編・第5話 レッド・ホット・チリ・ペッパー~音石明~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ま、まさか・・・てめーが『チリ・ペッパー』の本体か・・・」
「うわあああ!本体が自分から出てくるなんてッ!」
「名前は音石明、19歳!
まっ!このギターは気にしないでくれ・・・将来の夢は・・・ジミ・ヘンとかジェフ・ベックとかいったよウルトラスーパー・ギターリストになって激しく熱く生きることなんでよぉ~~~~ッ!
肌身離さず持つことにしてんのよ・・・近い将来、世界中のやつらを俺のギターで・・・・」
ギュイイイイイイイイン!!
「ノックアウトしてみせるぜェ~~・・・OH YEAH~~~」
うっとりとすっかりライブハウスで一曲披露した気分の音石。
しかしデスメタル系が苦手の里美は耳を塞いで迷惑そうである。
「うるさ・・・ってか学生ってとこは当たってたわけね。
ミュージシャンになりたいなら音楽関係の学校でも行きゃあいいのに・・・」
「そんなこと言ってる場合じゃあないですよ!!里美さんッ!」
冷静に言ってる里美の袖を掴む康一。
「本体が目の前に来たんですよ!!本体がッ!
普通じゃあ有り得ないことですよぉッ、本体がやられたらスタンドはお終いなんですよッ、引きづり出されたのならまだしもこいつは!!自ら僕らの前に現れた!
つまり・・・僕たちを完全に殺せるという確固たる自信があるってことじゃあないですかぁ!!」
エレキギターで『イエース』と奏でる音石。
「お前のクレイジー・ダイヤモンドに対してはこの『小指』だけしか使わん・・・この小指1本でお前の腕をふっ飛ばすと予告しよう!」
「なめられたもんね・・・ちなみに私はどうするのかな?」
「お前は俺の尻尾で相手してやるよ、スピードやパワーは俺の方が上だからな。
体中痛めつけて、きれいな肌を真っ赤にしてやるよ」
「へえ~~~」
そう言うと里美は康一の肩を後ろに押す。
「康一くん、少し下がっていてくれるかな?危ないから」
「え・・・あ、はい」
「できれば仗助くん、君も少し下がっててくれないかな・・・とばっちり食うからさ」
「え・・・」
「何だい何だい?遺言か?手短にしてくれよぉ?時間がないんだからな」
「遺言なんかないよ」
「そうかよ!じゃあちゃっちゃと終わらせてやるぜ!!」
そう言って襲いかかろうとしたレッド・ホット・チリ・ペッパーだが・・・。
「ちょっと待った!」
ストップをかけたことに一瞬怯む音石とレッド・ホット・チリ・ペッパー。
「君がルールを決めるならこっちにもルールを決めさせてもらう」
「ルールだとぉ~~~!ナマ言ってんじゃあねーぞ!このアマ!!」
音石がギターのピックを投げてくるが難なく避ける里美。
「女が対等に申し出てくるんじゃあねーぜ!おめーもだがそこの仗助のガキにゃあルールなんざ必要・・・・」
ベキンッ・・・!
音石が言いかけた時、急に左小指に痛みが奔った。
見てみると左小指が骨折している。
さらに・・・・。
ザックリ!
『ギニャアアアァ!?』
レッド・ホット・チリ・ペッパーの尻尾や太腿が裂けたことによって音石の太腿や背中が服が裂けて血が噴き出す。
「あああっぎゃああああああ!!何しやがんだッ、このアマ!!!」
音石は痛さに飛び上がる。