杜王町編・第5話 レッド・ホット・チリ・ペッパー~音石明~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「ンまーい!」
「本当に・・・よく食べるね」
「・・・・」
承太郎と里美は仗助と億康の紹介でトニオの経営するイタリアンレストラン『トラサルディー』に来ていた。
「ここの料理は美味いんっスよォ~~~!!もう何回でも来れるし、来たくなるぜェ~~!」
「確かにこのレストランの料理の味は美味しい、日本で本格的なイタリアンを食べれるのは嬉しいよ」
「マダム、喜んでいただけようでなによりデス!」
「トニオさん!」
「仗助さん、億康さん、新しいお客様を連れてきていただいてありがとうございマス」
「いいんっスよ~~、トニオさんには美味しい料理を食わせてもらってるんスからッ!」
料理を食べながらトニオに話しかける億康。
「康一くんも遠慮しないでね」
「あ、はい!」
康一もケーキを食べている。
「この町にいる間、外食するのにいいところを紹介してもらえたね、承太郎」
「ああ、店主がスタンド使いだっていうのを聞いた時は少々警戒したが・・・これだけ美味い料理を作れるなら文句はねえな」
「ありがとうございマス、承太郎さん」
「しかし両手を見ただけで体の不調がわかっちゃうなんて・・・ビックリですよね」
「そうね、私も・・・ちょっと恥ずかしかった///」
「そうだな・・・『肌のハリと艶』のことやら『ウエストのことを気にしている』と言われたからな」
「承太郎!!////」
「里美さん、全然太っているように見えないから僕は気にならなかったですよ」
「子育て経験をした母親なら誰だって自分の体形を気にするよ?
子供って好き嫌いするから食べ残しとか一緒におやつとか食べちゃうときあるの、だからすぐ太っちゃうんだよね・・・」
遠い目をしている里美。
「ええッ!承太郎さんと里美さんって子供いるんですか!?」
「そりゃあいるわよ、結婚して10年だもん」
「まあ、聞かれなかったから言ってなかったしな」
「フフフフ、いいデスネ!子供は可愛いデス!私も子供は大好きデス、ぜひお会いしたいデスネ!」
「ええ、トニオさんの料理はうちの子供も好きになると思う、機会があったら連れてくるね」
「はい、ぜひ!」
「ところでトニオさん、ちょっとこの子たちと話があるから今日のラストオーダーとして全員分のお茶と軽いお菓子をお願いできるかな?」
「はい、かしこまりマシタ、失礼シマス」
トニオは5人分のお菓子を作るため厨房へ去って行った。
「さて、じゃあ・・・話に入るね。
実は、私と仗助くん、康一くんが億康くんたちに会って弓と矢を奪われたあの日、承太郎のところに妙な電話が来たの」
「妙な電話ですか?」
~回想~
それは形兆の死体が発見され、里美がスピード・ワゴン財団に連絡を取っているときにやってきた。
『空条承太郎さんですか?』
「聞きなれない声だな、誰だ?そういうあんたは?」
『誰でもいいさ・・・空条承太郎、あんた奥さんを連れて、この杜王町からよ・・・出てってくださいよ』
「・・・・・」
承太郎は窓から周囲に人影がないかどうかを窺う。
「何者かわからないヤツからいきなり理由もなく出て行けと言われてもな・・・・あんたが俺だったら素直に出て行くかい?」
『弓と矢を持っている者ですよ』
「!!」
『虹村形兆の弓と矢をいただたのは俺です、あんたを殺してもいいんですが・・・なんでも承太郎さん、あんた時間を1秒か2秒ほど止められるらしいですねェ?
しかもタフで正確な動きもするっていうし・・・ちょいと手強いかなと思いまして。
それに奥さんの里美さんとも合わせて『最強の攻撃力と防御力を誇る』っていわれてるそうじゃあないですか・・・その2人を相手にするのは俺も少し厳しくてねェ・・・電話でとりあえず警告することにしました」
「俺たちのことを知っているという事はお前もスタンド使いか・・・・弓と矢で何をするつもりだ?」
『別にあんたらにゃあ迷惑はかけませんよ、東方仗助ってやつも邪魔さえしなければこっちから何もしやしません。
俺はせっかく・・・『スタンド能力』つーもんを身につけたんだ、ちょっと面白おかしく生きていきたいだけです。
受験だ、就職だって煩わしい人生はまっぴらなもんでね』
「お前、学生か?」
確信をついたのか電話の主が声を荒げた。