杜王町編・第4話 『サーフィス』~間田敏和~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「え?」
突然のことでバイクの男は付いていけない。
「『うわっ面(サーフィス)』、そいつをおさえろ・・・そいつは俺が直接ヤキを入れる」
「ほげえっ――――ッ!」
サーフィスに抑えられた男に間田が肘鉄をくらわせる。
「何か言ってんのはよ・・・その口か?」
すると間田は制服のポケットからカッターを取り出した。しかも長めに刃を出したかと思えば男の口に突っ込んだ。
「その口・・・二度とよォ~~~、きけなくしてやるよお~~~ッ」
「なんだ!?お前らはあああ~~やめよおおおお!!」
男が何とか喚いているとガラスの破片が飛んできた。
「何ッ!?」
見ると反対車線に仗助と康一がいる。
「ひっ!東方仗助ッ!
何故、奴が無事なんだ!康一は仗助の肘鉄で動けなくなって、仗助はサーフィスが操って目を抉られているはずッ!」
自分がここに来る前に仕留めたはずの2人の登場に驚くが大したことじゃないと思い直す間田。
「操れ!『うわっ面(サーフィス)』!」
ガラスの破片を受けとめたサーフィスに命令する間田。
「どうかな・・・?」
「あっ!ガラスの破片が!!」
「そのコピー野郎が受けとめたガラスの破片はよお、元々は瓶だったんだ。
それにおめーにブチ当てるために投げたんじゃあねーぜ!元に戻すために投げたんだぜ」
受けとめたガラス片がサーフィスの右手ごと瓶に戻ってしまう。
「お、俺の右手がッ・・・木に戻っちまったァ――――ッ!
もう右手に戻らねーッ、やべえーっスよッ!間田さん!」
慌てる2人を余所に本物の仗助と康一は隠れてしまった。
「くっそ――――ッ!
落ち着けッ!『うわっ面(サーフィス)』・・・ポケットに手を入れて誤魔化せ、バレやしねーっ!
問題はよぉ~~、もうそろそろ、空条承太郎と##NAME1##が駅に到着する時間だってこった。
仗助たちが無事だったことにはたまげたが、今・・・本物の仗助を倒すことは諦めよう。第一優先は俺の『うわっ面(サーフィス)』が承太郎と##NAME1##に会うことだ、本物の仗助に邪魔されずになあ~~~っ。
負けてたまるか・・・仗助みてーにムカつく野郎に負けてたまるかよォ~~~」
丁度その頃だ、タクシーで承太郎と里美が杜王駅に到着した。
「仗助はまだ到着してねえようだな」
「そうね、じゃあそこのベンチで待ちましょう」
2人は駅前広場のベンチで待つことにした。
――――――――――――
そして本物の仗助はというと・・・。
「あいつ・・・仗助くんの姿を使ってやりたい放題だよーッ」
「ああ、やりたい放題だよなあ~~、間田・・・どお~~してくれっかなあ~~っ」
「仗助くん、何落ち着いているんだよ!早く追わなきゃ!あいつらより先に承太郎さんたちの所に行かなくっちゃあならないんだよッ!
やつらが行ったこの道が駅まで行く最短ルートなんだよ!踏切を超えたら、もうやつらは駅前の広場についてしまう!!」
「そうだ、確かにおめーの言う通りなんだよな~~~」
「だったら!早く走って追いかけようよ!」
「だからよお~~」
仗助は康一の肩を掴んだ。
「お前がいるじゃあねーかよー、康一。お前がよ~~」
「・・・・・?」
康一には何のことかさっぱりである。
――――――――――――
「追ってくるか?」
「いや、見えねーっスよお~~~、もしチラリとでも見えたらよお~~~、すかさず操ってやりますから安心してくださいよッ!間田さん――――ッ!」
「ああッ!やつらが絶対追い抜くことはないぜ~~~ッ!」
走っていると少し先で『カンカン』と踏切の列車を知らせる音が聞こえる。
「間田さん!電車が通りまっせ~~」
「チイ、駅の傍は開かずの踏切だ、1~2分は待つぜ~~~、仕方がねえ、陸橋を超えて駅ビルを行った方が早えーってことだな」
2人は進路変更をして走っていく。
しかし陸橋を渡っているときに妙なことに気が付いた。
『カンカンカンカン』と遮断機が下りる音がしているのにいっこうに電車くる気配がない、それどころか人も車も止まらない。
そしてある姿が踏切を渡っていく。
「仗助ッ!康一ッ!」
そう遮断警報が鳴っているにも関わらずに仗助と康一が踏切を走り抜けて行ったのだ。