杜王町編・第5話 レッド・ホット・チリ・ペッパー~音石明~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「こいつ・・・・トドメ、刺されてえのかよッ!死にてえのか!?」
『どうするかは、おめーに・・・任せるよ・・・』
「????」
さて、どうする?
決断が迫られる、可能性としてはどちらともあり得るからだ。
「億康くん!奴の挑発に乗ってはダメ!!そこで待ってなさい!!」
「里美の言う通りだ!そのままでいろッ!億康!」
尚、里美や承太郎が静止する。
『フフフフ・・・フフフフ・・・』
余裕で見据えてくるレッド・ホット・チリ・ペッパー。
「つっ・・・・ウオオオオオオウダラァ――――ッ!もうどっちか考えるのは面倒くせえぇぇッ!チクショォォ――――ッ!」
「億康くんッ!冷静になりなさい!!」
「俺を止めるな、里美さんッ!
こいつは俺の兄貴を殺したッ!俺がケリをつけてやるッ!真実はそれひとつだッ!
俺の『心の中』のよぉ~~~~っ!!
くたばりやがれ――――ッ、ダボがァ――――ッ」
制止を振り切って攻撃してしまう億康。
ザ・ハンドがレッド・ホット・チリ・ペッパーの体を抉り、下半身が無くなっている。
「ひえええッ!」
「グレート・・・これで弓と矢を探すのが面倒くさくなった、しかしカタはついたのは確かだがよぉ・・・」
「いいえ、そうでもない」
「「え?」」
「むしろ、億康くんが圧倒的に不利になった」
バチバチッ・・・
「!?」
億康が自分の攻撃した箇所をよく見てみる、そこには地下に張り巡らされた太い電気のケーブルがある。
「地下電線のケーブルが・・・・まさか、野郎ッ!これを俺に掘らせるためにッ!!」
『フフフフッ・・・その通りだ、おかげで・・・甦ったぜッ!』
ピカ――――ッ!!!バチバチッ!!
地下電線の電力を得てエネルギーを補給したレッド・ホット・チリ・ペッパーが再び輝き始める。
『俺は本当に弱っちっまっていたのだよ・・・ボケが!
バイクのバッテリーはたったの12ボルトしかねえからなあ~~、危ねえ!危ねえ!
億康、もしお前がお利口さんで里美や承太郎の制止を受け入れていれば、俺はバッテリー切れで消滅していたのによぉ~~』
「なっ!?」
『この町の電線がどこを通って走っているかは全て知っている。
逃げるのはこの地下ケーブルからだと思っていたが、しかしバイクとの距離が遠い、とても地下ケーブルを掘り起こす力はない、だからお前を利用したのだよぉ、わかったかァ~~~?億康!』
「くっ~~~~!!野郎ォォォォ――――ッ!」
頭に来た億康はザ・ハンドで攻撃するが・・・。
「!」
あっさりかわされ、後ろに回り込まれた。
「こいつっ!さっきより動きが速いッ!」
『今は町中の電気が俺の味方なんだよぉ!!』
「オワアァァァ!!」
ザ・ハンドの右手がレッド・ホット・チリ・ペッパーに切断された。
「ウアアアァァァァッ!!」
「億康く―――んッ!!」
「「「!」」」
「うぐっ!」
『お前の兄の形兆はお前のことを足手まといと言っていたな。
その通りだ、精神が未熟なんだよ、お前は・・・あの兄貴を精神的に上回らなきゃあ敵討ちなんて最初から無理なんだよッ!!アハハハハッ!!』
億康の首を掴みながら嘲笑するレッド・ホット・チリ・ペッパー。