杜王町編・第4話 『サーフィス』~間田敏和~
名前変換
この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
一方、本物の仗助と康一は間田とサーフィスを探していた。
承太郎に知らせようとホテルに電話をかけたが間田(正確には仗助に化けたサーフィス)に呼び出され、繋がらなかった。
「あら!仗助くん!?」
「あれ~~~?」
「どうしてまた学校から出てくるの?」
「今帰ったと思ったのに」
校門前のの女子の言葉に仗助は詰め寄る。
「どっちに行った?」
「え?」
「『俺』だよ『俺』!、早く教えろ!さっきお前らが見た『俺』はどっちに行った!」
方向を聞き出した仗助たちは急ぐ。
「奴ら、駅の方に向かっているぜーっ」
「まずいよっ!サーフィスは仗助くんの声をコピーしているッ!口調も!
承太郎さんは何の違和感もなく呼び出された!」
「ああ、かなりやばいぜ!おそらく里美さんも一緒だ、出会う前に追いついてなんとかしなくっちゃあ~~な!
どうすりゃあいいか、わからねーがよ!とにかく追いつくことだぜ!」
――――――――――――
その頃、間田とサーフィスは・・・。
「さよなら、仗助くん♡」
「仗助くーん♡」
「また明日ね♡仗助くん」
「バイバイ、仗助くん♡」
仗助のコピーとはいえ同じ学校の女子はこちらに気づく度に仗助に声をかけてくる。
「何でてめーだけみんなに『さよなら』って言ってもらえんだよ・・・俺なんか・・一度も女の子に『さよなら』なんて言ってもらったこたぁーねーのによー・・・。
ケッ!こんな学校、ブスしかいねーけどな・・・」
間田はイライラしていた、さらに・・・。
「仗助くん・・・あ、あの・・これ読んで!」
ラブレターまで渡してくる女子もいる。
「そ・・それじゃあ!」
「~~~~~~っ!」
女子が去った後、ラブレターを引ったくる間田。
「てめー、何受け取ってんだ!破け!こんなもんッ、クキィ――――ッ!」
ラブレターを破って詰め寄る。
「チクしょお~~、てめーと俺はどこが違うってんだよお~~~、ええ?何がいったい違うってんだよッ!」
「ンなこたあ~~、どうでもいいだろーがよぉ~~~、オメー、チンタラやってる場合じゃあないっショオ~~~」
「てっ、てめーッ!何だ、その口の利き方は!?」
「口の利き方ってよお~~、『俺(仗助)』はこーゆーんだろーがよおー」
確かに仗助をコピーしているのだからこういう言い方になってしまうのは仕方がない。
しかし聞いている方はムカムカしてしょうがないスタンドだと分かっていてもついに間田は殴ってしまう。
しかし自分の手を痛めただけで終わった。
「大丈夫っスかァ~~~?バカっスねェ~~~、俺は『木』なんっスよ、擦りむいたのかよ」
「うるせえッ!少し離れてろッ!」
間田は足で押しやった。
〈くっそお~~、ムカついてきた・・・こんな野郎は大嫌いだ・・・。
自分のスタンドだがいつもこうだ、この間も好き放題やろうと思って片思いしていた
順子をコピーした時も気にくわねー態度ばっかり取りやがって!頭にきすぎて何もできなかった・・・この世に性格の良い奴はいねーのか、くそォ~~~っ〉
こいつの考えている『性格のいい人間』とはどんな人種なのだろうか・・・自分のことを棚に上げてよく言う奴である。
〈こんな仗助なんぞ、承太郎と里美を仕留め終わった後で粉々にブチのめしてやる!クキィ―、それも楽しみだぜ!〉
フラフラ歩いている間田は近くに止めてあったバイクに手をついた。
「ううッ!おい!俺のピカピカに磨いた大切な愛車に!!あの野郎・・・何してくれてんだッ、何かついけていきやがったぞ!チョコレートかあ~~?」
「いや、これ・・・チョコじゃねえ、血じゃねーか?ちタね――――っ!」
どうやら擦りむいた方の手で触ってしまったようだ。
「本当だ・・・マジかよ~~~っ!
くそっ、フザけやがって、ボゲがッ!ブッ殺してやるか!」
「おい、声がでけーぜ・・・聞こえるぜ。
悪気があってやったんじゃあねーんだろーからよ」
「聞こえるゥ~~~!?そのつもりで言ってんだよッ!構うもんかよ、フラフラ歩きやがって!
死にそうなコオロギのようなやつじゃあねーかよ」
相方の例えに思わず吹き出し『グ―ッ(GOOD)』だと乗っかる。
その声は当然、間田にも聞こえている。
バゴンッ!
サーフィスのチョップが賛同した男の脳天に叩き込まれた。