第8話 悪魔~デビル~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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昔々、スマトラという国の王子が新しい領土を求めて航海に出た時、白い鬣の獅子・シンガの住む島を見つけた。
王子はその島を【シンガプーラ】と名付けた。
世界中の船やタンカーがいきかう海峡の国・・・自由貿易によって西洋と東洋がとけ込む多民族国家・・・・【シンガポール】
JOJOたちはようやくたどり着いた。
ピー!ピッピ―!!
「こら!貴様!お前、お前だよ!!」
すると警笛と一緒に警官が走り寄ってきた。
どうやらポルナレフに対して怒っているようだ。
「貴様!ゴミを捨てたな!罰金で500Sドル(日本円で40000円)を課する!!我がシンガポールではゴミを捨てると罰金を課す法律があるのだッ!わかったかね!!」
「あ?ゴミ・・なんのことだ?」
警官の指の先を見てみると・・・。
「プッ・・・」
思わず吹き出してしまうアヴドゥル。
「それ・・・ポルナレフの荷物・・・」
「え!?」
ジュナの言葉に汗を流す警官。
「・・・俺には」
警官に詰め寄るポルナレフ。
「自分の荷物の他には・・・なぁーんにも見えねーけど?ゴミってどれか教えてもらえませんかね!
『どこに』ゴミが落ちてんのよォ!あんた!」
「こ、これ・・・あんたの荷物!?し、失礼しましたあぁぁ!!」
脱兎のごとく走り去る警官。
「ったく」
「「「「「「ハハハハハ!!」」」」」」
「キャハハハハハ!!」
面白くて承太郎たちが笑っていると近くで見ていたアンも一緒になって笑っている。
「ム!」
「!」
ポルナレフが気づくとすぐに笑うのを止めてしまった。
「なんだ?あのガキ、まだくっついてくるぜ」
「うーむ。おい、君!親父さんに会いに行くんじゃあないのか?」
「俺たちにくっついてないで早く行けばぁ」
「ふん、5日後におち合う予定なんだよ。どこを歩こうがあたいの勝手だろ。てめーらのさしずは受けねぇよ!!」
「どうしますか?アンちゃん、私たちと一緒にいたら危ないですし」
「そうだな、これ以上巻き込むわけにはいかんしな」
「しかし彼女、お金がないんじゃあないのかな」
「しょうがないホテル代を面倒みてやるか、ポルナレフ、彼女のプライドを傷つけんように連れてきてくれ」
「あいよ」
全員一致でホテルまではということになった、ところが・・・。
「おい、貧乏なんだろ?恵んでやるからついて来な!」
「「「「・・・・・」」」」
「ポルナレフ・・・」
「その誘い方はないと思う」
呆れた顔で見ている一同だった。
――――――――
さて場所は変わり、ホテルのロビー。
今は観光シーズンのため近くの部屋が取れないとのことだった。
「やむを得んな、ではまずワシとアヴドゥルで1部屋」
「じゃあ僕と承太郎で1部屋、学生は学生同士ということで」
「じゃあ残るは・・・」
「私とジュナ、アンちゃんで1部屋でお願いします」
「そうじゃな、子供とはいえレディーだからな。君、部屋を4つ頼む」
「俺も1人部屋なら気兼ねなく寛げるぜ、今までちゃんと休むことが出来なかったからな。早く部屋に行ってシャワーでも浴びたいぜ」
キーをフロントでもらい、各々の部屋に向かった。