杜王町編・第4話 『サーフィス』~間田敏和~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「承太郎さーんッ!里美さーんッ!」
「来たみたいね」
「・・・・」
2人の姿が見えたのでベンチから腰を上げる承太郎たち。
「や・・やったあ~~~ッ!!間に合ったよ~~!!」
息切れしながら喜んでいる康一。
「よう・・・何かあったのか?」
「やけに息切れしてるけど・・・大丈夫?」
「どうもこうもないですよッ!よかった・・・無事で!
承太郎さんたちを電話で呼び出したのは仗助くんじゃあなくて仗助くんの偽物なんですッ!」
ハアーハアー言いながら説明する康一。
「偽物・・?」
「あの電話の仗助くんがってことだよね?ということは新たなスタンド使いていうのはコピー能力があるってこと?」
「そォーっス、本体の名前は間田敏和、スタンドは『うわっ面(サーフィス)』。
普段は木の操り人形みたいな形をしているが触った相手の姿をコピーして操ることができるッ!
声も指紋までもコピーできるんっスよ!」
「指紋までお前をコピーできるスタンドだと?」
「ええ、本当に見分けがつかねーんスから、そいつが俺たちより先にここに来ていたら承太郎さんたち、ただじゃあいられなかったっスよー」
「でもよかったー!これで2人はもう安心だね!」
「そいでコピーとの見分け方なんスけど、そいつ右手がないから簡単っスよ。
俺がやつの右手をふっ飛ばしておいたんで、そこで見分けてください」
そう言うと仗助は承太郎の胸ポケットからボールペンを取り出した。
仗助自身もビックリするくらい自然に抜き取ったのだ。
〈俺、何でボールペンなんか持ってるんだ?
何で俺が・・・承太郎さんのコートのポケットからこのボールペンを取り出したんだ?〉
すると仗助の右手は勝手に動く。
「!?」
仗助は後ろの建物の窓を見た。
「ニヤッ」
〈な、なにィ~~!ガラスの向こう側に~~~!〉
ガラスの向こう側にサーフィスがいる。
鏡でいうなら逆の動き、左手を動かせば右手が動く状況になっているのだ。
カチッ・・・
「!」
ボールペンの芯が出される。
〈東方仗助・・・俺にいっぱいくわせたのは褒めてやるぜ、だがな・・・俺がこうするとは思っていなかっただろうなあ。
知能が回らなかったろう~~~っ!?
俺はしつこくて諦めの悪い性格なんだ、しかもてめーが持っているペンを承太郎の脳髄に突き立てて即死させることにしたぜ・・・。
おめーにはクレイジー・ダイヤモンドがあるから半殺しじゃあ承太郎を治しちまうからなあ~~~、その後で里美も同じようにペンでぶっ刺して殺してやる!
そうしなくてはならねえ!これはおめーがでしゃばったせいなんだぜーッ!
俺は承太郎と里美を半殺しにしてこの町から追い出すつもりだった、それだけでよかったんだ。
こうなったのはお前のせいだ!承太郎と里美を殺すのはおめーだからな、東方仗助ェェ~~~ッ!〉
サーフィスの動きに合わせてボールペンを持った腕が承太郎の頭に振り上げられる。
「今だあ~~~振り下ろさせろ――――ッ!『うわっ面(サーフィス)』!!」
バゴォ!!
「ホガァ――――ッ!?」
「お?」
「どうかしたか?仗助」
後ろで声を上げた仗助に振り向く3人。
「え、ああ・・・どうやらあいつらが間田を見つけてくれたようだなと」
「あいつら?」
仗助が来る途中に間田とサーフィスに襲われた2人組のこと、治療してからやつらが通るであろうルートなどを説明して見つけたら痛めつけてやれといった経緯を話した。