杜王町編・第5話 レッド・ホット・チリ・ペッパー~音石明~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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『バイバイだ!承太郎!里美!仗助!
そして港に来る・・・たしかジョセフ・ジョースターだったか?
その老いぼれもこいつら虹村兄弟と同じ目にあってもらうぜッ!俺の勝利だッ!』
「うおおおおおお~~~ッ!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーは億康の電線の中に引きずり込んで逃走した。
「ああ~~~ッ、億康くんがぁ――――ッ!引きずり込まれたッ!」
康一は引きずり込まれた電線を目の前に泣き崩れる。
しかし、他の3人は・・・。
「やれやれだ、あそこまで追いつめられて切り抜けるとはな」
「しぶといというか、なんというか・・・」
「かなりやばいっスね、遠隔操作が出来て・・・しかものパワーじゃ電力会社全てを利用出来る、無限大ってーことですよ」
「何を!?何を言ってるんだ、あんたたちッ!」
到って冷静な3人に驚き、怒り、怒鳴ってしまう康一。
「億康くんが・・・殺されたっていうのに敵の能力の分析なんて、何考えてんだよ!!」
「そうだったな、先に億康の心配をするか。不幸中の幸いってやつだ、億康には強運がついているようだな」
「そうね、『体の一部が残っている』ならまだ助けられる」
「え・・・・?」
『助けられる』という言葉にポカーンとなる康一。
「仗助くん」
「はいっス!『クレイジー・ダイヤモンド』!!」
クレイジー・ダイヤモンドが億康の切断された腕を掴む。
「康一くん、よく見て」
「え・・・」
「仗助くんが切断された億康くんの右手を治すということは・・・・」
「!」
『破壊されたものを治す』という能力により電線に引き込まれた億康の体が戻ってきて、右手とくっついた。
「やったあ~~~いッ!!億康くんが戻ったあ―――っ!」
「ハア、ハア・・・」
「大丈夫?億康くん」
「・・・はい・・」
億康は項垂れていた、完全に自分は敗北したのだ。判断を誤ったがために自分は敵討ちもできることなく死ぬところだった。
「くっそお~~~・・・俺は、あの野郎に・・完全に負けた・・・チクショ――――ッ・・・」
「敵討ちとか勝ち負けとかじゃあなくジョセフ・ジョースターさんを守ることを考えるんだよ、億康くん・・・それが『レッド・ホット・チリ・ペッパー』を倒すことにもつながるんだ。
君はそれをしなくちゃあいけないよ!みんなのためにさ・・・僕らが住んでいるこの街のためにも・・・」
「さて、億康くんも助かったことだし・・・行きましょうか」
「そーっスね、でも承太郎さん、里美さん、俺甘く見てたっスよ」
「とにかく『チリ・ペッパー』よりも先にジジイの船に着かなくてはならない、港に急ぐぞ」
「ちょ、ちょっとちょっと!!3人ともクールすぎやしない!?億康くんがショックを受けているっていうのに~~~ッ!!」
そそくさと行ってしまう3人を慌てて追う2人だった。