杜王町編・第3話 『ザ・ハンド』と『バッド・カンパニー』~虹村兄弟~
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この小説の夢小説設定ジョジョの奇妙な冒険連載夢小説です、第3部からのスタートです。
詳しくは『設定・注意書き』をお読みください。
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「殴りたい気持ちは分かるんだけど!!私に対しての怒りはないのか!!」
「・・・・少しはあるな」
「でしょ?私も同じ、今、承太郎に対して怒ってるの!
しかも私が言うまで承太郎、言わなかったからそれも怒ってる。
お父さんを亡くした朋子さんには気の毒だと思うけど接触するのは良くなかったと思うよ、仗助くんも言ってたし・・・。
おまけに服に朋子さんの匂い残ってたし・・・」
そこでじーっとこちらを見てる承太郎に気づく。
「な、何?」
「おめー、ヤキモチ妬いてんのか?」
「!?」
「お前が言ったように夫婦やって10年だ、俺もお前のことは分かっているつもりだからな」
鼻で軽く笑う承太郎に何も言えない里美。
「悪かった、母親に接触したのは確かに軽率だったかもな。だが、アンジェロのことを考えるとあの時は家に直接行った方がいいと思ってな。
時間的に仗助も帰っているだろうと考えてタイミングをうかがって向かったんだが・・・やれやれ、うまくいかないもんだな」
「いいよ、私も大人気なかった・・・」
そういう里美の頭をポンポン撫でる承太郎。
「気は済んだか?」
「一応」
「なら次の話をするぜ、弓と矢のことだ」
承太郎はスピード・ワゴン財団から渡された資料を取り出す。
「10年前、スピードワゴン財団の調査員がエジプトで入手した『魔女・エンヤ婆』の資料・・・このエンヤ婆が手にしているのは、まさしく『弓と矢』だ。
アンジェロの話から推測するに、この『弓と矢』がDIOからスタンドの能力を引き出したのだ。間違いなく、あの『世界(ザ・ワールド)』を・・・」
10年前に闘ったDIOとやつのスタンドの『世界(ザ・ワールド)』は今でも2人の記憶に鮮明に残っている。
「エンヤ婆がどうやって『弓と矢』をてに入れたか、ルーツは不明だが・・・問題はエンヤ婆の死後、虹村形兆がどうやってこの『弓と矢』を手に入れたか、そしてその形兆の死後、奪ったヤツがどういう経緯でスタンド使いを増やしているのかということだ。
しかも何故、この日本の杜王町で・・・。
何にせよ・・・早いとこ、この『弓と矢』は破壊しなくてはならない、DIO以上に悪党で『世界(ザ・ワールド)』以上のスタンド能力を持つ者が現れねぇようになッ!」
「そうだね、あの『レッド・ホット・チリ・ペッパー』と名乗ったスタンドの本体を早く探し出さないと・・・もう既に形兆くんが生み出した人だけでなく新しいスタンド使いが現れているかもしれない」
続く